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小国の王  作者: 黎明の桔梗
第一次オスリス王国成長期編

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30/88

29、若返りの秘訣

 国営農園から帰ってきて一段落しようと腰をかけようとしたときに


「デリック・ベイントン様が参られました」

「お通ししろ」


 よい時に来るではないか!

 デリック大量の羊皮紙を抱えて、執務室に入ってきて、執務机の前で跪いた。俺の目は、どうしてしまったんだろうか? カタナスの様に生き生きしている、いや若返ったのだろうか。数ヵ月前のいってはなんだが、天からの御迎えがそこまで来ていた様なお爺ちゃんだったのに、今ここに居るのは、元気ハツラツの親父だ。いやおじ様だ!


「お、面を上げよ」

「は」

「な、何用だ?」

「戸籍が出来ましたので御届けに参りました。」

「そ、そこにおいておけ」

「は」


 落ち着け俺、普通のデリックだ、いやどお見ても違う、違うがデリックのはずだ。だってルリがデリックって言った。言ったよね?


「陛下、どうなされたのです カハハ」


 神様、仏様、女神様、俺の目の前にいるのは、デリックにそういないでしょうか


『多分、デリックに間違いはないでしょう、個体反応から見て……………』


 本当でしょうか、女神様


「陛下、どうなされたのです カハハ」

「お前は、デリックだよな」

「陛下、儂がカタナスには見えんでょう カハハ」


 いや見える、残念ながらカタナスの様に見える。


「陛下、ジトメで見んでくださいな カハハ」

「そ、相談があってな、し、収穫祭をしようと思うとだが、ひ、日取りと屋台の準備を頼む」

「陛下、屋台はどのようなものを?」


 ちょっとなれてきた


「最近、増えている、ろ、路上の屋台を大通りに並べて、それに、誰でも出来るようにすればよい。届出と税は出してもらうがしてもらうが」

「例えば、どの様な屋台がうまくいくと思われますか?」

「焼き鳥、輪投げ、お好み焼き、たこ焼き、射的、等かな」

「解らんもんも入ってはおるが、 カハハ、面白ううじゃ カハハ」

「詳細は、羊皮紙で届けさせる」

「ありがたき」

「ひ、一つ聞いてよいか?」

「何なりと」

「なぜ、そんなに生き生きしているのだ?」

「儂が生き生きしていてはダメでしょうか」

「いや、前会ったときは……………」

「陛下、強いて言えば、パチンコ屋とカジノへいくことじゃ カハハ」

「そうか、急に若々しくなったもので驚いただけだ」

「そうしでしたか カハハ」

「他にようがあるのか?」

「ございません、それでは失礼します」

「うむ」


 デリックは、執務室から出ていった。

 パチンコとカジノであんだけ若返れるのか……………

陛下は、なぜ儂が若々しくなったといたのだろか?陛下は、疲れていらっしゃるのだろうか?陛下には、休んでもらわなくてはな。


このあと、デリックはカタナスに曲者だと勘違いされて拘束されかけたのはまた別の話である。


俺(王)の仕事を増やすなヽ(`Д´)ノプンプン

あ、増やしているのは俺でした。

すみませんm(_ _)m

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