ぷろろーぐっ!
処女作です。
転生物は飽きてしまったので古きよき部活動物を書きたかった(過去形)。
不定期更新なので、多分気付いたら出してます。
ぷろろーぐなので文字数は半分。次話からは2000文字近くで投稿していきます。一番読みやすいと思う(僕は)。
あ、なんか秩序のない暴動は英語でriotって言うらしいです。文字はカッコイイですね。
質問感想添削待ってます。批評したら拡散してください。これが特価交換っていうらしいです。僕は経済とか知らないのでよく分かりませんけど。
「先輩!起きてください先輩!!」
信頼のおける後輩の声で、私は目を覚ます。
「なんだ、立川?もう着いたのか?」
着いたにしては外がイヤに騒がしいが……。
「違います!グラトニーワームです!列車の後ろから追ってきてるんです!」
んん?グラトニーワーム?なんだそれは…?
「ワーム類の中でも人喰いに分類していて、その大きさから列車なんかは一口で飲み込んでしまうんです!このままだとグラトニーワームに追いつかれちゃいます!」
世の中にはこれまた奇異な生き物も居たものだなぁ…。
まぁ、このまま自分達だけ逃げて乗客を見捨てる、なんて選択は私には無い。
「立川、時風と山波を」
立川から、透き通るような空色の鞘に収まった大太刀と、深く深淵のような緑色の鞘に収まった大太刀を受け取り、私は車両の最後尾まで走り出した。
アタシが最初にグラトニーワームの接近に気付いたのは、グラトニーワームから発せられる独特の異臭だった。
と言っても、その異臭は注意深く嗅がなきゃ分からない程度のものだったんだけど、アタシの発達した嗅覚はその臭いを逃さなかった。
その数秒後、地面は大きく揺れた。グラトニーワームが地中から頭でも出したんだろう。
アタシは直ぐに寝ている先輩を起こしにかかった。
列車の最後尾へ走る先輩の後ろを、全力で追いかける。
先輩の長い、そして艶やかな黒髪が風になびいて広がるのを、先輩は気にしていないようだった。
大勢の乗客が、何事かとどよめいている中、先輩は乗客の間をぬって走っていく。
アタシはぶつかり謝りながらも先輩を必死で追いかける。見失う訳にはいかないのだ。
そして、ふと気付けばアタシ達は列車の最後尾まで来ていた。
前方には大きな口だけ芋虫が、うねうねと縦に身体をくねらせながら列車を追ってきているのが見える。多分というか確実にあれがグラトニーワームだ。
「先輩!!」
「下がっていろ、立川」
アタシにそう忠告して、先輩は大きく跳躍してグラトニーワームへ斬りかかった。
そこからの流れは一瞬だった。
グラトニーワームに斬りかかった先輩に、グラトニーワームは下から突き上げようとするが、先輩は横回転でその突き上げを避け、その回転のままグラトニーワームを斬り裂いた。
グラトニーワームの大きな悲鳴が響く中、先輩はグラトニーワームの背を蹴って列車の最後尾のアタシの隣まで跳んできた。
「立川、怪我はないか?返り血は浴びてないか?」
「だっ、大丈夫です…。心配ありがとうございます…」
「そうか、それなら良かった」
アタシは先輩の心配してくれる言葉に気の利いた返しをすることも出来ず、ただただ先輩の優しさとカッコ良さに顔を赤くして俯かせた。
「そうだ立川。夜樺町に着いたらあいすなるものを食べようか」
「ホントですか…!?嬉しいです!ありがとうございます!」
やっぱり先輩には、敵わない。
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタツイしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、登場人物達のみんなへのメッセジをどぞ
名前出てないけど多分喜多海と思われる先輩「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
立川「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
グラトニーワーム「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
乗客「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
列車「・・・ありがと」ファサ
では、
名前出てないけど多分喜多海と思われる先輩、立川、グラトニーワーム、乗客、列車、僕「皆さんありがとうございました!」
終
名前出てないけど多分喜多海と思われる先輩、立川、グラトニーワーム、乗客、列車「って、なんで僕くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり(ません)