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僕と不思議な君  作者: 千崎の趣味
9/18

本来の姿、小さい姿、蛇の姿、人の姿

最近、ホワイトが抱き付いてくるようになってきた。

寒い夜の夢を見るときは蛇の姿になって、

マフラーがわりになってくれたり、

とても暖かかった


力が戻ってきたので、本来の姿も見せてもらえた。

頭と尻尾が8本ずつあるその姿を僕は


「イソギンチャクみたい(*´∀`)」


って、これ、かわいいって意味だったのに

どつかれた、(>_<)


とても大きくて、会った頃の何倍?


とにかく大きくて

見上げるのが辛い


「小さくなれない?大きすぎて見上げるのが辛いよ」


そう伝えるとホワイトは


かなりかなり小さくなった


猫ぐらいの大きさに


「あっ、かわいい♪」


イソギンチャクがウネウネしています

ヤマタノオロチがウネウネしています


『身体の大きさは変えられるからな、

この国の平均的な山8つ、谷8つ分から、

人の子が作った砂場の山8つ、谷8つ分まで。』


それ、かなりすごいよ

ようはスパイとか隠密行動出来るじゃんっ

僕は目を輝かせた


『なにを考えている』


「隠密行動とかスパイとか潜り込めそうだなーって!」


『めんどい事はせぬ』


「えー」


『えー、じゃない、私が隠密行動してどうしろと』


「格好いいじゃんっ!!」


はぁーーーっ、

8つの頭それぞれがため息ついた

その様子を僕は面白がった


「ホワイトをバックに入れて持ち運びたいなぁ」


『私はペットか』


ここで うんっ って言ったらまたどつかれそう

なのでやめておいた。


人の姿になって、ホワイトはまた僕を抱き締めた。

人の体温と同じになれるのか、

やっぱり暖かい


『ペットは嫌だが、これからもよろしくな、夏美』


嬉しかった、ホワイトから、これからも、と、言ってくれた。


「こちらこそ」


僕は、やっぱり、ホワイトのことが大好きだ。

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