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目が覚めたら、デスゲームのゲームマスターになってたんだが  作者: 天狐一番
第一回デスゲーム

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2/2

第一話:ゲームマスター

?「………様、……テ…サイ」


…誰かが誰かを呼ぶ声が聞こえる。しかし途切れ途切れでよく聞こえない。


?「……ト様、起キテ…サイ」


段々と声が聞こえてくる。どうやら機械か何かしらで呼ばれているようだ。しかし、誰が呼ばれているのだろう。


?「ユウト様、起キテ下サイ」

新田「………えっ?」


どうやら、呼ばれていたのは新田のようだ。

目が覚めた新田は、ここが自分の部屋でない事に気づいた。身に覚えのないモニターの数々や身に覚えのないデスク、その上にある人の顔写真付きの資料や丸い機械など…自分の部屋には存在しない物があった。


新田「ここは一体どこだ?」

?「ココハ、ゲームマスターデアル貴方ノ部屋デアリ、中継モニターヲ管理スル部屋デ御座イマス」

新田「うぉ?!」


新田の疑問に応えたのは、デスクの上にあった丸い機械のようだ。それから応えられるとは思わなかった新田はベッドから転げ落ちた。


?「ユウト様、オ身体ノ調子ガ悪イノデ御座イマスカ?」

新田「いてて…いや、悪くないけど、お前誰だ?」

?「私デスカ?私ノ名前ハ“モルス”トオ呼ビ下サイ」


どうやら機械の名前はモルスと呼ぶらしい。ラテン語で死を意味するらしいが、何だか不気味だな。


モルス「ソンナ事ヨリモ、早クゲームヲ始メナイト、オーディエンスニ、怒ラレマスヨ?」

新田「…ゲーム?オーディエンス?一体どういう事だ?」

モルス「…デスクノ上ニアル資料ヲ見レバ分カリマス」


そう言われた新田は起き上がり、デスクの上にあった資料を手に取った。そこには“第一回デスゲーム参加者情報”と書かれていた。それを見た新田はプルプルと震え出した。


新田「…デスゲーム?俺がデスゲームのゲームマスター?」

モルス「ユウト様、ドウカナサイマシタカ?」

新田「ハハハ!そんなの最ッ高じゃないか!!」


新田は歓喜した。夢の中とはいえ、刺激的な状況に巡り会えたことに。興奮した新田はモルスに聞いた。


新田「で、どうやったら始められる!?」

モルス「ソコニアルボタンヲ押シタ後ニ、マイクデ横アル紙ノ通リニ言ッテ下サイ」

新田「なるほど!じゃ、ゲーム開始っと」


新田は軽い気持ちでボタンを押した。その表情は欲しかったおもちゃをもらった子供のような眼差しをした笑顔だった。


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