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Eランク





フクシアが冒険者登録をしてから一週間程の時がたった。

あれからゴブリンを倒し続けたフクシアは、順調にレベルアップしていき今では一対一ならオークにも勝てるようになった。


まぁ、まだ俺のリジェネレーションがないと厳しそうではあるが。

そんなフクシアのステータスはこんな感じだ。



名前フクシア

レベル31

HP303

MP121

攻撃286+28

防御281

魔防264

魔攻241

スキル

【剣術】レベル4

【回避】レベル3

【攻撃強化】レベル2

固有スキル

【不老】

加護

【ブラットの加護】



剣術スキルも順調にレベルアップしていきついにレベル4まで上がった。

フクシアは俺とは違いスモールシールドを上手く使いながら、あまり敵の攻撃を受けない戦い方をする。

なのでダメージを負うことは殆どなく、自分の攻撃を当てていく。


そんな戦い方をしているせいか、俺の持っている【耐久強化】ではなく、【攻撃強化】という、スキルを習得していた。



【攻撃強化】……スキルレベル×五%攻撃を強化する。



なかなか便利なスキルだ。

俺もいつか習得したい。


最近では、フクシアもゴブリンの耳を切り落としたり、魔石をとったりという作業にも慣れてきたらしく以前とは違い二人で作業ができるようになったので随分と楽になった。

フクシアを買う前は全部一人でやっていたからね。


さて、フクシアの成長はとても嬉しいのだが、今日はもっと喜ばしいことがある。

フクシアのランクアップだ。

フクシアがゴブリンの討伐依頼を受けるのもこれでついに、10回目。


今日はフクシアのランクアップがあるので森へは行かず、いつもより早く帰ることにした。

冒険者ギルドへと足を運び、ゴブリンの討伐依頼達成の報告をした後、フクシアのランクアップ手続きを済ませる。


フクシアは俺と同じ緑色のギルドカードを受けとると、満面の笑みを浮かべた。

めっちゃ可愛い。


「ついにフクシアもEランクだね、おめでとう!」


「……ブラットのお陰。」


そういって俺に抱きついてきた。

思わず理性が飛びそうになる。

しかしここは、ギルドのなか。

俺も抱きつき返したくなる思いをグッとこらえ、フクシアを俺の体から離す。


「こういうことはね、外ではしちゃだめだよ。」


「……中ならいいの?」


そう上目使いで聞いてくるフクシア。

とても可愛い。


「宿に帰ったらいくらでもしていいよ。」


というか、して欲しい。


気がつくと周囲の目線がこちらに集まってきた。

視線が痛い。

ギルドにいるのはいかついおっさんばかり。

その視線には嫉妬色がみえた。


俺たちは、足早にギルド去り宿へと帰った。


最近、フクシアが甘えてくる頻度が高くなってきた。

先程のギルドでのようにだ。

今も、俺に寄りかかり甘えてきている。

そろそろ俺の理性が限界に近い。


「……ブラット…大好き。」


その言葉で俺の理性がついに限界を迎えた。

俺は本能の命ずるままにフクシアをベットに押し倒す。


「……してもいいよ?」


フクシアがそう囁く。

さようなら理性、こんにちは本能。


その晩、俺とフクシアは一つになった。




【マネーロスト】発動。

所持金、金貨16枚銀貨8枚銅貨2枚のうち4割の金貨6枚銀貨7枚銅貨2枚をロスト。





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