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黄道を刻む二十四の時の詩

冷たい優しさ

作者: 日浦海里

がんばってって応援も

過ぎれば疲れてしまうこと

分かってる

分かってるけど


がんばってって応援するしか

出来ないわたしに何が出来る


声かけることも負担になるし

寄り添うことも負担になるし


だからきっと

がんばってって応援するしか

出来ないわたしは何もしない


遠くでまったく気づかぬふりして

何事もないように平然と

不安な気持ちも

心配することも

何にもないよ

何でもないよと

いつも通りの日々を過ごす


がんばってって応援するのが

負担になってしまうなら

がんばってって応援するしか

出来ることがない私なら


何も出来ないと落ち込むよりも

なにもしないと前を向こう


がんばってって応援することは

本当は必要なことだから


それが私に出来ることなら

私は私が出来ることを


出来ないことをしないというのも

きっと私に「出来ること」だから


冷たいねって思われたって

私は私に出来ることを


冷たいねって思われる方が

ちょうどいいのかもしれないし

今日は大暑

一年中で最も暑い時期とされる季節です。


この先、これまでにない暑さが訪れる

という予報もあります。


照りつけすぎないようにと

太陽も気にしてくれていたとしても

環境として熱が溜まりやすい場所もあったりするので

日々、気をつけてお過ごしください。



【登場人物紹介】

○夏姫

 空から照りつける光を熱と命に代える力を持ちます。

 陽射しの君や冬姫同様、

 自らに与えられた力を制御することは出来ません。

 その力は多くの命を育てることができますが

 時にその力が過剰となって、命を奪うこともあります。

 どうにかしたいと願ってもどうしようもない現状ならば

 少しでも今を受け入れていきたいと

 その一瞬一瞬を楽しもうとしているのが彼女です。

 誰かのためではないけれど

 みんなのために、と願いながら、

 彼女は今も踊り続けています。

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― 新着の感想 ―
[一言] 冷たい優しさ いい言葉ですね。 そういうものを持ってる人は 意外とそこここにいるのかもしれませんね。
[一言]  静かに見守ることが、いちばんのときも。  それでも「わたしがちゃんといるから」って、それくらいは知っておいて欲しいでしょうに。  むこうも、それを思い出す余裕もないかも知れません。  …
[良い点]  他の姫同様、夏姫も優しくて強いですよね。  割り切り感が先にあるので、ちょっと捉えづらいところもありますけど。 >何も出来ないと落ち込むよりも  なにもしないと前を向こう  簡単なよ…
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