後悔はしていません
掲載日:2026/05/28
私を、生涯悩ませていた問。
「死んだら魂はどこに行くのだろうか」「死んだらどうなるのか」
これが、生涯解決できなかった問。
きっと誰もがこの問いに対し悩まされたことがあるだろう。
生涯、私を悩ましてきたこの問いは今解決する。
そして、忘れないで私のことを。
私がいたことを。
「死にたい」とささやきながら暗い部屋で一点を見つめた。
いつ死ねるだろう。いつ楽になれるだろう。
いや、いつ死ねるか。では、ないのかもしれない。
正しくは、死のうとしない。
何回も死のうとした。けど結果は同じ。
死んだら私はどこに行く? どうなるの。
その問いが邪魔をして、私をこの世界にとどめる。
「大丈夫?」聞きなれた優しい声が静かな部屋に響く。
顔を上げると心配そうに私を見つめる彼がいた。
職場で出会って3年。うつの気分を繰り返す私にあきれることなく付き合ってくれる。
「もう、しにたい」本心でない言葉が私の口からこぼれる。
彼は、何も言わず私の手を握り締める。
そんなことが続き、夏の暑い昼。
ささ




