実れ、友よ
人の姿になってからというもの
表情が分かりやすく、
行動もクネクネと動くくらいだったものが、かなりアクティブになってきた
見てると面白いくらいに
「ホワイトなんか動き回ってるけどどうしたの?」
やけにちょこまかと動き回ってなんか
挙動不審なんですけど
お巡りさんこの人です
『調子がよくてな、力が有り余っている。』
「そりゃ良かったね。」
『お主のお陰だ、お主があの時私と契りを交わしてからと言うもの、大部力が戻ってきている。』
「そうなの?」
『ああ、お主がいてくれたからだ、礼を言うぞ』
「僕はなにもしてないよ?友達になってほしいから
友達になってて言っただけだし」
『普通契約の接吻で舌など入れぬのだがな、
私を守ってくれたときも』
かなり勇ましかったぞ?
そうホワイトは僕に顔を寄せた
「訳わかんない奴らに友達になってくれた君を奪われる訳にはいかないもん」
ホワイトの頭を撫でた、
サラサラとした髪の毛が気持ちいい
「あ、それと舌入れたのはどうすればいいかわからなかったから!別にわざとじゃないもん」
鼻と鼻の先がくっつく
『ならば、今度は"わざとじゃない"状態で契りを
交わそうか』
「え?つぎは何の契り?」
『お主にはまだはやい契り』
「?」
『もう少しだけお主が実ったらな、まだはやい』
「実るってなぁに?(´・ω・`)」
『まだまだはやいはやい(о´∀`о)』
「実るってなにーーーーっ」
あと3年位したら教えてやろう、
ホワイトはニヤニヤしながらそう言った
なんか教えてもらえないことが多い(´・ω・`)