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僕と不思議な君  作者: 千崎の趣味
5/18

ホワイトの正体

学校に行っても、先生に注意されても

友達が話しかけてきても、

どこか上の空だった、



ホワイトはどうしているだろう、

あの傷治ってくれるかな、はやく会いたいな、

はやく、はやく





結果はすぐにわかった

彼は夢に再び現れたのだ


『遊ぼう』


昨日と同じように、かまってほしい

そう構えていた


傷は少し残っているけれど、ほとんど塞がっている


よかった、ちゃんと治っている、本当によかった、


「次は僕が隠れるよっ」


続きを始めた




そういえば、自己紹介がかなり遅れた、


僕は千崎 夏美

今は過去を語っているけれど

これでも17歳、乙女座

主に髪は一つ結びにしています


と、僕の事はこれくらいに、




ホワイトとの日々を、彼の正体を、

語っていこう





あの夢を見てからすでに3年の時を過ごした、


現実ではいつも通りの生活、小学校も卒業間近、


でも夢ではホワイトとなに変わらぬように

遊んでいる





そんなとき、ホワイトは話をしてくれた


『夏美、お主は私がなんだか知りたいか?』


なんのことだかわからなかった

大きな大きな蛇じゃないの?

僕と友達になってくれた大きな大きな蛇



『たしかに、私は大きな大きな蛇だが、お主は

まだ私の8/1しか知らない』


はちぶんのいち?

はちぶんのいちってなぁに?美味しいの(^q^)?


小6にして馬鹿な僕は夢の中まで勉強なんてできませんっ(`・ω・´)



『ならば、教えてやろう、私はな..................










ヤマタノオロチと言うのだよ』




























ヤマタノオロチ、

古事記、日本神話に登場する強力な力を持った神様

八つの頭と八つの尻尾

その全長八つの山と八つの谷を合わせた大きさ

山、川、大地、時々天気、災害を司り、


知識を求めて7人の乙女を腹部におさめ、

8人目の乙女、クシナダヒメを食そうとした時に

スサノオノミコトに強い酒を飲まされ、

八つ裂きにされた



妖怪や神様が好きな僕でも知っていた、

とっても不憫な神様だなって




なんでそんな神様が僕の夢に出てくるの?

じゃあなんであのときの夢でフルボッコにされてたの(^q^)




ホワイトは痛い所を突かれたと、うっと、唸った


『力が戻らぬのだから仕方がないであろう、

復讐も何もかも今の私が出来ることはあまりにも少ない』


歯がゆい、と、


『お主の夢に現れたのは、な、..............教えない』

「えー、なんでよー」


『教えないー』


だが、とホワイトはいった

『ありがとう、友になってくれて』

そう言った




もっと話を聞きたかったけれど、ここでまた夢は途切れてしまった、


ちくしょう、都合いいやつ

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