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2日目のお風呂はパンツから

「じゃあじゃんけんでどっちが先に服をぬぐかきめよ」


 脱衣所につくなり香恋は言った。


「おお……」


 僕は右手をじゃんけんのために出す。


 そしてじゃんけんぽいして僕が負けた。敗北が後なのでいったん出ましょう……って早い!


「おいパンツ……」


 そう、香恋はもう制服のスカートを脱いでしまったのだ。おかげで、ピンクのパンツが見えて、僕の頭もピンクのパンツ意味不明よって百八十度回転。


「ちょっと早かったかな……つい小学校の時のプールで早く着替えていプールサイド一番乗り~みたいなノリで」


「早いな。あと、プールと風呂は違うぞ。すごく違うぞ」


 僕は背後になって、そして扉の向こうになった香恋にそう答える。


「ねえ……光がプールとお風呂がちがうって実感してるのって、私が変わったから?」


 そうだな。当たってる気もするな。実際、香恋が露出度高い水着を着てたら色々まあ大変だな。そういう意味では……つまり、香恋をいろんな点で意識しまくってしまうという所では、共通するところがあるかもしれない。


 そして、それは、香恋が変わったから。ずっといろいろ分解したり作ったりしているのを見ているうちに気がついたら、可愛くて、スタイルが良くて、好奇心はそのままの女の子になっていたからだ。


 そうなんだけどな。でも、プールは遊びに行くところだけどお風呂はな……僕の家のこの小さな風呂はな……。


 僕と香恋しかいない空間に、あとは、お互いをまとうタオルくんとガイドの雫ちゃん。それだけだもん。


 だから僕は、


「それも一つの理由ではあるかもな……」


 そう答えた。


「そっか……あ、わたし、準備整ったよ」


 香恋が準備完了。


 香恋がお風呂の中に入ってから、僕も服を脱いで素早いタオルまきを決めて準備完了。


 こうして、僕と幼馴染の、二日目の風呂が始まった。

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