第8話 学園
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「ん、ふわぁー………………朝か………………て!?朝!?急がないと!?」
ライハルはいつも起きている時間帯より遅れて起きたことに気が付くと、急いでベットから起きて学園に行く支度をする。
「おー随分とぐっすり寝てたなー休めたか?」
「師匠!起きてたなら起こしてよ!このままじゃあ遅刻しちゃうでしょ!」
(酷い師匠だよ!)
「昨日は急に体を鍛え始めたから、しっかり休まないと体が持たんぞ、あと、今日は俺が送ってやるよ」
(送ってやるよってここから学園は数キロ離れてるに………どうやって………)
「送るってどう送るの?まさか………投げ飛ばすとかじゃないよね?」
「そのまさかだ!………と、冗談はさておき、今日は風魔法の応用の【飛翔】をライハルに使って送ってやるよ、だから………さっさと支度しろ!」
「はい!」
ライハルは急いで朝ご飯を食べ、青色の学園の服に着替える。
〉〉〉
「じゃあ、いくぞー………………【飛翔】!」
(いったいどうな風に飛ぶんだろう………)
ライハルがそう呑気に思っていると、周りに風が纏い始めて体が少しずつ浮かび上がっていく。
「うわわ!」
(どんどん地面から離れていく………って上がりすぎ!?)
ライハルがそう思っていると、気が付けば300メートル以上浮かんでいた。上昇はその場に止まり、学園に向かって超加速しだした。
「速い!速いよ!」
周りの町並みが流れるように過ぎ去っていき、ものの一分もしないうちに学園の門前の上空に着く。
「ついたぞーー、じゃあ、下ろすぞ」
クラがそう言うと、急速に降下しだす。
「うわぁぁぁぁぁ!?」
(降りるのも速すぎるよ!めっちゃ恐い!ああ!地面にぶつかる!)
「うわ!」
ライハルは地面にぶつかると思い、目を閉じる。
「なにしてんだ?着いたぞ?早くしないと遅刻するぞー」
(あんなことあったのに………………てゆうか師匠の感覚おかしいよ!………はぁ)
ライハルはそう思いつつ、学園に行く。
「じゃあ、後でなー」
(ん?後で?帰りの事かな?)
ライハルは疑問に思いながら歩いていく。
〉〉〉
(どうにか間に合った………………でも中にはあいつが居るんだよな………………はぁ、いやだな………)
がらがら………
ライハルは静にドアを開けて、流れるように教室の左後ろの端しっこの席に着く。
「おい!落ちこぼれのくせにこの俺に挨拶なしか?またボコボコにしてやるぞ?ああ!?」
(やっぱり絡んできたよ………。こいつはウェルカン・シャルハナート、ラナハタチ王国では貴族の息子に位置して、魔法はこのクラスの中では一番上手くできるせいでいつも威張ってばっかで、落ちこぼれの僕にいつも絡んでくる、いい加減、止めてほしいよ………でも僕は弱いから、なにしてもボコボコにされるだけだよ、もうめんどくさい)
「ご、ごめんなさい………」
「ったく………次は挨拶ぐらいしろよ!まぬけが!」
そう言い放つと、ウェルカンは自分の席に着く。
がらがら
「お前達!そろそろ始めるぞ!」
そう言い、先生が教室の中に入ってくる。
「今日から特別講師としてわが学園に先生が来るからな、実技授業の先生だからその時に説明するからな、んじゃ、出席取って始めるぞー」
(特別講師?誰だろ?嫌な予感しかしないんだけど………………)
ライハルはそう思いながら、学科の授業を受ける。
〉〉〉
「じゃあ!実技の前に言っておいた特別の先生を呼ぶぞ、クラ先生、いいですよ」
(クラ先生!?って事は………………)
ライハルの予感が的中する。
「よう!お前達!俺はクラ・ソウルだ!特別講師としてよ、ろ、し、く!」
どーん!
クラはそう変なポーズを取りつつ言い、自らの後ろで小規模の爆発を起こす。
「はははははは!なんだこの先生は!」
「随分とユニークな先生だねー」
「てか、地味に無詠唱で爆発を起こしてるぞ」
同じクラスの子達はク大体の子は笑い、少しだけ驚いている子も居た、すると。
「おい!あんたみたいな変人に魔法やら教えれるのか?」
ウェルカンがそう言い放つと。
「ウェルカン!その人は先日の夜にSランクの竜を一人で倒してきた強者で、学園長に講師として学園に入れないかと聞いて、特別に講師として学園に今日急きょ入った凄い人だぞ!」
(Sランクの竜!?え!?あの後そんな事をしてたの!?)
ライハルがそう思っていると周りが。
「………………は!?」
「Sランク………すげぇ………」
「人類最強の一角の一人って事か?………やべぇよ………やべぇよ………」
(凄い事になってるけど………本当に何者なのかな………師匠は………)
すると、ウェルカンが。
「はん!こんな奴がSランクの竜を討伐してきただと!?っんなわけあるかよ!騙されねえぞ!」
ウェルカンがそう言いうと、クラの雰囲気が変わる。
「なら、お前が試しに俺と戦うか?いいぞ?身の程を教えてやるよ」
クラがそう、挑発すると。
「なんだと!この俺様に向かって………………いいだろ!恥さらしにしてやるよ!嘘つき野郎が!
〉〉〉
グランドに二人が立つ。
「クラ先生、すみません………うちの生徒が………」
「いいですよ、まだまだ知らないことばっかの年頃ですから………手加減はちゃんとしますから安心してください」
「じゃあ、始めますか、私はここから動かないので、どうぞ好き勝手に魔法を使ってきてください、ウェルカンくん」
ウェルカンは少し苛立つ。
「くそ生意気な先生が!生徒の前でぼろ雑巾にしてやるの!くらえ!【ファイアーボール】!」
ウェルカンは手をクラに向けて、手の先から球体状の火の玉を出してクラに飛ばす、しかし、加速していたはずの火の玉は、クラの近くによるとそのスピードを徐々に落とし、火の玉はクラの目の前にピタ!と止まる。
ウェルカンは絶句した。
「へ?………………」
「ん?………なんかしたか?ただの火の玉が当たる訳が無いだろ」
周りの観戦組は。
「すげぇ!」
「どうやって、空中で停止させてるんだ?」
「クラスの子で他の子が【ファイアーボール】をやってもあんなに大きくならないのに………全く効いてない、凄すぎ!」
クラは頭をポリポリと掻くと。
「え?もう終わり?」
「んなわけあるかよ!小手調べだ!これでくたばれ!【ファイアーランス】!」
(模擬戦で言う言葉じゃないけど………)
ライハルはクラの凄さにびっくりしつつ、ウェルカンに心でツッコム。
ウェルカンの頭上から炎で出来た槍が出現してクラに向かって飛ぶ。空中で停止していた火の玉が形を変えてこちらに向かって来ている【ファイアーランス】を包むと、【ファイアーランス】は【ファイアーボール】と共に空中で飛散する。
「………………」
ウェルカンは無言のまま飛散した所を凝視し続ける。
「んじゃ、こっちがいくぞー」
クラの頭上に火の玉が1つ出現する。
「………………は!?………ってたった1つかよ!さっきのはまぐれのようだな、はは! 」
そう、ウェルカンが言っていると、クラの周りの続々と火の玉が出現し、やがては百を越える火の玉がクラの周りを螺旋している。
「やるか?」
「………………………すみませんでした!」
「「「「え」」」」
ウェルカンは土下座したのであった。
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