表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小国の王  作者: 黎明の桔梗
第二次オスリス王国成長期編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/88

59、交通革命

 



 オスリス国王の失踪事件後、数週間で行われた出来事は、まず始めに、オスリス王国は、旧他国領での往来規制を撤廃し、元通りになってきていた。それに、旧他国領での戸籍発行は、手こずると思われたが予想に反しスムーズに行われた。そして、戦後の恒例になってきた、論功行賞や国勢調査、軍務増強を行った。

 論功行賞では、功績の高いものが昇格した。一応は引き金を引くだけだが、モチベーションは大事だからな。

 国勢調査は、言うまでもなくとても人口が増えました。それに、今現在も人口が増加中です。

 軍事増強は、四万兵を十二万兵へと大増強をはかった。四軍隊を八軍隊へと編成も変えた。しかし、我が国の軍は、師団規模でしかなかったのがやっと軍団規模に成ったのだ。これでもまだまだ弱い。先の戦争では、隣国のバナマス聖国は、六万もの兵を出してきた。あとどれくらい置いているのか分かったものではない。これからも軍事増強が求められる。軍団は位置は、四方位が二万、四方位を除く八方位が一万配置する。

 親衛隊について記しておこう。初期の千名だど最近心細くなってきた。今回を機に大幅増員をかけた。五千名に増やした。言ってしまえば一万名にしたかったが、いきなり十倍は多いかなと思った次第だ。

 一応記しておくが、軍事省の管轄は国軍であって、城の護りは守備兵の役割。よって、守備兵を統括するのは代官の役割だ。そして、親衛隊を統括するのは俺だ。まぁ、言ってしまえば、守備兵は軍事省の下部組織ということ。全部の部隊の指揮権は俺に有ったりする。



 俺は、私室から人の往来を見ている。もっと楽に荷物を運べないものだろうか? 車を国民一人一人配るわけにもいかないし。購入するのが面倒だしな。電車を走らせたらいいんじゃないか! しかし、移動にはたくさんの荷物が付きまとうから貨車を用意しないとダメだよな。いや、待てよ移動に日数がかかるから荷物が多くなるのか? 商人たちは、やっぱり貨車が必要か。ここで問題だ。そんなの作れるのか? 人力では何年かかるかわからんし、購入するにしても出来るのか? 調べてみよう!

 結果発表!!!! 購入で………………出来ます!

 地上に造るとしてもな、壊されたらかなんしな。思い切って、地下に作ろう! 地上電車もないのに突然地下鉄とは! と思うがまぁまぁいいや。一つ思うが国民は電車に乗るのだろうか? まぁ後で編成考えればいいか。

 パネルを出して、構想を思い浮かべる。オバリの駅を地下三階建てにして、地下一階は、南北行き。地下二階は、東西行き。そして地下三階は、軍隊専用ホームとした。オバリのホーム数は、地下一階二階両方とも六ホームにする。内訳は、下り線二ホーム、上り線二ホーム、コンテナ線二ホームとしている。他の駅は、パネルに丸投げ。

 一応線路は、オスリス王国内で一直線に線路を敷いた。そこから漏れる都市へは、枝分かれに線路を敷く。

 ほとんど考えるだけでやってくれるから楽だな。必要なことはパネルがしてくれる。あとは実行をすればすぐに出来上がる。しかし、駅舎の問題がある。空き地に建てる様にはしているが、誰かの土地ではないことを確認せねばならないし、人員を派遣してもらわないと困る。

 ルリにお願いして、この内容を書いた紙を内務省に届けてもらっう。地下鉄の細かいデザインを考えていると、返答が返ってきた。すべての土地は誰の土地ではないそうだ。強いて言うなら俺の土地だった。そして、人員についてもすぐに用意してくれるらしい。

 駅舎以外の物を実行した。実感はないがもうできたじゃないだろうか? 次は、車両を決めなければと言うとこで独断と偏見で、客車を『E235系通勤形電車』、貨車は『貨物M250系電車スーパーレールカーゴ』でコンテナは『貨物U54A形コンテナ』を採用した。『貨物M250系電車スーパーレールカーゴ』の十六両は多いと思うから八両にする。九両目に客車を配置する。これで商人も乗れるようになった。

 普通は、車体の色をそのままのグリーンで二両編成、通るすべての駅で停車。急行は、車体の色を黄色で四両編成、通る小都市以外のすべての駅で停車。快速は、車体の色を赤色で六両編成、大都市だけに停車するようにした。

 ダイヤは、オバリの地下一階二階両方とも十分おきに車両が出発するように設定してパネルで考えてもらう。そして、コンテナ車の行き来は、一時間に一編成の感覚でお願いする。

 その結果で電車とコンテナ車を何編成か買う。それと、電車やコンテナ車は、無人走行可能である。無人走行させる気しかございません。



 そして数日後、人員が調達できたので、駅舎を購入して、列車を運行させる。

 神創暦493年清月28の陽、オレバス大陸で初めての列車いや、地下鉄が運行開始されたのであった。



 運賃表は以下の通りである。


 電車を使う者

 貴族(オスリス王国の戸籍を持った貴族)は、一駅赤銅貨五枚。他国貴族(オスリス王国の戸籍を持たない貴族)は、大銀貨六枚。国民(オスリス王国の戸籍を持つ者)は、一駅白銅貨三枚。国外民(オスリス王国の戸籍を持たない者)は、一駅、黄銅貨二枚。


 コンテナ車を使う者(コンテナ一つ貸し切り)

 貴族(オスリス王国の戸籍を持った貴族)は、一駅大銀貸三枚。他国貴族(オスリス王国の戸籍を持たない貴族)は、白金貸五枚。国内商人(オスリス王国の戸籍を持つ商人)は、一駅赤銅貨四枚。国外商人(オスリス王国の戸籍を持たない商人)小銀貨五枚。国民(オスリス王国の戸籍を持つ者)は、一駅銅貨二枚。国外民は、使用禁止。

 ※貴族、他国貴族、国内外商人、国民には、販売目的の者がある場合は税を払ってもらう。報告しなかったものは、事情を聴取した後で刑を決定する。



 最後に第二回国勢調査結果

 国の人口は、1,254,177人

 農民の人口は、760,907人 (小作農含む)

 商人の人口は、102,324人 (従業員含む)

 無職の人口は、87,567人 (就職活動中含む)

 冒険者の人口は、62,761人

 奴隷の人口は、68,325人

 国営事業人(国営農場などで働く)の人口は、17,428人

 国家公務人(内務、外務省で働く)の人口は、5,379人(貴族含まず)

 兵士の人口は、156,000人(貴族含む)

 王公貴族の人口は、27名(兵士含まず)

 王公貴族の使用人の人口は、3,459人


 国の人口が約二倍になりました。最初何これって思ったのだが、二か国も飲み込んだらこうなるわな。




誤字脱字がございましたらご報告宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ