剣の練習
昨日は丸一日休んだお陰か体が軽い気がする。
宿の朝食を食べ終えた後、昨日アイテムボックスに入れておいた串焼きの肉を食べながらギルドへ向かう。
宿で出る朝食だけだと物足りないからな。
今日はがっつり稼ぐつもりだし、しっかりと栄養補給をしておかなくては。
いつも通りゴブリンの討伐依頼を受け草原へと向かう。
依頼を受ける作業も、もうなれてきたな。
ゴブリンの討伐依頼を受けるのももうこれで数回目。
そろそろランクアップできるそうだ。
金にならないゴブリンの討伐依頼もそろそろランクアップできると思えばやる気が出てくる。
最初の頃は苦戦していたゴブリンだが、今では遭遇した瞬間に瞬殺する。
そう思うと俺も強くなったな。
ある程度の数ゴブリンを倒したところで森へ行く。
しかし、今日の目的は魔法の練習ではない。
先日購入した剣を使った戦闘の練習だ。
しばらく、森を歩きやっとオークを見つけた。
アイテムボックスから黒鉄の剣を出し構える。
剣なんて使ったこともないので、型もなにもない素人の動きでオークへと斬りかかる。
一撃で絶命させることはできず、何発か反撃を受ける。
ちっ、浅かったか。
大鎌での戦闘に慣れきってしまっていたようで上手く間合いをつかむことができない。
大鎌だったら一撃で終わらせてたんだけどなぁ。
剣は大鎌よりリーチが短いし使いづらいな。
数回俺の攻撃を受けたところでやっとオークが倒れた。
前回の魔法の練習もかなりキツかったが、剣もなかなか難しいな。
慣れるまでは効率的に魔物を倒すことはできなさそうだ。
もしかしたら剣術スキルなんてのもあるかもしれないし、もう少し頑張ってみよう。
その後オークを数十体倒しやっと剣に慣れてきた頃、待ち望んでいたスキルを手に入れることができた。
名前ブラッド
レベル78
HP751
MP∞
攻撃424
防御421+63
魔防413
魔攻447
スキル
【格闘】レベル6
【剣術】レベル1
【回避】レベル5
【耐久強化】レベル3
【無詠唱】レベル4
【全属性魔法】レベル10
固有スキル
【不死】
【不老】
【死神の魔眼】
【再生】
呪い
【マネーロスト】
よっしゃあぁ!
これで少しは素人丸出しの俺の動きもましになるはず!
再びオークと戦ってみると思っていた通り、俺の動きは先程と比べると良くなっていた。
しかし良くなったといっても少しだけだ。
まだまだ初心者の域を越えることはできていない。
多分レベル1ってのは初心者ぐらいのことができますよーってことなんだろう。
レベル2が初心者に毛がはえた程度。
レベル3はやっと中級者の域に足を踏み入れた程度。
レベル4は中級者。もう少しでベテランと呼ばれてもおかしくない程度。
レベル5は誰の目でみてもベテランと言っておかしくない程度。
レベル6はベテランが努力を怠らず、たどり着けるぐらいの領域。
レベル7は才能のあるものが努力に努力を重ねたどり着ける領域。
レベル8は誰もが認める天才のなかでも一握りの者しかたどり着けない領域。
レベル9、10は人という枠からはみ出した超越者と言われるような領域。
多分こんな感じだと思う。
その後しばらく剣でオークを倒し続け、街へ帰る頃には最初と比べるとかなりましな動きができるようになってきた。
まぁ、剣術スキルのレベルが上がったお陰なんだろうけど。
剣術スキルは順調にレベルが上がったのだが、俺自身のレベルは本当に上がらなくなってきた。
あれだけオークを倒したのに1つしかレベルが上がっていない。
金が貯まって奴隷を買ったらもっと強い魔物がいる地域にいこうかな。
この世界にきた最初の頃はあまり強くなりたいって思ったりはしなかったんだけど、レベルが上がり目に見えて自分が強くなっていくのを実感したら楽しくなってきたんだ。
それに百年後か千年後かわからないけど攻めてくる魔王から人族を守ったら、呪いを解いてくれるって神が言ってたしね。
さて、今日も疲れたしギルドに寄って報酬を受け取ってさっさと帰ろう。
【マネーロスト】発動。
金貨6枚銀貨3枚銅貨4枚のうち4割の金貨2枚銀貨5枚銅貨4枚をロスト。




