79、気弱で心優しくて小さくて人形のように可愛い子はどこへ・・・ 弐
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私事ではありますが今日は私の誕生日であります♪ (〃∇〃)ノ由☆と言うことで、読者の皆様私に感想と言う誕生日プレゼントを下さい。宜しくお願い致します。
男は西の空が赤くなるまで王都のぶらぶら散歩を楽しんでいた。ふと気を抜いて歩いていると後ろから声をかけられた。
「何故貴方がここに居るんですか」
振り替えると薄手の黒いローブを着た上司が幽霊でも見たかのような形相で立っていた。
「お久し振りですね。ナヴォワジル外務大臣閣下」
「ラフルド何故貴方がここに居るんですか! 」
「そんなに驚かなくてもいいじゃないですかね」
「私が言いたいことわ。サタル帝国の文官の頂点に居るラフルド・ハイラム・フラウロス宰相が何で仮想敵国であるはずの王都に居るんだということです!! 」
ナヴォワジルは、その言葉を口に出してからハッとする。目の前の人物はサタル帝国の貴族であり宰相であり帝国の最大派閥の領袖いわば帝国の指針だ。そのような人物にたいして公衆の面前でぞんざいな態度をとるのはサタル帝国との関係に罅を入れかねないと思いいたり、言葉を柔らかくする。
「そう言うことですか。唯の御使いですね。そのついでに王都見学と我が子に会いに」
「宰相閣下直々の御使いが唯の御使いなわけないでしょう。それに貴方にお子さんがいらっしゃるとわ………………? 貴方結婚されてましたっけ? 」
「閣下、冗談がきついですね。結婚なんてするわけないでしょう」
「内縁の妻との子ですか? それとも娼婦に生ませた子ですか? 」
「どれも違うね」
「答えは何なのでしょうか? 」
「毎日のように顔をあわせているのではないですかね? 」
「そんな人物居るわけない、で、しょ、う? まさか、陛下とか言わないでしょうね」
「そのまさかですね。今、我が子はどの様に過ごしているのでしょうか? そう言えば、ここ数年の我が子の行動が変だと思うのですがね。閣下はどう思われますかね? 」
「陛下を我が子と言うでない! お前の子では一切ないでしょう!! 自重しなさい!!! 」
ナヴォワジルは、またラフルドをぞんざいに扱い始めた。今さっきの気付きは何だったのだろうか。
「いや、我が子だ!! 陰ながら見守ってきたんだ!!! 」
「そうですか」
ラフルドは、今にもスキップし出しそうな勢いがる。体全体から幸せオーラが出ている。
ラフルドは、明日にはベリアルに久しぶりに会えるぞと浮き足立ってるが、一方のナヴォワジルは、ラフルドを陛下に会わせない方が良いのかもと思い始めた。陛下にこんな奴を会わせては穢れてしまうと。
各々の世界にトリップしていると、ナヴォワジルは、ハッとする。こいつの御使いの内容って何だろうかと…………。
「ラフルド、お前が直々にする御使いとは何なのでしょうか? 」
「サタル帝国皇帝陛下から我が子に親書ですね。内容はですね。サタル帝「宰相閣下ようやく見つけました!! 」ですね」
一番重要なところで団体の闖入者がやって来た。四本足の鷲が描かれたフルプレートアーマーを着た5人組の騎士達だ。
「また、明日ですね」
「待て、まだ話は終わってないでしょう! 」
「貴様! この御方が誰だか分かっているのか! 」
隊長らしき人物が激高してくる。人が話し中だと言うのに割り込んでくる闖入者。後から来た者が先に居たものより態度がでかいとわ、普通は遠慮気味に入ってくるべきだろうにサタル帝国の底が知れると言うものです。
「貴方より十分理解しているつもりです。部外者は口を挟まないでくれませんか? 」
「なんだと!! 」
「君、私の親友に喧嘩を売るつもりかい? 」
ラフルドとは、断じて親友ではない。ゆうなれば、上司と部下または、師匠と弟子でしょう。振り返ってみるがこいつの口調は何だか馴れ馴れしい。私をなんだと思っているんでしょうか?
隊長格らしき人物は顔を真っ青に染めて慌て始める。
「そういうわけでは………… 」
「それにこの方、皇帝陛下から御使いが成功するか失敗するかの重要な役割を持つ人なんだけれど? 君はこの方の機嫌を損ねたいわけ? 」
「いえ………… 」
「それにこの方、大臣だよ。それも外務省だよ。この意味わかるよね? 」
「バァタ」
隊長さんは口から泡を吹きなから倒れた。闖入してから全て見ていた残りの四人はこの世の終わりをかいわみているかのような顔をしている。無意識に顔を振っている奴もいる。
ラフルド、そんなに怯えさせなくてもいいのではないでしょうか? 話がまったくもって進まないじゃないですか。誰か事態の収集に乗り出してもらいたいですね。と心の中で思うナヴォワジルであった。
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