5、能力
「へ、陛下、陛下、」
ランが涙をこぼしなから俺を呼んでいた。
ランとは俺のメイドである。
余談だが俺のメイドたちの名は
ルリ・フルカス・・・メイド長?
ラン・ドラバス・・・副メイド長?
ナル・タバザル・・・平メイド?
パル・ユマタザン・・・平メイド?
リサ・マルダス・・・平メイド?
マルフ・コルン・・・平メイド?
である。
とても可愛かったり、美しい。
さて閑話休題
いつの間にか運ばれて俺の部屋のベットで寝ていた。
多分、駄女神に喚ばれたときに倒れたのであろう。
いつも冷静なランが涙をこぼしなからいるのは新鮮であった。
「大丈夫だ、心配をかけた」
「……陛下」
「ドタドタ……バン」
勢いよく扉が開いて鬼の形相でルリがベットの淵まで走ってきた。めっちゃ怖い。ガクガクブルブル。平和的解決を! ルリは顔を笑顔に変えて、ランを下がらせた。
「陛下、ご無事でしたか」
「まぁ………近衛隊隊長と第一オスリス国軍将軍は?」
「陛下、カタナス・キメリエス参上いだしました」
「陛下、アグラン・ナベリウス参上つかまつりました」
厳ついオッサン(カタナス・近衛隊隊長)と筋肉隆々の60歳ぐらいの方(アグラン・第一オスリス国軍将軍)がルリの隣で跪いていた。
まさしく両名とも忠犬ハチ公である。
忠犬ということは、俺の味方ということである。
「陛下、どのようなご用件でようか?」
代表して第一オスリス国軍将軍アグランが申した。
「俺は、宰相アルイン・ザイルを討つ」
「陛下、アルインを倒ずには兵力が足りまぜん」
「陛下、カタナスの申す通り、兵力が足りません、アルインは500程の私兵を保有しており錬度も高いのです」
「陛下、他の貴族派の者も私兵を保有しでいまず」
カタナスが変なところで濁点が付いているのわなんだろう?
と思いながら頭の中で買いたいもの(マシンガン)を検索する、銃の種類程度しか知らないので一番上にあった『MP5』を大量購入しようとすると
『大量購入につき割引と初回購入につき50%オフ』
『※弾は買う必要なし、自動装填』
とでたラッキー
20億ポイント程の使い4,000丁のマシンガンを購入した。
『4,000丁のマシンガンは、アイテムボックスに収納されました』
とでたのでこれまたラッキー
「俺には秘策がある」
「陛下、秘策どは?」
布団の中にマシンガンを一丁取り出して
「これだ」
「「「…………」」」
三人とも目を点にしてしまった。
「陛下、そのようなオモチャのようなものでは勝てはいたしません」
アグランは目を鋭くして言った。
「じゃ、ちょっどいていて」
と俺は言うと三人はどいて俺はマシンガンを構えて……撃った
「ぱん」
壁に弾が刺さり少しヒビが入った
俺がアグランとカタナスを見ると目が点になり口が開いていた。
「これで、アルインらを討つ」
「へ、へい、陛下は此をどれだけ御持ちか?」
「4千丁程だ」
「よ、よん、4千……」
「近衛隊と第一オスリス国軍を合わせて1,500人程足りるな?」
「は、はい、へ、陛下」
「第一訓練場へ行こうか」
アグランとカタナスはまだ口が閉まっていなかった。
皆を外に残して俺が最初に訓練場に入ってマシンガン1,500丁を机に置き、皆を訓練場に入らせた。
ぞろぞろと近衛隊と第一オスリス国軍の兵士たちが入ってきて各々マシンガンを手に取った。
兵士たちにマシンガンの練習をさせた
日が暮れ、訓練場にて
「アルイン・ザイル邸行き降伏勧告をし降伏した者は捕らえ牢に入れ抵抗するものは撃てアルインは生け捕りにしろ、指揮はアグランがしろ」
「御意」
アルイン・ザイルの政に終止符が打たれた……