第1話 不思議な夢
白い大きめのセーター
黒いロングスカート
顔はわからない
どこかの部屋で
楽しげに話をしてる
俺も…笑ってる
?【ん?…あぁ…またか…何なんだ?あの夢】
そして彼は目が覚める…時間は朝の6時
?『匠〈たくみ〉早く朝シャン浴びて用意しなって』
匠『ふぁ…はいはい』
↑
超低血圧
匠【ったく、朝からうるせぇなぁ】
彼の名前は姫内 匠〈ひめうち たくみ〉高校1年生
起こしに来た女性は姫内 蓮〈ひめうち れん〉高校3年生、彼女は一卵性双生児でもう1人の方は姫内 蘭〈ひめうち らん〉蘭の方が姉だ
キッチンで忙しそうにご飯の料理をしているのは姫内 麗〈ひめうち れい〉大学2年生長女で責任感が強い
姉弟順に言うと麗 蘭 蓮 匠だ
この家に両親は居なく4人姉弟で住んでいる、別に死んだ訳じゃない、どちらも社長で家に帰ってこないってだけ、仕送りが来るし普通に暮らせる
匠『ふぁぁ…ねみぃ…風呂ぉ…』
ついでに長女麗は父親に似ていて大人しく美人顔で次女三女は母親似で可愛い系の顔、匠は美男子とも可愛い男の子ともとれる顔だ、可愛く見えるのは幼さがあるからだ
匠『ぁ〜気持ちぃ〜』
蘭『早く出ないと遅刻するよぉ?』
匠『わかったぁ』
『ふぅ…』
【時期は冬、朝シャン寒いだろ!?って思うだろうけど姉貴達が先に使ってるから俺がバスルームに行く頃にはあったかだ】
『いただきます』
『『行ってきまぁす』』
『いってらっしゃい』
【やっとうるさい2匹が出ていったか…】
『匠戸締まりよろしく』
『はいよ』
『じゃ私も行ってきます』
『いってらっしゃい』
【ふぅ…また暇な1日が始まったなぁ】
『ご馳走様』
【戸締まりよしと】
『行ってきます』
誰も居なくなった空間にそう言い放つと彼は家を出た
『匠おせぇよ!』
『わりぃ』
匠に怒った相手は匠と同じ幼稚園、小学校、中学校、高校と一緒の山里 輝〈やまざと あきら〉顔は男の俺から見ても超美形の男前で時間に厳しい
『3分遅れただけなんだから勘弁してちょ?10分前行動してんだし…』
『甘い!時間は正確に!10分前行動だ!』
『わかったよ』
俺達の地元の駅は終点だから電車はガラガライイ所を陣取り一つ目の駅に着く
『おっはよぉ♪』
『相変わらず元気だなぁ』
『全くだ』
『人生短いんだから元気に行かんとね♪』
【こいつの名前は原田 周〈はらだ しゅう〉顔は結構男前、性格は一言で言うと超女たらし、ついでに輝は超一途、俺は軽い女性恐怖症だ、姉貴とかは大丈夫なんだけどな女性恐怖症になった理由?…また気が向いたらね】
輝『あと30分ってとこか』
匠『だな』
周『おっ!可愛い子発見♪』
匠『ったく…』
輝『他人のフリ他人のフリ』
匠『俺も…』
周『へぇ〜月〈るな〉ちゃんと莢〈さや〉ちゃんって言うんだ♪俺の名前は周だよん♪よろしく♪んで』
匠【ぁ〜嫌な予感】
輝【ふってきたらアイツ後で殺す】
周『あっちに居るのは俺の友達♪』
匠【言いやがったよ】
輝【殺】
周『右が姫内 匠で
左が山里 輝
って言うんだ♪
匠、輝、
右が神流 月〈かんな るな〉ちゃんで
左が八神 莢〈やがみ さや〉ちゃん♪』
匠【いや興味ないし】
輝【死】
莢『そうなんですか♪』
周【莢ちゃん乗り気だけど月ちゃん引き気味…男性恐怖症?】
周『ねぇ?月ちゃん?』
月『ひっ…』
莢『あっごめん!この子男の子ダメなの…』
周【やっぱり】
周『そか、残念』