登場人物インタビュー
作者「はい、皆様、最後までお読みいただきありがとうございました」
和真「ありがとうございました」
芽依「ありがとうです!」
作者「えー、では、主人公の和真さん、どうでしたか?」
和真「いやー、いきなりパパ殺されて不登校とか設定ひどすぎませんかね?」
芽依「そうよ! やりすぎ!」
作者「あー、いや、エッジ立ってないと誰も読んでくれないので……。でも、ハッピーエンドなんだから許してくださいよ」
和真「んー、まぁ、今は幸せだから……」
芽依「うふふ、それって私のおかげ?」
和真「もちろんだよ……」
そう言って和真は芽依を引き寄せる。
芽依「えへへ……」
作者「あー、そう言うのは後でやってくださいね。で、印象深かったシーンとかは?」
和真「やっぱりレヴィア様とのシーンは思い出深いです」
芽依「あら? 私は?」
ジト目でにらむ芽依。
和真「あ、もちろん全て芽依のおかげだよ」
冷汗浮かべる和真。
作者「レヴィアはうちの作品の常連さんなんですよね」
和真「あー、なんだか風格ありますよね」
作者「金髪おかっぱの女子中学生がドラゴンになって暴れるというのは、書いてても楽しいですし」
和真「でも、いつもシアン様にいじられてますよね?」
作者「あー、シアンはねぇ……あの人特別なんですよ」
和真「え? 特別?」
作者「あの人何考えてるのか私もよく分からんのですよ」
和真「自分で書いてるのに?」
作者「私が書いた最初の小説の一番最初に出てくるんですが、赤ちゃん姿で月を地球に落とすんです」
和真「はぁ!?」
芽依「何それ!?」
作者「最初から破天荒なんですよね。で、AIだから本心は誰にも分らんのですよ」
和真「……」
作者「多分、シアンが考えていることを書くと人間には意味が分からない物になっているんじゃないかと思うんですよ」
和真「もう小説じゃない?」
作者「そうですね。『10100101010010100100111101010』みたいな感じ」
和真「うわぁ……」
芽依「それは意味不明……」
作者「でもまぁ、いつかはそれでも面白い小説にしたいですけどね」
和真「楽しみですね」
作者「今、次の作品も書いてますが、そこにもシアンは出てきますよ」
芽依「作者さん、シアンのこと大好きですね」
作者「んー、これは好きというんですかね?」
和真「まぁ、気になる存在ってことですよね」
作者「そうそう、気になる存在。登場させると先が読めなくなる不気味さがいいんですよ」
和真「え? 小説書くときはプロットとか書くんじゃないんですか?」
作者「書きますよ。でも、すぐにキャラが勝手にプロットから外れて暴走していっちゃうんで、先は読めないんです」
和真「勝手に暴走……ですか」
作者「マーライオンに乗って登場とかプロットには書いてないですからね」
和真「あはは、あれはひどかった」
作者「でもまぁ普通に登場するよりはいいでしょ?」
和真「いや、普通でお願いします」
作者「え……」
芽依「私は和ちゃんとのシーンをたくさん書いてくれた方が良かったわ」
作者「あ、まぁ、登場人物としてはそうですよね。ちなみにうちの作品ではたいていヒロインは殺されてるんですよね」
和真「え?」
芽依「ひぃ!」
作者「芽依ちゃん、殺されなくてよかったですね」
和真「いや、ちょっと、そう言うの止めてくださいよ」
芽依「そうよ! キャラにも人権はあるのよ!」
作者「そ、そうですよね……」
と、言いつつヒロインが死んでるプロットをチラッと見る作者。
作者「さて、そろそろ時間です。新作も好評執筆中なのでそちらもよろしくお願いします」
和真「お願いしまーす」
芽依「よろしくです!」
作者「また、新作でお会いしましょう!」




