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手遅れ29

「あ、レイちゃん」

 部屋に入ろうと、扉に手を伸ばした所で、チズに声を掛けられる。

「あらチズ。お風呂」

 チズは着替えを持って、こちらに歩いて来る。

「うん。レイちゃんも一緒に入る」

「そうね。一寸待ってて、着替えを持って来るから」

「うん」

 私は部屋に入り、着替えを持って廊下に出る。

「じゃあ、行きましょうか」

「うん」

 私達は階段を降りて脱衣場に入る、お風呂は脱衣場から男女別に為ったのよね、前までは、男女で入る時間を分けていたのに、偶々、ギルが入っている時に、私が誤って入ってしまう事が何回か有って、脱衣場から別に改造されてしまったのよね、全く、ジンは余計な事をしないでほしいわっ、私達は服を脱ぐ、何なのっ、チズったらまた胸が大きく為ったんじゃないのっ、同じ物を食べているのにこの違いっ、不条理っ、所詮人間はこんなものよ、優れた素質を持って生まれた者が勝者になる、良いのよ、優れた者が勝者になるのは健全な社会と言えるわ、妬み嫉みで勝者の足を引っ張る、こんな事をするのは心貧しい人、足を引っ張って引き摺り落とした所で自身は何も変わっていない、成長も向上もしていない、貧しい心を強固にして、自分も他人も不幸にしているだけ、そんな不毛な行為はしないで、自身の成長や向上に努力をする方がどれだけ良いか、解っているっ、解っているけどっ、なんだその乳はっ、ブラを外しているのにっ、その大きさなのにっ、垂れずに美しい形を保った儘っ、乳輪は小さく綺麗なピンクッ、乳首は誘う様に僅かに突き出て思わず吸い付きたく様な可愛らしさっ、堪らんっ、無茶苦茶に揉み拉きたいわっ、しゃぶりついて齧り付いて、黒々とした固く大きな乳首にしてやりたいわっ。

「レッ、レイちゃん、どうしたの、何か目が怖いよ」

 いけないいけない、チズは親友、親友が優れている事を喜ばねば、優れていて幸せになる事を望まねば、例え隣に居る事で私の胸の慎ましさが強調されようとも、親友の幸せを望みましょう、その巨乳で幸せを掴む事を、巨乳を掴まれる事で幸せを掴む事を望みましょう、チズ親友、チズ幸せ私も幸せ。

「怖く無いわよ。さ、お風呂に入りましょう」

 私達は裸になり浴室に入る、湯船等は男女に分けた事で狭く為ったけど、二人でも余裕を持って入れるから一安心ね、栓をして理術でお湯を張る、ま、薪でも湯船やシャワーの水を温められる造りになっているけど、理術を覚えてからは専ら理術で済ませているわね、私達は頭から洗い始める、ジンの創造するシャンプーは良い匂い、髪も綺麗サッパリ、ツヤツヤに為る、ボディーソープも良い匂いで肌を綺麗にしてくれる、ギルの為に肌は美しく保たないと、スベスベモチモチの肌でギルに喜んでもらうのっ、ふとチズを見る、チズも髪を洗い終わり、体を洗って居る、エロい、実にエロい、泡まみれの大きい胸、白く綺麗な肌、程よく肉付いた丸みのあるムチムチの体、美しく曲線を描く腰の括れ、腕を動かす度に肩甲骨が、濡れた黒髪の貼り付く背中を艶かしく変化させる、そしてプリケツッ、プリンプリンの尻っ、張りのある桃の様な尻っ、風呂椅子の上に乗り、少し形を変えた様が実にエロいっ、尻から腰の括れに至る輪郭が実にエロいっ。

「あっ、あの、レイちゃん、何、何か付いてるのかな、どうしたの」

 チズが鏡越しに、不安そうに私を見ている、チズの後ろに仁王立ちする私を見ている、エロいっ、その表情もエロいじゃないかっ、私は微笑み答える。

「いえ、何も付いてないわ、只、背中を洗ってあげたいなぁ、何て考えていただけよ、洗ってあげるっ」

「えっ、良いよっ、一人で洗えるよっ」

 私は断るチズを無視して、素早くスポンジを持ち、風呂椅子をチズの後ろに置き、座る。

「良いから良いからっ、遠慮しないでっ、洗ってあげるっ」

 私は早速スポンジで、チズの背中を洗い始める、優しく、撫でるように、隅々まで。

「どう、痛くない」

「うん。痛くないよ、有り難う、レイちゃん」

「あっ、スポンジ落としちゃった、仕方がない、手で洗うわね」

「えっ、あっ、もう大丈夫だよっ、十分洗ってもらったよっ」

「だから遠慮しないのっ、ほらほら前を向いて」

「うっ、うん」

 私はチズの背中に手を這わせる、背骨を中心に両手をゆっくり上下に動かす、チズの柔らかい肌の感触と、ボディーソープのぬめった感触が合わさり、何だか変な気分に為ってくる、背骨や肩甲骨の固い盛り上がりも、洗い残しの無い様に手を這わせる、次に腰の上から、両脇に手を這わせて、ゆっくり上に移動していく、あばら骨の固い感触を感じていると指先に柔らかい感触が走る、胸の、オッパイの感触に私は我慢できなくなるっ、泡まみれのチズの巨乳を、後ろから鷲掴みにする。

「あっ、レイちゃんっ、何するのっ」

 胸を揉む、一心不乱に揉みまくるっ、なんと言う柔らかさっ、フワッフワッの感触にズシリと掌を圧迫するこの感じっ、これは仕方がないっ、肉欲にっ、快楽溺れる人を責められないわっ、こんな気持ち良い事を我慢する何てっ、難しいわっ、一度肉体の快楽を知ってしまったら、容易く快楽を求めるのも仕方がないっ、チズの胸を揉むのは仕方がないっ、仕方がない事なのっ。

「んっ、んっ、レイちゃんっ、止めてっんっ」

「ハァ、ハァ、チズッ、仕方がないっ、これは仕方がない事なのっ、ハァ、ハァハァ」

「んっ、んっ、んっ、あっ、あっ、レイちゃんっ、止めてっ、本当に止めてっ」

「止められ無いっ、チズのオッパイ気持ち良いのっ、チズも気持ち良いっ、気持ち良いでしょっ」

「いやっ」

「グッガッ」

 痛い、痛いですっ、チズさんっ、親友に肘鉄砲を食らわせる何て酷いわっ、こんなっ、まるで痴漢に背後から襲われた時みたいに親友に肘鉄砲を食らわせるなんてっ、酷いわっ。

「レイちゃん酷いよ、止めてって言ってるのにっ」

 不味いっ、チズが泣きそうだわっ。

「ごめんなさいチズッ、これはあれよっ、のぼせちゃったのっ」

「のぼせたって、レイちゃんまだ湯船に入って無いじゃない」

 チズが涙ぐんだ目で睨んでくる。

「お湯に浸からなくてものぼせる事はあるのよっ、今が正にそれっ、ふぅ、あー、でも大分楽に為って来たかしらっ、良かった良かった、ごめんねチズ、自分ではチズの背中を洗ってたつもりだったのに違う所を揉ん、洗っていたみたい、本当にごめんなさい、ふぅ、あー、まだ一寸頭がくらくらするわね」

「……大丈夫、治癒しようか」

「大丈夫大丈夫、治癒は得意だから自分で治すわ」

 チズが心配そうに私を見ている。

「レイちゃんがのぼせてるって解らなかったから、私レイちゃんに肘鉄しちゃった、ごめんなさい」

 不味いっ、またチズが泣きそうっ。

「良いのよっ、私が悪いのっ、のぼせていたとはいえっ、チズが嫌がっているのに洗うのを止めなかった私が悪いのっ、んっ、もう治ったわっ、肘鉄砲の怪我も頭ののぼせも治ったわっ、だから気にしないでっ、もう忘れて湯船入りましょうよ、さ、泡を流しましょう」

「……解った、ごめんね」

 駄目ね、私は、一時の欲に溺れて今度は、チズを、親友を失う所だったわ、恐ろしいっ、何て恐ろしいのかしら肉欲の快楽はっ、まだ胸を揉んだだけっ、それなのに既にまた揉みたいっ、チズの胸感触が脳裏から離れないっ、親友を失いかけたのにっ、不味いわっ、何か手は無いかしらっ、そうよっ、私の胸を揉んでその場しのぎをすれば良いのよっ、では早速っ、違うっ、違うのっ、こんなんじゃ無いのっ、チズの胸はこんな小さくないのっ、こんな掌にすっぽり収まらないのっ、掌から溢れ出るのっ、おっきくて気持ち良いのっ、…………。

「レイちゃん、湯船に入らないの」

「……入るわ」

「大丈夫、やっぱりまだ具合悪いの」

 私は泡を流して、チズが浸かっている湯船に入る。

「大丈夫、ただ人生の残酷さを再確認しただけの事よ」

「えっ、うん、そうなんだ」

 チズは不思議そうに私を見ている。

「良い湯加減ね」

「うん、暖かくって気持ち良い」

 チズは気持ち良さそうに、「はふぅー」と言いながら肩までお湯に浸かる、なんか浮いてる様な、チズの胸がお湯に浮いてる様な気がするけど、そんな事あるわけ無いわよね、私の胸はしっかり完全にお湯に浸かっているもの、胸は浮かない、浮くわけがない。

「明日も一日理術の訓練かな」

「そうね、収穫する作物も無いし、そうなると思うわ」

「策敵使える様になるなぁ」

「大丈夫よ、努力していれば、きっと策敵様はお力を貸して下さるわ」

「うん、……えっ、策敵様」

「えっ」

「えっ、いや、策敵、様付けなの」

「あぁ。そうよ、策敵様よ、その内チズも解る筈よ、策敵様の偉大さが」

「う、うん、そうだね、そろそろ上がろっか」

「そうね」

私達は湯船から出る、私の前をチズが歩く、プリケツをプリプリ揺らして歩く、次は尻を揉むっ、と、心に決めて、私は脱衣場に向かう、大丈夫、女同士のスキンシップよ、仲良しなら手を繋いだり、抱き合ったりくらいするもの、それの延長、問題ない、合意の上なら問題ない。

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