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小国の王  作者: 黎明の桔梗
内乱編
9/88

8、ポイント

 



 謁見の間には国王派と派閥に属していない者も集まってくる。そして、縄で縛られた貴族たちが次々に入ってきた。派閥に属していない者たちは目を白黒させる。さっきまで陛下を傀儡のように扱っていた者たちが縄で縛られているのだから。


「陛下、捕まえて参りました」

 アグランが跪いて報告した。


「よくやってくれた」


「陛下、私たちははめられたのです」


 アルインが言った。


「俺を傀儡のように扱っていたのによくそんなことが言える、それにこれを見てもそういえるのか?」


 俺は貴族派の汚職や悪事を書き連ねた紙をアルインの前に投げた。


「こんなの嘘っぱちに決まっているではないか」


 アグランが隣に居るアルインの鳩尾を殴った。



「職をもっているものは解任、後で沙汰を下す、牢に連れて行け」


「「「「「「「陛下、私たちは無実なのです」」」」」」


 などとほざいて縄で縛られた貴族たちが近衛隊に連れて行かれた。


「デリック・ベイントンを宰相に任命する。」


 デリックは前に出てきて跪いて


「慎んでお受けいたします」


「うむ、他の職はまたの時とする」


「「「「「「「「「ハッ」」」」」」」」」


 俺は謁見の間を後にした。




 俺が出た後の謁見の間では、


「デリック侯、私は国王派に入らせてもらえないだろうか?」

「陛下に心から忠誠を誓えるならよいですとも」

「これから陛下に心から忠誠を誓いますとも」


「「「「「「私も」」」」」」


 これでオスリス国の派閥は国王派一本になった。



 謁見の間を出て俺の自室に入りベットにダイブした。

「疲れたーー 」


「ピロリン、ピロリン」


  何?????????????


『ポイントが15億ポイントが入りました』


 何で15億ポイントも入るのか?


『貴族派が捕らえられて貴方を支持する人が増えたからでは?』


 駄女神の声ではないか!


「女神様? 」


『人違いです、いえ、声違いです』


 駄女神でした。


『いつもポイントは増えているのですが、とても多くポイントが得られた時に報告しますね』


「女神様」


『…………』


 通信を切られた。

 心の中にでポイントと思ってみた。


 《195億0025万9723ポイント》

 《195億0027万6828ポイント》

 《195億0029万8429ポイント》


 どんどん増えていく………


 よしこれから国民のための内政しますか。




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