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短編〜バレンタイン×Magic〜

作者: 双尾猫又

バレンタインですね。虚しいから、小説あげます。

今日はバレンタインである。


ちなみに我輩の名前はまだ、ない。


というか、つくはずがない。なぜなら私はチョコレートだからである。


私をこの世に産み落としたのは一人の男である。

その天才的な手腕から、1cmほどの小粒な私が生まれた。さぁ、どうする。学生ながらに味覚核兵器を作り出した、我が父よ。


私に込められた想いは、愛。人生の伴侶に望む者の心をいとめるべく,私はその矢となろう。


「あっ、これだけ形が歪だ。送るのはこっちにしておこ。」


どうやら、私の妹が矢になるようだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜


こうして名もなき、チョコレートは生まれてすぐに、意識を落としたのであった。

良い、バレンタインを:(;゛゜'ω゜'):


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