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小国の王  作者: 黎明の桔梗
サタル帝国同盟編

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86/88

85、帰路へ

大変、お待たせいたしました‼‼


そして、ブックマーク登録数が185にも増えてビックリしております‼‼


 


「父上‼‼ オスリス王国に攻め込むチャンスですぞ‼‼ 」



 皆、目を白黒させる前に、般若と化した。

 とあるメイドが、飛び出す前に睨みつけ静止させる。



 どうやって、闖入者を抑えたものか………。

 で、その父であるバラン老も般若の形相………。止める気配なし。待ってくれ‼‼ 攻められそうなのは、我が国だが、抑止するのがバラン老の仕事であろう‼‼ 場が膠着しても、仕方あるまい。



「バラン老、どういうことでしょうか?? 」

「餓鬼が皇帝と皇太子である、俺の会話に口を挿むな‼‼ 」



 室内で風が吹いた。俺は透かさず言葉を発する。



「ルリ、ストップ‼‼ 」



 予想に違わず、ルリが自称皇太子の首元に、鈍く輝く凶器を当てていた。



「貴様、俺が誰だか分かっているのか」

「えぇ。サタル帝国の能無し皇太子ですよね?? 」

「餓鬼‼‼ キチガイメイドを下がらせろ‼‼ 」

「お前こそ、そちらにおわす方をどなたと心得るのか‼‼ 」

「知るか。どこぞの貴族の子弟であろ」

「お前に教えてやろう。オスリス王国、べリアル・オリアス・セアル・オスリス陛下であらせられるぞ‼‼ 」

「なぁ‼‼ 父上、ここで餓鬼を捕まえることがぁ………」



 自称皇太子の首から鮮血が4方向から垂れる。



「貴様………ら‼‼ 」

「それ以上言ってみろ、首が飛ぶぞ」

「カール‼‼ 」

「父上‼‼ なぜ、止めるのですか‼‼ 」



 どう考えても止めるでしょ。今、皇太子の首には、4方向から鋭利な得物を突き付けられているのに、よく喋れるよな。怖くないのだろうか?? それとも、頭がいかれているのか、首と胴体がお別れすることがないと高を括っているのだろうか。俺から見て、4名ともすぐさまお別れを告げそうな、勢いなだけど大丈夫なのだろうか。俺としては、どっちでも………。

 止めるか。



「バラン老、我々はここら辺でお暇させて頂きます。先ほどのお話の件はナヴォワジルと煮詰めてください」

「あぁ。すまぬの」

「では、また後日」



 俺は、そう告げると、帰る為に木偶の坊(自称皇太子)の隣を通り過ぎようとすると、木偶が睨みつけてきたので、睨み返す。

 こいつ、未だに、首あたりが大変なこととなているにも拘らず。飛んじゃうよ。ほんとに。



「餓鬼、自重しろよ クゥッ」

「そっくりそのまま返す」


 皇太子を横目に応接室を出た。その後、帝国の騎士の案内のもと、バタク宮殿を出て、ようやく帰路につくことが出来た。

 追記として、莫迦(自称皇太子)の首には、深い傷が出来ていた、大事なところをうまく避けて………




9月25日7時に86話投稿予定です‼‼

よろしくお願い致します‼‼



誤字脱字がございましたらご報告宜しくお願い致します。

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