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東方作家萃 ~Phantasm Novel Union~  作者: PNU
第二回企画~リレー~<ドッキリの部>
14/20

スキマプレゼンツ、紅魔館のメイド長はドッキリに引っ掛かるのか!?――終幕<作者:暇な人>



っと、次はどこかしら?

さっさと終わらして帰りたいわ。


「次は私が案内します」

「白玉桜の庭師ね、今度は何してくれるのかしら?」

「手合わせを・・・・と言いたいところですが、幽々子様にはこれをやれと言われてます」


なになに、ドキッ水着コンテスト?

ベスト3に入らなければ秘密をバラします、過去の恥ずかしい失敗をバラします。

バラされたくなければ頑張ってくださいbyゆかりんとレミリア


「また妙な物を・・・で、水着コンテストに出れば良いのね。あたし以外の参加者は?」

「え〜とですね、人里から選んだ胸の大きい方達らしいです」

「嫌がらせよねこれ、なんで全員C以上なのよ・・・」


胸なんてただの脂肪の集まりよ、必要なのは顔と性格よ。

仕事出来て主人の為なら何でもする人間の方が良いに決まってるわ、この勝負かった!






  *






「さぁ、やって参りました! ドキッ水着コンテスト、司会は私魂魄妖夢がさせていただきます。十五名の美少女達の水着を見て誰が一番良かったかを選んで貰い一番投票数が多かった人が優勝です。さぁ誰が勝つのか、それは観客の皆さんにかかってます。それでは行ってみましょう、エントリーナンバー一番・・・・」


十五とか聞いてないわよ、しかもホントに全員大きいし。

自信なくすわ、美鈴とかいたらナイフでぶっ刺すのに・・・全て終わってから刺しに行こうかしら。


「エントリーナンバー十五番、十六夜咲夜さんどうぞ!」


私の出番ね、あまり人に水着姿とか見せたくないけど。

でも我が儘は言ってられないわ、お嬢様の命令なら例え嫌な事でも完璧にこなすのが瀟洒なメイドよ。


「十五番、十六夜咲夜です」

「ん? 今までの方たちは派手なのに十六夜さんはシンプルですね?」

「はい、注目を浴びようと派手にするよりシンプルな方が目立つかと思いまして」

「なるほど〜、では一分間のアピールタイムですどうぞ」

「私、十六夜咲夜はメイドをやっています。もし私に入れてくれるなら、恥ずかしいですが・・・・色々と、ご奉仕致します」


嘘だけどね、男なら一度は考えた事はあるんじゃないかしら?

メイドさんにご奉仕して貰いたいって、それが今現実になるチャンスが来たという事は入れるわ。

男は欲に弱いもの、現に前屈みになってるのが数名いるし。


「ありがとうございました、さて次は集計です。皆さん誰に入れるか決まりましたか? では、投票箱にカードを入れてきて下さい」






  *






「たった今投票と集計が終わりました、それでは発表します。一位に輝いたのは・・・・・エントリーナンバー十五番、十六夜咲夜さんです! おめでとうございます、それでは第二位の・・・・」


これでミッションクリアね、商品を貰ったらさっさと次へ向かうとしましょう。


「第一位の十六夜咲夜さんには賞品として[霊夢ちゃん抱き枕]をあげます、我々が徹夜で作った傑作です。」

「どうも、それじゃ私急ぎますので」


まさか商品が博麗の巫女を印刷した抱き枕だったなんて、しかも上手いし。

彼らは抱き枕職人にでもなるつもりかしら?

というか、売れるのこれ?

一部の者にしか売れない気がするわ、絶対に。


「紅白巫女にバレたら一発アウトね、多分バレるでしょうけど」

「そうですね、それでは着いて来て頂けますか? 次は私なので」


閻魔も暇なのかしら、スキマ妖怪とお嬢様の暇潰しに付き合ったりなんかして。

まあ良いわ、さっさと案内してもらって次の指令を聞いてさっさと終わらせましょ。


「着きました、今回は小町に仕事をさせてください」

「四季様? 今夜ですよ? 夜でも働けと言うんですかこの上司は」

「貴女のサボった時間を考えると三徹余裕で越えます」


美鈴は・・・・入る人間があれだから仕方ないわね、博麗の巫女に白黒とかだし。

でも普段寝てるから強かった言われても言い訳にしか聞こえないわね、起きてたら少しは労ってあげるのに。


「とりあえず小町、貴女はこれから三十分だけで良いので彼女を上司だと思いなさい」

「はい、つまり四季様は三十分間の間だけ私の上司ではないんですね」

「・・・・・では、頼みましたよ」

「出来る限りやってみます、なぜか懐にマニュアルが入ってたから多分出来ると」


本当になんで入ってたのかしら、多分きっとおそらくスキマの仕業だと思うけど。

今回の指令は渡し守に仕事させれば良いのね、脅迫とかやって大丈夫かしら?


「ふぅ、とりあえずあたいは仕事「というサボりだったら家を物色するわよ」・・・さぁて、今から頑張って魂を運ぶぞー」

「頑張ってください、私は見張ってるので」

「四季様口調は勘弁・・・・」


ぶつくさ言いながら運びに行ったわね、さすがに帰りに寄り道はないでしょ三途の川だし。


「さすがのあたいでも仕事帰りは寝ないよ、どこぞの門番じゃあるまいし」

「美鈴は仕事帰りに起きて仕事中は寝てるのよ、たまに起きてるけど」

「たまには上司交換も良いような気がしてきたよ、あの吸血鬼の我が儘に耐えられるか分からないが・・・」

「無理ね、とりあえず終わったら次運びなさい。ノルマは五十よ」


鬼とか悪魔とか言われてるけど気にしないわ、一応マニュアルにも五十人は送れって書いてあるし。

私は悪くない悪いのはマニュアルを書いた人よ、私はマニュアル通り指示してるだけだし。

それに「死神が文句言ってきても無視しましょう、どんな手段を使っても良いので働かせましょう」とも書いてるし。


「それから、一時間が過ぎ・・・」

「なに言ってるんだい、まあ確かにあたいが働かされて一時間が過ぎたけどさ。というか、三十分の約束なのになんでバイ働かされてるんだい」


なんか死神が言ってるけど無視、それより閻魔がまだ帰って来ないのよね、どこかで道草食ってるような事はないと思うのだけれど。

一応見た目が幼くても閻魔だし、買い食いとかお菓子買うのに迷ってるなんて事はないわよね。


「すみません、少々遅れました」

「・・・・・口にマヨネーズ付いてますよ、四季様」

「え・・・・・、すみません熱々のたこ焼きに苦戦してました」


拭いた後に一応訂正はするのね、キリッとした顔してもマヨネーズが口に付いてた事実は消えないわよ?


「とりあえず、お疲れ様でした」

「では私はこれで」


後は閻魔に任せて私は先を急ぐわ、なんかもう面倒臭くなってきたわ。

どうせ三途の渡し守がまた仕事をさせられるか、少し褒められて仕事をさせられるかのどっちかだと思うし。

そんなのまで見たくないわ、という事でおさらばさせてもらうわ。





  *




閻魔の指令が終わってから随分歩いたけど、誰にも会わないわね。

もしかして閻魔ので終了なのかしら?

もしそうならゴールは多分あそこね、スキマとお嬢様が選ぶ最終地点はあそこぐらいだもの。



  *




「はぁ・・・・相変わらず長い階段ね」

「あんたは良く守ったわね、飛ばないってルール」

「正直疲れたわよ、で最後があなた?」

「そうよ、私を倒せば無事終了よ」


お嬢様達も良く考える、博麗の巫女と戦わせて本気の勝負をさせたいのだろうけど。

その手には乗らないわよ、今霊夢は倒せば良いって言ったんだからどんな状態でも倒せれば良いのよね。

なら簡単な事よ・・・・


「私から行くわよ・・・・・」

「きなさ・・・・ってえぇぇ!!///」

「倒せば良いのよね? 力比べとも勝負とも言われてないから、押し“倒した”わ」

「確かに勝負とも言ってないけど・・・・まさか押し倒されるなんて//」


予想外だったみたいね、照れてるせいか大人しいし。

というかなんか目線合わせてくれないわね、なぜかしら?


「ねぇレミリア・・・・あんたのところのメイドは何時から魔理沙みたいな事をするようになったのかしら?」

「知らないわよ、まさか咲夜がこんな行動に出るなんて思ってもなかったんだから・・・」


お嬢様達がスキマから出てきたわね、という事はこれで終わりかしら。

結構歩かされたわね、普段なら飛んでるから疲れたわ。

でもこれでやっと解放される、これでやっとお嬢様の世話が出来るわ。


「さて、よくここまでこれたわね。霊夢から離れてこっちに来なさい」


なにかしら? スキマもなんか賞品をくれるのかしら、貰える物は貰っておくわよ。

「はい、そこで目を閉じて」

「・・・・・・」

「・・・・開けて良いわよ」


閉じろだの開けろだの面倒臭いわね、いったい何があるって・・・・

【紅魔館のメイド、と他の方々はドッキリに引っ掛かるのか!?】

・・・・はい? ドッキリ? でもあまり騙されたりは、ってもしかしてとは思うけど。


「紫、この他の方々ってもしかして私達の事?」

「えぇそうよ、レミリアを始めとした仕掛人よ」

『・・・・・・ふざけるなあぁぁぁぁぁぁ!!!!』


つまり、仕掛人だと思ってた人物は全員実は騙されてて騙してたと思われてた私が仕掛人だったというオチ?

なんともくだらないオチね、というか仕掛人側が集まってきたわよ。

スキマはどう逃げるのか見物ね。


「霊符「夢想封印」!!」

「神槍「スピア・ザ・グングニル」!!!」

「ちょ、本気過ぎるわよ貴女達! ちょっとしたゆかりんジョークじゃない!!」


はぁ~、なんか疲れを通り越してなんか苛々してきたわ。

私も少しだけスキマに攻撃しようかしら。


「幻世「ザ・ワールド」

「え・・・・」


やっぱり私はナイフ投げる方が合ってるわね、お嬢様の側に使えて邪魔する者を追い返すのが私には合ってるわ。


「よし帰るわよ、咲夜」

「畏まりました」


その後、スキマが撮影してた物を人里で販売したとか。

売り上げは全て渡すように話をつけたわ、オチとしては十分ね♪


相変わらず私が入るとどこか百合っぽいのがあったり、趣味が入ったりしちゃいますねw

ではあまり喋る言葉が浮かばないので、またの機会がありましたらお会いしましょう~


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