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高嶺の花  作者: ちぇん
4/6

部活初日

高校生になったら大人になり、将来の夢の為勉強も頑張ろうという気になるだろうと…

なりません!

気付いたら昼休みでやんの…

人はそんなに急には変われないんだね…

神林「飯食わないのか?」

亮介「食うよ!取るなよ!」

本当にお気楽だよな。

神林「でもあの杉原先輩?2年なのに副部長ってすげーな。そしてすっげー怖そうだな」

またそうやって嫌な事思い出させる。

神林「あの先輩と喧嘩ってお前も大概すげーよな…俺だったらすぐ謝っちゃうよ。」

普通はそうなのかな…

俺だって別に喧嘩がしたい訳じゃないし、ただバスケが上手くなりたいだけだったのに…

はぁ…部活行くの気が重いな…


放課後、体育館に集合し、全員集まる。

立花「じゃあ今日から通常通りの練習を始める。1年7人の内4人が経験者、あと3人が未経験者って事だったな。1年はまず体力作りの為に外周り走ってこい。杉原!」

杉原「はい。」

立花「コース教えてやれ。」

杉原「わかりました。じゃあ1年ついてきて」

神林に言われて改めて杉原先輩を見てみると確かに目つき悪いな…

杉原「1年早く準備しな!時間勿体ないから…」

うわ…懐かしいな…

杉原は特にこちらを意識する事なく淡々とコースを説明した。

杉原「まぁこんなとこかな…なんか質問は?」

神林「はい!」

杉原「かんばや…しだっけ?何?」

神林「杉原先輩は平松と工藤の先輩なんですよね?中学の時の2人はどんな感じでした?」

杉原「工藤は要領いい奴だったな…平松はしらね…」

か・ん・ば・や・し~!!!

何でそういう事を…

慶明「でも、亮介あれから部活頑張ってレギュラー取ったんですよ。これからの練習でもちょっと見てくださいよ!」

杉原「…じゃあ俺は練習に戻るから」


亮介「慶明!神林!なんでお前らは…」

慶明「わりぃ!お前がやっぱ相当気にしているみたいだからちょっとな…神林は俺に言われた通り喋っただけなんだ。」

神林「そうだよ!急に慶明が言うからびっくりしたよ!ちょっと手震えてるじゃん!」

慶明「でもやっぱあの先輩はいまいちわかんねーな…」

亮介「余計な事すんなよ!」

杉原に指示されたコースを走り出す。


ランニングが終わり体育館に戻る。

あれ、すっげー俺息切れてる。

やっぱ受験とかで運動してなかったから体力落ちてんのかな…

顔を上げると女子バスケ部が目に入る。

ナナはすでに1軍の練習に参加している。部員数40人以上いるなかで大したものだよな。

ナナとばったり目が合う。

やはり心配してくれているようで大丈夫?と口をぱくぱくさせている。

本当におせっかいだな…

ナナも慶明も気にしすぎなんだよ。


立花「全員戻ってきたな?じゃあ、未経験者は端に酔って基礎練習から!田所(たどころ)お前が見てやれ」

田所「はい!」

田所俊哉(たどころとしや)は男子バスケ部のマネージャー。高校1年の時に怪我により選手を諦めマネージャーとなったらしい。


立花「経験者の4人はコートに入れ!まずはどんなものか見たい。」

5対5のゲーム形式。

試合は久しぶりだな…

Aチームは俺・村田陽一(むらたよういち)→もう一人の1年・先輩3人

Bチームは慶明・神林・先輩2人と…杉原だ。


立花「すぐ始めるぞ。」

ゲームが始まった。

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