昼の姫君と夜の衛兵　──白い翼の彼女と黒い翼の彼が、出会って幸せになるお話──

猫じゃらしさま主催『獣人春の恋祭り』参加作。素敵な企画をありがとうございます。
（企画後ジャンルを童話に変更しました）

白鳩族のエセリア姫と蝙蝠族の衛兵ランスは、種族も身分も動く時間帯もちがいます。
偶然の出会いから二人は恋に落ちますが、ランスは思うのです。エセリア姫には昼の世界がよく似合う。自分は身を引くべきなのだと。

【単独でお読みいただけます】このお話は『出会いの窓は南の塔に』と続編『光と闇の間（あわい）にありて』の、作者自身による2次創作です。
本編の恋愛要素を取り出し、登場人物と魔物のイメージは変えずに別ストーリーとして再構築しました。人物の名前は少しちがっています。
『南の塔』はハッピーエンド完結済み。目次下のバナーから飛ぶことができます。『光と闇』は連載中で、二人は試練のまっただなかです。