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ご褒美





とても気分のいい朝だ。

俺の上ではフクシアが、絶対に離さないとばかりに強く抱きつきながら寝ている。


昨晩、俺とフクシアは致したあと、体力が尽きそのまま寝てしまったのでお互い全裸だ。

つまりどういうことかというと。


フクシアのささやかな2つの膨らみがあたる感触が、俺の腹部にダイレクトに伝わってくる。

理性をしっかりとたもっていないとフクシアの太ももに挟まれた、俺の下半身の聖剣がビックになってしまいそうだ。

その瞬間狙ったようなタイミングで未だ睡眠中のフクシアが太ももを動かした。


それは、衣服という鞘を失っている俺の聖剣を目覚めさせるには充分な刺激だった。

早くなんとかしなければ。

また俺の理性が飛んでしまう。

でもフクシアをまだ起こしたくない、この状況をもう少し満喫していたいと思ってしまう俺がいた。


そんなことを考えながらフクシアの寝顔を見ていると、しばらくしてフクシアの体がピクリと動いた。


「……おはよ。」


ついにフクシアが起きてしまったようだ。

フクシアが起き上がろうとして足を動かす。

すると、太ももにあたるその感触に気づいてしまったようだ。

そう、先程までフクシアの柔らかな太ももにつつまれ、ビックになった聖剣に。


「……大きくなってる……昨日あんなにしたのに。」


「ついフクシアが可愛い過ぎてね。

元気になっちゃった。」


「……する?……私もしたくなってきちゃった」


フクシアは再び俺に抱きつき2つの柔らかな小山を押し付け、貪るようにキスをしてきた。

お互いに舌を絡ませあい、俺の聖剣はさらにその存在感を増していく。

フクシアの柔らかな体を強く抱きしめ、俺は聖剣の暴走に身を委ねた。


朝食の時間には終わらせるつもりだったがフクシアが可愛い過ぎてついヒートアップしてしまい、俺とフクシアの行為は昼食の時間まで続いた。


「……ブラットの凄かった」


「そう言ってもらえるとうれしいよ。

そろそろ昼飯を食べようか」


服を着たあと俺達は昼食をとった。


「ごちそうさま。」


「……ごちそうさま。」


「今日は1日休みにしよう。

フクシアもついにランクアップしたことだし、なにかご褒美を上げようと思うんだけど欲しい物とかある?」


「……ブラットのくれるものなら何でもいい。」


「じゃあアクセサリーとかはどうだ?」


「……それにする。」


俺とフクシアはアクセサリーを買いに街に出た。

何がいいかな。

フクシアならどんな物をプレゼントしても喜んでくれそうだから悩むなぁ。


指輪とかいいかもな。

指輪ならこの間、兵士のおっさんに宝飾店の場所を教えてもらったから買いに行けるしね。

到着し中に入ると指輪だけでもかなりの数が展示されていた。


「指輪にしようと思うんだけど何か希望はある?」


「……ブラットとおそろいのやつがいい。」


おそろいのやつか。

ペアになっている指輪をしばらく見ていくとなかなかよさげな指輪が見つかった。


黒い金属で出てきていて、赤く煌めく宝石が埋め込まれている。

一つの指輪には宝石の左に翼が彫ってあり、もう一つには宝石の右に翼が彫ってある。

まさに二つで一つといった感じだ。

フクシアの綺麗な赤い髪とあわさって、とても似合いそうだ。


値段も二つで金貨6枚と買えない金額じゃない。


「フクシアこれでいいか?」


「……綺麗……それがいい。」


金貨6枚を店員さんに支払い指輪を受けとる。


「……ブラット……はめて?。」


指輪を渡すとフクシアが手を差し出して上目遣いでそう、お願いしてきた。

俺はフクシアの薬指に指輪をはめてあげた。


「……ブラットにもはめてあげる。」


俺も手を出しフクシアにはめてもらう。


「……手、つなご?」


俺達は指輪をした手同士で指を絡めあい手をつないだ。

その後、夜まで屋台でフクシアと食べ歩きをしたあと宿に帰った。


「……また、元気になってる……する?」


ベッドに入った後、フクシアがそう誘ってきた。

俺の答えはもちろん決まっている。

断る理由なんてないからな。


お互いの体を密着させ、濃厚な溶けるようなキスをする。

もう昂った気持ちは止められない。

フクシアの顔を見るとすでに蕩けた表情になっていた。


俺達は今晩もお互いを激しく求めあうケダモノとなった。


【マネーロスト】発動。

所持金、金貨3枚銀貨6枚銅貨1枚のうち4割の金貨1枚銀貨4枚銅貨4枚をロスト。



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