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第5話 天罰

 神には下級神、中級神、上位神、最上位神、が存在する。

 まず、下級神・中級神は基本的に、上位以上の神に了承を貰わなければ、神だと名乗ってはならない、了承を貰わずに名乗れるのは神の使徒か、神の使いの者だとしか言ってはならない。

そして、転移魔法にも規約がある。

 それは先程とほぼ同じで、最上位の許可がなければ他の者に転移魔法又は召喚魔法等をしてはならない、これはその世界のバランスが崩れる事があるためである。そのため実際は古代の魔法ではなく、神かその加護を受けたものしか使用出来ない魔法である。

 なので、最上位であるクラか、または同じく最上位のリバ(創造神)に了承を貰わずに召喚の手伝いをしている下級神がいる事に、クラは大変怒っているのであった。


(くっそ生意気に下級の癖に色々と勝手にやりやがって………こうなったら、まぁもう知っているだろうが、リバに会いに行くか………)


ヒュン


 〉〉〉







周りはただ白く、真ん中にぽつんと質素な一軒家が建っていた。そこにリバは居る。

ちゃぶ台がある畳の一室で、子供の姿のリバが寛ぎながら手元の紙を見ていた。


(ありゃりゃ、クラを怒らせたみたいだね、周りの世界も可哀想に………、全く………また新しい世界を創造しないと、どうしようかなー)


 ヒュン


すると、転移してきたクラが目の前に現れた。


「うひょ!………ってクラか!ビックリさせないでよ!あと無差別に破壊しないでよね?こっちも少し苛ついてるから、少し暴れたいのに、クラが暴れてるから暴れられないよ」


(こいつが暴れたいって言うとか………相当頭にきてるな、まぁ………関係ないが)


「珍しいこと言うなリバ、あとさっさとクソな下級神の所に行きたいんだけど、一緒に行かね?」

「一緒に?」

「そそ、流石にリバでもきてるだろ?」

「そうだね………流石の僕も苛ついてるから………ちょっくら行ってきていい?メイ?」


 リバは近くにいる女神メイに聞く。


「私は貴方の秘書なので止める権利はありません、それと………止めても行くのでしょう?」

「流石メイ!わかってるね!それと………止めても無駄だ、ぶちギレ寸前でな、ボコらないともう無理だ」


 リバは口調を急に変えて、そう言う。


「ただ行くのも面白く無いからな………どうするか………」

(ただ行ってボコって帰ってもなぁ………気が収まらんし………うーん………)

「じゃあ、これはどうだ?クラ」

「ん?なに?」


 〉〉〉



謎の男が半透明な画面を謎の場所で見ていた。


「はははは!おもしれぇ!やっぱり召喚した方が面白くなるわ!こんなんでいちいち許可を取らないといけない理由がわかんねーや」


男はそう言いながらある世界を見続ける。


 〉〉〉







とある世界で。


「おお!神からの神託がくだったぞ!勇者を召喚し、魔王を倒せと申し出が来たぞ!」

 

 とある神殿で老人はそう言い放つ。


 そして、数日後の出来事。

ずらりと豪華な服や神官の格好をした人物が魔方陣を囲うように並んでいた。

 王様と思わしき人物が手を上げると。


「今から勇者召喚を行う!危険があるが、安心しろ!我々には神の加護があるぞ!では召喚を行う!」


王様がそう言うと召喚が始まる。王の言葉に呼応するよう神官達が呪文らしき物を唱え始めると、魔方陣の光が強くなり、やがて魔方陣からとある人物が現れる。


「おお!成功だ!」

「流石は神の加護だ!」

「ま、まて!様子がおかしいぞ!」


 すると、魔方陣から現れた厳つい顔の男がごそごそとおもむろに口元を手で拭うと。


「じゅるり………良い男がたくさん居るな!最高だせ!じゃあ、ボスが良いって言ったから全部頂きに行くか!現れろ!みんな!」


 男がそういうと、召喚を行った王都全体に大量の魔方陣が現れて、そこから女装をした男達が次々と現れていく。


「あーら………今晩はごちそうね!」

「うふふ………貴方達………可愛がってあ、げ、る!」

「可愛い子が沢山だわパラダイスよ!」


魔方陣から現れた女装のホモが次々と近くの男に襲っていく。


「王よ!町が大変なじょ………………アッーー!」


 召喚を行った部屋の外からそう断末魔が聞こえてくる(男限定)。


「何なんだ!これは!部屋から出れぬぞ!」

「だめだめ、結界を張ったからここからは出られんよ」

「なんだと!さっさと出さぬか!」

「まぁ少し待っとけ、そい」


男喚き散らしていた王の前に移動して軽く首筋に手刀を当てて気絶させる。


「じゃあ、俺もそろそろやるか!なぁ!お前たち!」


 部屋の隅に涙目で止めてくれぇ………と涙目で怯えている神官達にそう言った。

 神官達は理解した。………してしまった!あんなの事やこ~んな事がされてしまうことに!


「止めて!何でもしますから!!」

「ん?」


 神官達は悪魔ホモに悲願した。自分達は正常な人間だ、決して………いや!そんな事してたまるか!………したくねぇ………と、嘆くように男に言ったのだ………お・約・束!を。


「なるほど………お前達の言いたい事は理解した。安心して………俺に身も心も明け渡せば優しくしてやるからな!うひょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


 全速力で神官達に男が走り出した!

神官達はやっぱり無理だった!諦めた!絶望した目で今襲い掛かろうとする男がを見た。


 後に男は言った。ん?何でもするって言ったよね?と………。


「「「「アッーー!」」」」


神官達はこの日………新世界を見たとか見てないとか。


 〉〉〉






「うーん………は!?ここは!?我はどうなったんだ!?」


 王はそう叫びながら起きると、辺りを見渡す。


「おお!お前たち!あの男がどうなったかしらんか!?」


 王は神官達に気が付くと、そう怯えるように聞いた。


「王よあの方はお帰りになられました」

「あの方は我々に新たな世界をみせてくれました!」

「な、何を言ってるんだ!お主たち!」


 神官達は王の言葉を無視しながら綺麗な瞳をしてまるで違う世界に行って、悟った風に言い続ける。


「王もこちらの世界を見させてあげます!」

「我々が力一杯見せてあげます!」

「「「「あげます!」」」」

「ま、まて!よせ!こっちにくるな!」


 一方的に神官達がにぎにぎと手を怪しい動きをさせながら王にジリジリ近ずき………そして──一斉に王目掛けて襲いかかる。


「アッーーーーーーーーー!………………………」


 響き渡る新たな時代の革命を知らす叫び声。

 そして、一つの世界がホモランド世界から来た住人達により征服されるのであった………。


 〉〉〉







「何だこれは!?俺はこんなのを召喚するために力を使ってないぞ!どういう事だ!」


 男はそう画面のような物に映る光景に叫びながら、地面に苛つきをぶつけるように拳を叩き付ける。

 すると、急に周りに魔方陣が現れる。


「「お前は罪により、神からただの人間に降格し、ホモランド世界送りにする」」


 何処ともなく、そう声が聞こえてきた。


「ま………まさか、クラ様とリバ様!?それだけはお許しを!ホモランド世界には行きたくありません!」


 男改め、下級神はそう天に向かって土下座しやがら叫ぶが………しかし。


「それはだめだ、貴様は我らを怒らせた、本当は一生暗黒世界送りだが………さらに最悪なホモランド世界送りにする、これは決定事項だ!貴様は一生悔いておけ!」


すると周りにの魔方陣から厳つい手が現れて下級神改め、ただの人間の体を掴み魔方陣へと引きず込もうとする……。


「止めて!止めてくれ!」


ただの人間は魔方陣の奥から見える息ずかいを荒い男達を見てより一層戦慄した。

悪あがきをするように、手持ちにある短剣を地面?に刺し込み、柄の部分を必死に両手で掴む。


「こっちにいらぅしゃ~い?かわうぃぃあ・な・た!」

「嫌だーー!!」

「もう!私のよ!」


両足を魔方陣から出てくる二人の男の手にがしりと掴まれる。

両足が引き裂かれそうな程に男二人の手から力が込められる。


「俺は………行かんぞ!!」


がしり!


「!?」


今度は───更に男五人追加でーす!


男二人にプラス五人の大量な手に掴まれた!


「引きずられる!?やだだぁぁぁぁぁ!!」


ずるり


「あ」


短剣から手が滑った。………と、いうことは。


「「「「「「「歓迎するわ!!」」」」」」」


あっという間に魔方陣の奥に引きずり込まれた。

一時ひとときの沈黙の後………魔方陣から。


「アッーーーーーーーーーーーーー!」


元下級神の叫び声が響くのであった。


 〉〉〉





「ははははは!アハハハハハハ!へへはふひふふ!ゴホ!ゴホ!笑いすぎて死ぬわー」

「本当に哀れだね彼、あはははは!さいっっっっっこうに面白かったよ、これでスッキリしたよありがとクラ、」

「いやいや、こっちもスッキリしたからいいわ、用が済んだからまた次の世界にいってくる、んじゃ」

「それじゃあ、またねー」


 ヒュン


 クラはそう言い、次なる世界に行くのであった。

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