2 理由
家から出て
列車に乗ったり、馬車に乗ったり
歩いたりして
一週間かけて、やっと街に着いたが……
「うぅー、人に酔った
気持ち悪い〜」
人が多すぎて、酔って吐きそうです
『と、とにかくどこか人の少なそうな
店に入りましょう』
チーノが慌てて、店を探しに行った
『イヴ様見つかりました
こちらです』
・ ・ ・
「あ、あのーすみません」
チーノが案内してくれたのは
人気の少ない路地の奥にあった、薬屋らしい
酔い止めの薬を貰おうかな…
直そうと思えば直せるけど、治癒魔法は自分にするの下手だからな…
『あら?
小さな客人ね……どうかしたのかしら』
なんか本で見た魔女(?)のような服装をした髪の長いお姉さんが部屋の奥から出てきた
「あ、えっと…酔いが治まる薬ってありませんか?」
『……酔いねぇ
うーんないことは無いわ
ほら』
机に置かれたのはお茶…みたいなもの
これが薬なのかな
『飲まないの?』
「い、いえ……ありがとうございます」
飲んだけど意外と美味しいかも
『貴方、どっかの田舎の出身?』
「はい」
『ふーん…どうして街に来たの?』
「父と母の遺言を果たすためです」
そう……私が街に来た理由は
父が残した遺言を果たすため
あの日…5年前に居なくなった両親や村の人達の夢を叶えるため……
・・・
イヴへ
父さん達は用事で村を出ます…
5年立って帰ってこなければ
王都に行って国の魔法学園に入りなさい
イヴならきっと安易に入れると思うぞ
なんたって、父さん達の娘だからなぁ!!
村の人達や父さん達の昔からの夢だったんだよなぁ、王都に行って政治とか国を守ったりするの…
まぁ周りになんと言われようと自分を貫けば
きっと大丈夫だ
だから、頑張れよ!!
・・・
前から村の人達とかが自由なのは知ってたけど、ほんとにかほんとに帰ってこないとは思わなかったわ
もう少し詳しく用事とか書いてくれればよかったのに…




