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始まり
不思議な夢をみた
光に包まれ、あまりの眩しさに目を閉じた
ふと目を開けると誰かがいる
だれか、だれか…
「んっ…」
シャッ
「今日もいい天気」
「おはよう、慎様」
部屋中にあるグッズに朝の挨拶をする
ガチャ
いつも通りの朝
1人で朝食をとり、身支度して家を出る
「行ってきます」
ガチャ
(もうすぐですよ、華菜様)
いつも通り学校に通い、家に帰る
「ただいま」
誰もいない
返事なんかあるはずないのに
(おかえりなさいませ)
「えっ、」
かすかに声が聞こえた
二階の部屋からだ
(声、絶対に誰かいる)
そう思い、部屋に向かい扉を開ける
だが、部屋には誰もいない
自分が集めたグッズだけが綺麗に飾られているだけ
「気のせい、絶対気のせい」
自分に言い聞かせる
「今日も疲れたし、早めに寝ちゃお」
「もしも、慎様の声なら…。いつか会えるよね?慎様、おやすみなさい。」
そう呟き眠りについた
これが全ての物語を動かす言葉になるとも知らずに…




