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オーバーキルでは稼げない





昨日と同じくゴブリンの討伐依頼を受けさっき買った革鎧を装備し草原へと向かう。

街の外壁の門にはいつもの兵士のおっさんがいたので、剣聖や龍神のことについて聞いて見た。


おっさんは直にみたことはないが噂などはよく聞くそうで、それなりに情報を知っていた。

おっさんによると剣聖は歩く災害、殲滅の超越者などと物騒な二つ名をもっているそうだ。


昔、とある国が剣聖を脅して利用しようと剣聖の妻を誘拐しようとしたことがあったらしい。

誘拐は剣聖によって防がれ、剣聖は妻を誘拐しようと計画したその国を滅ぼしに行った。

翌日、その国は地図から消えることとなった。


つまり滅んだのだ。


その国が滅んだという知らせをうけた周辺の国々は、剣聖という単独で国を滅ぼすことのできる存在をなんとか利用できないかと様々な計画をたてた。

結果、その周辺の国々は剣聖に滅ぼされることになった。


その後は剣聖を利用しようなど企む国などいるはずもなく、世界の国々は剣聖の怒りを買わないよう努めることになったという。

その結果、剣聖は世界序列2位という世界で2番目に危険な存在となった。


剣聖かなりヤバイな。

絶対に近寄らないようにしよう。

俺は親切に話をしてくれたおっさんに対して礼をいい草原へと向かった。


本当はさ、もうゴブリンの討伐なんてしたくないんだけどね。

でも依頼の回数をこなさないとランクはアップしないから今日も金にならないゴブリンを狩る。


別にねゴブリン以外の依頼もあるんだよ?

でもさFランクで受けられる依頼はゴブリンの討伐以外だと薬草の採取や街の雑用くらいしかないんだよ。

だから仕方なくゴブリンの討伐依頼を受けてるのさ。

まぁ、それなりの数を倒したら後でまた森に行くけどね。


今日はオーク相手に魔法の練習をしようと思ってるんだ。

この前はファイアアローしか使ってなかったしね。

そのファイアアローでさえ威力が強すぎて魔石まで消滅させちゃってたし、威力の調節をする練習をしなくてはいけない。

それができないと一緒に戦う仲間ができても魔法を使えないからね。


ゴブリンを三十体ほど倒したところで俺は森へ向かう。

相変わらず森の中は薄暗く気味が悪い。

やっぱナイフを買ってよかったなと思った。

魔石や耳を取ったりするのが大鎌よりも格段に楽になったからだ。


おっ、さっそくオークを発見。

数は三体。

まだこちらに気づいてないようだ。


まずはファイアアローから行くか。

この前は火が青くなっていてかなり温度が高くなっていたからこの前より温度が低くなるようにイメージ。


青ではなく赤に。

温度は高くなりすぎないように。

低く低く。

魔力は抑えて。


前回よりも集中し火の色も赤くなったファイアアローをオークへと放つ。

今回は着弾した瞬間隣のオークまで巻きこんで爆発するなんてことは起きず、ファイアアローを受けたオークが焼き焦げて倒れるだけにとどまった。

よかったぁ。

これなら魔石も無事そうだ!


さて、オークは後二体いる。

仲間が倒れたのに気づいたオークがこちらへ向かってきた。

せっかくだから火魔法以外を使うとしよう。


次は水魔法にしようかな。

圧縮された水の弾をイメージしオークへと放つ。

ウォーターボール!


次の瞬間オークの胸には大きな風穴が空いていた。

向こうの景色が見えるような風穴が。

あ、やっちゃった。

また威力を込めすぎちゃったっぽい……。

まさか貫通するとは。

これは魔石は取れそうにないな。


ま、まだオークは一体いるし、また違う魔法を試してみよう。

今度は魔石が取れなくなるような状態にしないように気よつけよう。


地面から勢いよく刺が出てくるのをイメージしてっと。

アースニードル! 

すると地面が筒状の直径五メートルほどの土の塊が飛び出し、オークを遥か遠くへと吹き飛ばした。

今度は魔石が取れないどころかオークまでいなくなっちゃたよ……。

こんなはずじゃなかったのに。

直径五センチくらいの刺がオークを貫くのをイメージしてたのに、これじゃ刺じゃなくて搭だよ。


その後俺はオークを見つけては威力抑えるように意識した魔法を使い続けた。

そのお陰で日が沈む頃にはなんとか原形を止めて魔法でオークを倒せるようになっていた。


なんで俺はこんな練習をしているのだろう。

普通は逆じゃない?

威力を高めるために頑張るならやる気もでるだろうけど、威力を抑えるために頑張るとかやる気でないしめっちゃ疲れた。


しかも、5、60体はオークを倒したのに取れた魔石は20個程度。

今日はあんまり稼げなかったな。

オーバーキルでは稼げないってことだ。

後、レベルが70を超えた辺りから上がりずらくなってきた。

今のステータスはこんな感じだ。



名前ブラッド

レベル76

HP732

MP∞

攻撃412

防御410+61

魔防401

魔攻436

スキル

【格闘】レベル6

【回避】レベル5

【耐久強化】レベル3

【無詠唱】レベル4

【全属性魔法】レベル10

固有スキル

【不死】

【不老】

【死神の魔眼】

【再生】

呪い

【マネーロスト】



オークをかなりの数倒した割にはあまりレベルは上がらなかった。

しばらくしたらもっと強い魔物の出るところに行ってもいいかもしれない。

オークやフォレストウルフ等のこの森で出る魔物は余裕で倒せるようになってきたしな。


ギルドに行きゴブリン討伐依頼の報告とオークの魔石を売却すると金貨五枚と銀貨三枚になった。

前回より少し少ないな。

これで今の俺の所持金は金貨五枚程度だ。


いつもの宿へと向かい今回は一日ではなく一週間分部屋をとり銀貨14枚を支払った。

今日は魔法を使いまくって疲れたし早く寝よう。


【マネーロスト】発動。

所持金、金貨4枚銀貨4枚銅貨6枚のうち四割の金貨1枚銀貨7枚銅貨8枚をロスト。




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