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第18話 モブ?いや………ただの岩ですが?

PV一万人突破!わざわざ破壊の神の異世界転移を見て頂きありがとうございました!これからもよろしくおねがいします!

「一体………何だ………」


 学園の学園長室で椅子に座りながら、いつもの日課である、生徒達の成績や学園の状況が綴られた資料に目を通していると、ラナハタチ王国の南側から信じられないほどの魔力を感じると、冷や汗を掻きながら、椅子から急いで立ち上がり、学園長室の奥の窓から身を投げると同時に風魔法を使用して、重力に任せて落下するはずだった体が風魔法によって浮き上がり、そのまま学園の屋上に一目散に目指す。

  即座に学園長室のすぐ上にある学園の屋上にたどり着くやいな南側に目を細目ながら「一体なんなんじゃ!?」と、呟きながら補助魔法による視力増加によりかなりの距離を見ることが出来る様にしていると。


「あれは………」


 遠目ながら補助魔法のお陰で南側に突如として現れたら青い剣を視界にどうにかおさめる、驚愕すると同時に魔法使いとして最強と呼ばれた自分をも越えるかもしれない存在に恐怖をする。


「しかし………行くしかないかの………」


 そう、つい最近に起きた邪竜の襲来の時にも決めていた死ぬかもしれない決心を再び心の中で一人決めると、また風魔法を唱えると、ルーメナルは一人巨大な魔力の反応のあった場所へと屋上に即席で「魔力の反応のあった所に行ってくる、後は頼む」と、壁に刻み、南側へと空を飛びながら向かうのであった。





 〉〉〉










「俺の名ナイール・ナマエだ!お前達は先程向こうで起きた事をした奴等だな!?嘘を付いても関係ないぞ!魔力を見れば分かる!許さん………町の人達の仇は俺が打つ!A級冒険者ナイール・ナマエ行くぞ!」


 と、クラ達がラナハタチの王都を目指しながら歩いていると、森の中の途中で、目の前にナイール・ナマエが現れた!と、言う感じに急に走りながらこちらに来て、そう言うと殺気を放ちながら突っ込んで来る。


「消えなさ………「俺がやる」」


  赤髪の少女のシナナが魔法を使用する前に、クラがシナナの前に言いながら歩みよると、


「モブはモブらしくしとけ」


 クラはナイール・ナマエというあからさまにモブっぽい男に、ついモブと言いながら、突っ込んでくるナイール………いやモブ男にそれよりもさらに早い速度でモブ男に接近して、鎧に包まれたモブ男の腹の部分に掌を瞬時に触れると『一体化』と、呟くと………あら不思議!何と!モブ男は。


「一体な、な、な、な、な、んんんんだだ?だ?だーー………………」


 壊れたように喋ると、その場に立ちくし、その場にいるはずだが、気配が完全に消え失せて世界そのものから存在を岩の如き存在になり、景色に同化したようになったのだ。


「モブだな、これでどう見てもモブだ、ふぅ………スッキリした」


 クラはいつもテンプレ通りに倒すよりも、モブらしく景色の一部にしたモブ男を見ながらスッキリした顔をしてそう言う。


「パパ?どうかしたの?急に止まって岩を見つめて?」


 今や景色の一部となったモブ男は存在を岩と同じ認識にされたお陰で、シナナから見たらクラが岩に見とれている様にしか見えなかったので疑問に持ちながら首をこてんと傾げながらクラに聞く。


「ん?ああ、何でもない、ただのモブを見ていただけだ」


 今にもただの岩ですが?と喋りそうな景色の一部と化したモブ男を見ていると、シナナに言われると、モブ男から視界を外して再びラナハタチを目指そうとするが。


「てか………ゴブ!あんた何してんの!?」

「ん?ただ歩くのが辛いのでこうしてるだけ………zzzz」

「立って歩け!」

「ぐえ!」


 ゴブは自分の槍を黒い虎のような動物に姿を変えて、その背中に体を乗せて仰向けになって乗っていた所にシナナからの回し蹴りが綺麗にゴブだけに当たる、当たった反動で虎の背中から落ちて、すっ飛んでいき顔面から見事にモブ男の顔面に頭がぶつかると「いってえ!」と、世界から岩と認識されたモブ男は微動だにせず、ゴブは頭を抑えながら悶絶していた。

 黒い虎はゴブの方に近ずいて槍の姿に戻るのであった。


「ふん!歩かないから悪いのよ!」

「ゴブ大丈夫か?」


 シナナ怒りながら先に一人でそう言いつつ進むとクラがしゃがみながらゴブを心配する。


「女は………怖いです………ボス……」

「そうだな………女は怒らせると怖いぞ、だから………諦めて歩け」

「り、了解………」


 ゴブは渋々頭から手を下ろして槍を手に取り、クラと共にシナナの方に歩き始める。


 〉〉〉







「あと少しでラナハタチだな………」


 クラは今だに決めた事に少しモヤモヤしながら草原を歩きつつそうまだ着いて欲しくないけど着かないといけない使命を感じつつ歩く。

 すると………。


「!?避けろ!」

「「え!?」」


 クラはそう叫ぶとシナナとゴブとクラは三方向に急いで飛ぶと。

 いたところの地面に瞬時に一メートルはある白い杭が全方向から百を越える数が次々と緑色の草原を白く染める勢いで突き刺さっていく。


「これを避けるか………困った………どうするか………」


 クラ達は空を見ると、そこには空中に浮かんでいるルーメナルが顔をひきつりながらもこちらを見ていた。

お読み頂きありがとうございました!

ブクマもありがとうございました!

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