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 放課後、伊月に呼び出されて、高校の近くに有る倉庫の裏に行くと、峰希と唯次も居た。

 伊月は何も言わなかったけど、峰希が「暇つぶしになるなら、何でもいいや」と笑う。

 その後、彼らから殴られても抵抗しなかったのは、自分は要らない命だからだ。

 自分が暴力を受ける事で、貴利也が殴られずに済むなら、それでもいいと考えている事に気づいて、なぜ、もっと早く伊月達の怒りを買う行動を取らなかったのだろうと思う。

「いい気味だよ」

 最後に伊月が放った言葉で、一方的な暴行が終わると知る。

 彼らが立ち去ってしまった後、しばらく、その場に座り込んでいた。

 やるせないのに、感情は行き場を無くして、虚しくて堪らない。

 他の誰かに、こんな思いはさせたくなかった。

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