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あなたはわたし。わたしはあなた。

わたしをまつあなたへ7

作者: みんみん

#ネット小説大賞七

おはようございます。10時を回ったから、こんにちは、かしら。今日は節分。豆を巻いておに退治をしたり、恵方巻きを無言でむさぼりくう日だわ。

今日は曇り。雨や雪の降るような黒い雲じゃない、オフホワイト一色。本当にグレー。でも、明るいのよ。曇ってるけど。

あなたの春からの身の振り方は見えたかしら?

まだ私立大学を受験?二次対策しながら?地方で受けるならば移動中?推薦ならば、一般でも早ければ、もうすぐ合格発表でしょ?

私は四大はダメダメだったから、短大、公立に行ったわ。

春になり、駅で、高校の友人と会うわ。第一志望に通っている者、私のように春を見かけで謳歌している者、どこにも受からず予備校通いの者、行きたい大学があるから予備校に通っている者、中には宅浪もいたらしいけど、駅で会う面子で。

傍目は、ミニスカートで通う女子短大の私を見て、予備校通いの友人が「私のこと、かわいそうだと?」と言ってきた。ビックリした。むしろ、予備校に行ける金がある友人が羨ましかった。でも。それは、うまれ育った環境が違うから仕方ないよねと。彼女は、予備校で、理系に転向して、それなりの大学に行ったわ。

私は、それなりに納得して、進学して、それなりの企業に就職したけど、大学に行きたくなって、会社を辞めて社会人編入したわ。

だから、行きたいときに大学に行けば良いって、スタンス。

私が、恵まれているとでも思う輩からは、「大した学歴じゃないよな」とか言われるけど、私は私で、あなたはあなただからとしか思わない。

現に、私の弟は、地方の国立大に受かったから行ったけど、記念受験した立命館に受かって周りから「立命館にいくの?」と聞かれたらしい。でも、兄の「腐っても国立大」というアドバイスで進学したわ。その後、不都合になると「あのとき、俺は、立命館なの行きたかった」と抜かしていたわ。決めたのは自分なのよ?嫌なら辞めて再受験すれば良いのよ。姉のわたしを、ボロクソ言っていて、いざわたしが大学に編入したら「ねえちゃん、やるな」ですって。

世の中、他人のせいにして生きていかなきゃプライドが保てない人っているわよね?不都合になると、記憶は忘却するやつ、とかね。

さらに、弟は、大学院も中退…やりたくない窒素なんてやってられねーですって。他所の院に行きなおしたら?とアドバイスしたけど、就職していましたよ。また、ぶつくさ言っていましたよ。もう、お家芸。

脱線、と思っていたら、本線だったり。本線だと思ったら違っていたり。でも、自分で仕切り直せるのよ?

まあ、人生は、まだまだ色々あるわよ?


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