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--異世界転生-- チートモンスターでサバイバル生活!  作者: 高義彰
_第一章_スライム村での戦い
5/7

  ー第四話ーレッドスライムの襲撃ー2-

「こいよ、また殺してやる」

俺の言葉を合図に、戦いは始まった。


グランデは《衝撃破》ばかりうってくる。


最初は不意打ちだったから急いで避けたが、この技は移動が遅い。

さらに、打つ前兆として体が発光するので、反応もしやすい。



おそらく使用者の速度能力と比例しているのだろう、そこまで早く飛んではこない。


当たっても三回は耐えれるだろうけど、当たらない前提でいこう。




グランデを倒す手段を思いついた。


そしてある推測だが、《衝撃破》はスキルではない可能性が高い。

この推測が正しければ、まだ勝利は見込める。

こいつはアイテムBOXとかいうスキルをもっているが、これは収納系スキルだろう。

隠す目的で使ってるみたいだがな。

衝撃破は隠すほど強くないはずだ。

そして、もっと強いスキルがあれば既にそれを使っているだろう。

中身はスキル《流水化》だけであると断言できる。

それでだ、衝撃破がスキルでないと仮定すると、どのようにして発射しているかだ。


ここでスキル《魔法剣》を使うのだろう。

やけにLvが高いのは、こういうわけなのだろう。

グランデの体がたまに発光していた理由もわかった。

魔力を体に循環させ、その勢いで投げてきているのだ。

つまり、衝撃破は元をたどれば魔法である。

この攻撃を弾き返せば、奴にもダメージを与えられるはずだ。

ちなみに、こっそり魔法を自分で使おうとしたが、なんもできなかった。


「あああぁぁ!!ちょこまかちょこまか逃げやがって!!とっとと・・・」

グランデの体が光輝いていく。

あれ?これまでで一番かがやいてんだが。

やばくね?

「死ぬがいい!!衝撃の舞!」

衝撃破が馬鹿みたいに飛んでくる。

前も後ろも避けられない。

やばいやばいやばい!!

どうしたらこの状況を打破できるんだ!!

可能性は低いが、あれをするしかないか・・・。

助かる可能性があるだけましだ。



「吸収!」



俺はすべての衝撃破を喰う作戦にした。

これでダメージを受けないとおもっていなかったが、成功している。

すべてのエネルギーを喰いつくしたとき、奴…クロトの声が聞こえた。

『やほやほー、元気?』

元気に見えますかーー!?

『まあさ、そんなことはどうでもいいんだよ』

じゃあ聞くな!

『いやいや、あることをし忘れていてね』

なにをしてなかったんだ?

『君に起こる全ての現象にロックつけたまま解除し忘れてた☆てへっ!』

うん。返答しだいでキレるけど、何をロックしてたのかな?

『全てにおいての、成長をロックしてた』

おまえのせいかよ!

速く解除しろよ!

あと、LvUP後のステータスみたいから時でも止めてくれ!!

『オッケ~』

プツンと、通信が切れた。

あー、今思い返せばクロトって一様神だったな。

今思えばかなり心が広いな。

ありがたや~。


  カチっ!


うん、時計の止まる音したし、体が熱くなってきたからうLvUP制限は消えたのだろう。


『吸収性スライムは、Lv2に上がりました。SPを5獲得しました。』


『吸収性スライムは、Lv3に上がりました。SPを5獲得しました。』


『吸収性スライムは、Lv4に上がりました。SPを5獲得しました。』


『吸収性スライムは、Lv5に上がりました。SPを10獲得しました。

スキル《スキル辞典Lv5》を獲得しました。』


『吸収性スライムは、Lv6に・・・




『吸収性スライムは、Lv10に上がりました。SPを100獲得しました。

スキル《進化分岐の書Lv1》を獲得しました。』


『限界Lvに達しました。あまった経験値の自動配分をしますか? YES/NO』


・・・え?

なにこれΣ(・□・;)

・・・と、とりあえずまかせます・・・。

『確認しました。自動配分、開始しました。経験値の80%を利用し、進化さきの種類を豊富にする

称号《変幻自在》を獲得しました。20%を利用し、SP:1500獲得とステータスを強化しました。以上で終了します』


・・・( ^ω^)・・・

ナニイッテンノカワカンナイヨー。

えー・・・、つまりこれはあれだな。


めちゃんこ強くなったぞいって意味だよな?

念のため、見ておくか・・・。


吸収性スライム 

名前:無し

HP:466

MP:202

攻撃力:544

守備力:1240(355)

速度能力:203

魔力循環能力:203

スタミナ:204

体内エネルギー:19


スキル  SP:1645

・吸収Lv1

・固体化Lv1

・解析Lv1

・HP回復Lv1

・樹木ノ乱Lv1

・スキル辞典Lv5

・進化分岐の書Lv1

・化ける者Lv1

・‘@>*|~-   解析失敗

称号

・被害者

・転生者

・変幻自在



オウ。

ステータスが200ずつ増えてる。

攻撃力もレッドスライム喰いまくったからかむっちゃ上がってる。

恐らく称号《変幻自在》の特典スキルだろう、《化ける者》なんてのも増えてるな。

他にも見たいところだが、さすがにクロトにも悪い。

また後で見るから、もう止めないでいいぞーー!



時は動き出してから数分後。

立場は逆転していた。

今の俺は、ありえないことが可能になっている。

それは・・・

「しょ、衝撃波!!」


「でやあああぁ!」

・・・それは、衝撃破を殴り飛ばすこと。

やべぇ。

さっきから少しもダメージを受けないぞ。

当たりに行ってるようなものなのに!

そろそろ戦いを終わらせるか。

グランデが無謀にも衝撃波を使ってきた。


素敵でかっこいい技で決めよう。

俺は衝撃波を力で抑え込む。

抑え込み、エネルギーを拡散させないよう体内の中心に持っていく。

俺の体は半透明なスライムなので、分かりやすい。

その物体を分解し、光り輝く魔力に変換する。

面積の大きい衝撃波でさえ、あの威力だ。

では、問題。

一点から謎の光を出すと、当たったものはどうなったでしょう!

なんとびっくり!

爆発しましたー!

・・・なぜ爆発したんだーー!?

ありゃりゃ、グランデの体が完全に消えてるよ。

今日からこれを、《謎光線》と命名しよう!


『魔法《謎光線を獲得しました。』

・・・今日はいろんなことが起きるな。





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