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***  作者: 葛西 三四郎
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「最近、話題になってたでしょ、経歴詐称とか。あそこまで大胆じゃなくてもたまにあるんだよ。」

「だから、先ず記載内容に間違いがないかってことを調べるのと、後は近隣評だね。

ご近所さんとトラブルを抱えてないかとか、そんな感じのことを取材するんだよ。まあ、だいたい答えてくれない場合のが多いんだけどね。

やりづらくなったよ、今は普通の人でも個人情報云々って平気で言うからね。前はこんなことなかったんだよなぁ。まあ、前って言っても随分前になっちゃうんだけど。」

しばらくの間、私の指導を行ってくれる事になった古田さんが、履歴書に目をやりながら説明してくれた。


「取り敢えずは在籍期間や素行、退職理由とかを会社に電話して、確認取っていってごらん。

まあ、答えてくれない場合も多いんだけど。

わかんなかったら、わからないでレポート書けばいいからさ。取り敢えずやってごらん。」


履歴書には、現住所や電話番号、学歴や職歴が記載されている。


取材方法は先に一通り指導してもらっていた。

私は職歴にある会社の情報をインターネットで調べた後、一つ一つに電話をかけ、在籍期間や素行、退職理由、その他特筆すべき業績や問題などを確認していった。


一通りが終わり、メモを読み返えす。

確認した職歴の中の一つに、本人が懲戒解雇されているものが見付かった。

申告では自己都合の退職となっていたものだった。


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