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2話. グランドオーダー

私の名前は相良秋です。

18歳の平凡な高校生であり、一流小説作家になる身でした。

前の言葉は全て過去形ですね。

今や偉大な女神から授かった草の匂いいっぱいのローブを被った、一人の冒険家です。

この世界に渡る前まで履いていた白い無地のシャツと黒い長ズボンは、ある女神にとても目につくと再知されました。

まさにファンタジーの世界に飛び込んできたような気分になる言葉でした。


「ところでこれは臭いマントじゃない? 服から、老けた匂いがするたけど」

「別に着た転生者はいないんですけど…。 このマントを取り出すのも久しぶりから」


涼しい風とともに、地面固めの道を10分ほど歩いていた。

現実世界では着ることのできない緑色のローブをなびかせながら、

歩くのに苦労している私のそばで気楽にぶらぶらと浮浪する自称女神と対話を交わしていた。


「これ, ずっとどこに保管していたの? 」


羽もないこぢんまりとした体を空中で一回転して答えた。


「はっきり覚えてないな…? 確か、雰囲気はあそこと似たようなところで保管したと思うんだけど…」


そう言うと、右に腕を伸ばして指で自分の感じたその慣れた雰囲気を指差した。

ちなみに、私たちが歩いているこの道は遠くから見える青い川の水と、四方に広がる生命あふれる芝生。

そして、泥道ばかりだった。


「適当に投げておいたんじゃないの? 」


女神は自分の頭を軽く打ち、舌を出した。

そして、肉声で『デヘッ』という言葉を口にした。

現実世界に存在するが、現実世界で一度も見たことのないその『デヘッ』を私はこの世界で目撃したのだった。

いや、そもそもこちらの世界が元祖なのだろうか?

では、現実世界の『デヘッ』は世界の 『デヘッ』にちなんで作られたのだろうか…?


「あの...そんなくだらない悩みでエネルギーを使うべきかな...? 」

「使えないなんて!! お前は創作家が著作権のせいでどんなに頭が痛いと思うの?

行動を一度間違えると、そのまま地獄に落ちるんだ! いいインスピレーションが浮かんだが、すでに似たような作品が人気を集めていると、どれだけお腹が痛くなるか分かる? 」

「今それが重要なんじゃないんだよ!! 君はどこを目的地に置いて移動するのか知っている? 」


著作権問題ももちろん重要だが、今は現実世界ではないからしばらくの間、脇に置こう。

今は異世界。 青い川と青緑色の風が現実世界のように私を迎えてくれたが、雰囲気はあまり良くない。

この世界で私は確かに外国人だった。

地図も情報も人脈もない時点から、すでに希望は踏みにじられた状態だった。

だが、私には現実世界で学んだ深い知識があった。


「川の周りには必ず人が住んでいる。 その人が村の形をしても、家族の形をしても。 一人暮らしだって。

人でなくても、生命体ひとつくらいは生きているだろう。 川がひどく汚染されたのではないのなら」


しかし、川の姿は以前にも言っていたように、できたての透明なガラスのように澄んでいて、現実世界のサファイアのように青い色が揺れていた。

あんな姿の生命体が住んでいないなんて話にならないことだった。


「それで、さっきからずっと川の方に歩いていくの?思ったより何も考えずに行動しないんだね」


この女神は、今自分が言った言葉がどれほど無礼な言葉か知っているのだろうか。


「お前が国を支配する王になれって。 それも7つも。 7つの国を同時に運営する王が、 頭が悪ければ使うと思う? 」

「まだ、国も建国してないのに…」

「おい、僕, この国初めてだし、建国するのも初めてなんだ。 専門家お前のが、 助けを与えないといけないんじゃない? 」


顔から風が感じられた。

その風は正面の女神が手を強く振ってできた風だった。


「私ってなんで専門家なんだ!! 私もこのゲーム初めてなんだから!! 」

「じゃ、お前はどうしてここにいるの? お前もこの話を見る神々のそばで見守るだけでいいじゃないか」


さっきまで風を起こしていた女神シローは、一瞬落ち込むような雰囲気を醸し出し、苦笑した。


「等級が違うからね…私はあそこの神々とは比較にならないから...」


時への表情は思ったより重く見えた。

例えば、毎日けんかしている家族の事情で、大きな悩みの人のようだった。

そして、家族の事情には巻き込まれないものではないと教わった。


「まあ、それは神々の話だから組み込みたくないですね。 僕は王なので」

「まだ違うじゃん___」


田中みたいにタックルし続ける四郎の唇に人差し指1本を突きつけた。


「すみません。自称神様? でも、私よりはこっちの世界の方がカチカチしませんか。 7つの国の名前を全部知っているならもっと知っていることがあると思うんだけど。え、優勝したくないんですか? 」

「やくざじゃん!これ!! 」

「本当じゃないか。私よりは、でも、よくわかるのは当たり前だろ。 隣町のダ女神ようになりたくなければ、助っ人になってあげた方がいいんじゃない? 」

「助けなきゃいけないんだけど…で、隣町のダ女神って誰? 」




◈◈◈◈◈



「フムフム…じゃ、始めるよ」


空中にぷかぷか浮いているシロは首をほぐしたあと、手から風を起こし、魔法のようにした古い紙を召喚した。

確かに、現実世界の魔術とは比較にならない世界の魔法だった。


「この大陸の名は『グランドオーダー』現在7つの国がある一つの大陸だ」

「ちょっと、じゃあ他の大陸もあるの? 」


他の大陸が存在すれば、やるべきことが増えるような感じが私の頭をかすめた。


「えっと…地図上には出てないのに、『王のゲーム』自体がこの大陸の7つの王冠を占めるゲームだからね。 あっても構わないんじゃない? 」


頭からつま先まで白の目にぱっと付くシローの言葉を一理あった。

だが、てんで関係がないわけではないだろう。

もし、他の大陸の存在が確認されれば、きっとこの大陸の巨大な国はその大陸を侵略しに行くだろう。

未知への好奇心 無主の地の征服 もし他の国があったら、それはそれでこのゲームの版図を左右する重要な部分になることができた。

もちろん、私はいない方がいい方だった。

発見されていない未知の地は戦場に落ちる一つの新しい兵器を意味する。

戦争が長引く大きな理由になるだろうし、犠牲者も増えるだろう。

最初から戦争を起こさずに王冠を持ってきたほうがいいと思うけど、じゃあこの話を見る神様が嫌がるだろうし…。


「パス···次の説明してね」


一応、この話は新大陸が見つかったらもう一度考えてみよう。


「現在この大陸には7つの国が世界を支配している。

転生者が支配する国が4つ、この世界の現世人が支配する国は3つ」


現生人というものは、おそらくこの世界に元々住んでいる人たちを意味するものだろう。


「だいたいこのゲームは始まってどのくらいになるので終わらずに7つも分かれているんだけど」

「始まったばかりなの。うーん…100年?正確には128年くらい経ったはず…? 」

「ずいぶん前じゃないか」


シロは少し古い地図を折りたたんでから、このゲームの歴史について説明し始めた。


「128年前、高い地位にある阪神が自分の世界を背景にしたゲームを開いた。 そのゲームがこの「王のゲーム」。

下位層の神々が早く上位層に上がるようにしようというゲームだったし、反応は予想よりずっと熱かった。

下位層の神々は、深海につながっている様々な世界と次元の転生者を連れ出し始めた。

ゲームの序盤では、国が300以上も始まり、長い歳月が過ぎよう。 今のように7つの王国が残ったの」

「そりゃ、お前みたいに遅く始めた方がずっと得だろ。 何かデメリットとかないの? 」


シロは苦笑して首を横に振った.


「このゲームの参加はいつでもいいよ。 このゲームに参加する転生者と転生者をサポートする下位神さえあればいい。

確かに、ゲーム中盤には、日和見主義者のシーンが増えたシーズンがあった。

たった2つの国があったあの時。 チャンスを欲しがって参加した下位の神々が多かったけど、同じように思う神々もやはり多かった。

新しい国が数え切れないほど生まれ変わり、戦争は終わっていない。 そうやって流れは前のように回っていった…」

「結局は6つの国をすべて支配した上で、一つの国が残ったとき、他の参加者たちがぐんと増えるということじゃないの…」

「それがこのゲームが古い理由なんだ…」


頭が痛かった。

なぜ転生者たちがチートの能力を得てから、このゲームを早く終わらせたいのかという理由が分かった。

300以上の国で始まって、数多くの戦争の後にこんなに7つが残ったということか。

では、あの7つの国のうち転生者が支配する4つの国はどのくらい怪物なの?


「このゲーム、見こみのあるゲームなの? 」

「転生人だけでなく、現世人たちもすごく強いんだ…。もちろん、機会を割り込んで簡単に国を喰った人たちもいる。

そして、100余年前のゲームだ。見ると、最近は参加するシーンもあまりないよ」

「今がチャンスの地ということか…」


いくら今ほかの神々に忘れられてしまったゲームになってしまったとしても、残った国が2つ残ってしまえば、きっと口コミが広がり、日和見主義者の神々がいきなり飛び出てくるだろう。

神様が作ったゲームを進めるにつれ、考えなければならない要素がもう一つ増えた格好になった。


「それでは、この大陸を支配している7つの国を紹介するよ」


シロは再び地図を広げ、語り継いだ。


「まず、東にある金の国『アイネス』

開国三年たった金の神に仕える国 新生国家だが、7カ国の中で経済順位が3位に上がった恐ろしいダークホースだよね」

「3年…短い時間ではないが、国でいえば新生国家か。 ところで、金の神? お前たちのように死んだ人を連れて この世界に送る神たちではないだろう? 」

「そんなに悪く言う必要ないだろ…まず、ここに世界の刀身はいる。 君の世界にも神は多いじゃん」

「存在が未知数な神なんだ…よし、この世界についての情報が増えたね」

「次は南の水の国『グラシア』海と隣接して貿易が主な国だ。 歴史は14年。

そして、『メドーフォー』陽の当たらない影の国。 9年」

「パッと見てもよくないことを専門的にやる王国だね」

「そして、西の森からなる自然の国『セクリファイス』

エルフとウィザードの国

そして、『セクリファイス』と姉妹国の『カオニス』

ここはダークエルフと黒魔法使いの国だよ。 2人とも建国してから50年くらいになった」


5...50年?このゲームの100年の歴史で 半分も耐えている国だって?

ちょっと待って、確かにシロが100年余りの歴史で二つの国が残ったことがあると言っていた。

それならもし…

と私は、用心深く四郎にたずねた。


「ちょっと、シロ。 君が言った『たった2つの国だけが残った時』 その時がエルフの2つの国? 」


『どうして分かったの?』という驚いた表情。

シロは返事を言葉ではなく、驚いた表情で答えた。


「なんで分かったの?やっぱり、現世人と転生人の二人が支配している国だからかな? 」


転生人と現世人?

ということは大戦争が行われているうちに、エルフと転生人が手を携えて大帝国を作ったということか。

私は一度も見たことのない現生人の強さがどの程度なのか予想された。

現世人と転生人が手を握り勝利を収めたということは本来、現世人と転生人の力の構図が対立するということだった。

どんなにチート的な能力を持っていても、少なくとも一つの能力を持っている転生人を相手に、そこまで戦争に耐えるということは、この世界の現世人そのものの力が強いということを意味した。


「じゃあ、まず国から作らないといけないのかな? それとも奪うべき? 」

「国民から集めないといけないんじゃないの…? 人がいてこそ国が形成されるんじゃないの」

「人から探すのに…今何時間もずっとこの道ばかり歩いているじゃないか。 同じ芝生に少しずつ近づいてるみたいだけど、あんまり変わってない川しか見えないって」

「わ…私にできることじゃないんだ!? 最初に、川の方に行けば人が住むって言ったのは君だろ! 」


私の指摘にシーロはうっ憤をぶち上げながら地図を床に投げ捨てた.

風に当たりながら床を転がる地図は、次第にホコリに変わり、魔法のように消えていった。


「私もこの世界は初めてだと、まだこの世界で生きている別の生命体も見ていないし、知っている情報は大陸と7つの国しか知らない状態なんだ。 まさか、常識まで通じないとは思わなかった」

「はぁ…再び地図を召喚して最初に回るべきかな…。 そうするにはあまりにもたくさん歩いたが...」


シロは思春期に入った平凡な家庭の娘のように、せがんで再び手を合わせて風を起こした。

手のひらの間から青い風が吹き上がり、また古い地図の形を作っているとき、


「あ、家だ」

「ええええ?!!? 本当に出たの? 」


涼しい風を起こした手を振り上げながら、私の肩をつかんで、私の頭の上から、指の先が向いている、ある小屋を眺めた。

川に密接に面している本当に青い草と川の水の雰囲気がよく調和した小屋がその地を守っていた。

シローが召喚したその古い紙とは質感が違っていた。 人間がよく住んでいる、よく管理されている平凡な田舎の家だった。


「フフフ…どうだ私たち世界の偉大な常識が。 何の理由もなく高等教育を受けるんじゃないの~? 」

「情報によると、君はその世界の知識を打ち破る努力をあまりしなかったという…」


痛い所に触るとは。

しかし、よく考えてみるとそんなに痛いところではなかった。

勉強しなくても「一流作家」という夢は私を支えていた.

もちろん、結局こうして神々を相手にする冒険家作家になったが···。

お母さまと、毎日、必死に闘うよりは、百倍もよかった。

そういえば···。もともと世界は今何をしてるのかな。。。

お葬式?遺体は発見したのだろうか? それとも、もう忘れられた存在になっちゃうのかな?


「何してるの、アキ! 早く行こう!ついにこの世界に現生人に会えるね! 」

「あ…うん」


元の世界に対する懐かしさに捕らわれていた時、世界の神様が私の恋しさを覚ましてしまった。

そう、これ以上元の世界に戻れない体。

一流作家であれ、神々に見せるゲームに参加するか、とりあえず最善を尽くしてみよう。

それが私の父が亡くなる前にくれた最初で最後の言葉だったのだから。



◈◈◈◈◈




その小屋は近くから見るともっと親しみのある雰囲気を醸し出していた.

川の水の光に反射する家、田舎で殴られた木の香りが漂う丸太でできていて、周りにはさわやかな森と輝く川しかない寂しい家だった。

もちろん、家の中の雰囲気には寂しさという言葉が浮かんでこなかった。

遠来の子供たちの騒ぎ 現実世界でも聞いたことのない幼い子どもたちの大きな笑い声が聞こえた。


「本当に人がいるね。 それも何人かいると思う。 子供達の声が聞こえるが... それでは、一家がここに住むのか? 」


一家がこの狭い小屋に住んでいるんだって? 周りには自然が呼吸していることしかないのに。 それにしては家も小さいし、音を聞くと子供たちの数も多いのに。

しばらく土道を歩いたあと、はじめて人の声が聞こえてくる小屋の戸の前で止まった。


「シロ、あんなに空中を飛んでいてもいいの? 」


四郎は自称女神 私が川風に当たりながら歩き続けている時、私の肩くらいの高さで飛び続けていた。

羽もついていないくせに、白いワンピースをひらひらさせながら宙に浮いたままだった。

いくら魔法が存在する世界とはいえ、体全体を取り囲む服が白いのに赤ちゃんのような白い肌の子供が空中を飛んでいるのは目立った。


「私の服よりあなたの方が目立つと思ったら」

「まぁ!あの…えっと…そんな…かな? 」


反論できないだろう。

この世界に存在しない別の世界の服である無文シャツより、空中浮揚の魔法で空に浮かんでいる少女が目につくのは当然だった。

四郎は「うう……」と言いながら、沈んだ表情とともに地面に近づいた。

小さな足の裏がだんだん地面に触れながら、シローの視野がだんだん低くなっていくのが感じられた。

…………


「おい、背が低すぎるんじゃない? 」


ずっと空中を飛んでいたので、シローの背丈が正確に目に入らなかった。

最初に見たときは、血を流しながら倒れていて、むしろシロの背が高く見えた。

だが、今、私は悟った。

自称女神の実際の身長はそんなに高くない私の身長にギリギリ胸くらい届くということを。


「背が低くても問題ないんだから!? 私はあなたとは違う女神だから! 」

「いや、こんなに小さいと私が連れて行って何か間違ったことを感じるじゃないか。 こんな陰気なローブまでかぶって子供をそばに置いていたら、人は何だと思うだろうか」


平凡な小屋のドアの前だった。

白いシャツを覆った暗い緑色のローブの男と怪しいほど背の低い女神がいざこざを捨てている場所が。

子どもたちの笑い声より大声で騒いでいたとき、丸太でできたドアが、だんだん古いドアの音を立てて開いた。


「あ」


女神の頭に腕をあげながら戦っていたその時、

ドアが開く音が互いの耳に突き刺した.

現在の私たちの姿は誰が見ても平凡な姿ではなかったし,

その普通ではない姿を見たのは、小屋から出てきた一人の男の子だった。

大きな瞳の星のように輝く、純粋なこの世界の子供だった。


「……………お」

あの…こんにちは. 私たちは……それが…」


ドアのそばにきらめく表情の男の子より背の低いシロが

自分がどれほど困惑したかをアピールしながら、男の子に声をかけた。


「おぉ…おぉ!! 」

「おお?? 」


男の子は私たちを見つめる目を大きくして、家の中で叫んだ。

草色のローブを被った転生人と純白の女神の見たその男の子の感想だった。


本当に悪魔が来た!!!! 」

「あっ…ま? 」

「え?!悪魔??」


なぜかシロは悪魔という言葉に平凡な人扱いされた貴族のようにかっとなった。

確かに、女神だからそのような扱いはされたくないのだろうか。


「こんなに白い女神に悪魔といわれたの?! 私の純白を無視するその種族と私を同じく見るなんて...! ううう!! 」


やはり、関与したくない家の事情か。

ボクはシローのうっぷんがもっとはじける前に、草の匂いのするローブを脱ぎ、シローに渡した。

もし悪魔に見えたら、もっと悪魔に見えたほうがいい。


「ううっ···草生臭さ。 これを私が着るべきなの? 」

「神聖な純白の白が悪魔扱いされるよりいいんじゃない? 」

「それなんだけど…」


天から降りてきた女神シローが草臭いローブを持って迷っていた時、

その小屋のドアがさらに強く開き,子供たち5人が飛び出してきた.

そうして、子供たちは、初めて見た男の子のようなきらめく瞳で、珍しい光景を見たような視線を向けていた。

何か変な空気が読まれた。


「見て!!マジで悪魔が来た! 兄さんが呼んだの? 」

「私…私が?でも私は小さな悪魔召喚式を言ったと思うんだけど…」

「ねえ!あそこのちびデビルがきっと、この巨大デビルの手下なんだって! 」


プフフ…

子供たちの錯覚の言葉に思わず笑い出した。

子どもたちの目には、ローブが問題ではなかった。 ただ、この世界で見たことのないスーツのシャツが貴族が着たように見えて、たぶん、悪魔召喚式…? そんな遊びに偶然重なって、いま悪魔扱いされていたようだった。

そして、たまりかねる笑いをやっとさえぎっているとき、そばからは小さな怒りが感じられた。

この世からやってきた神だったが、ここではただ、背の低い小僧に、悪魔、それも悪魔の部下の悪魔。

貴族には、もはや平凡な人を超えて奴隷にしている有様だった。


「おまえら!!! 」


背の低い悪魔の部下の反応は、子供たちを遊ばせるよいよい反応だった。

シローは両手を大きく上げ,人狩りをする熊のように子供たちに突進した.


「ウアアアア!! 逃げろ!! 」


そして、背の差もあまりない子供たちの間で、シロは鬼になって家の中に消えた。

私は感じた。

今、私の唯一の仲間は、この世から降りてきた女神よりは、ただ風を起こして地図を召喚できる子供で···。

次回は木曜日にアップされます。

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