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小国の王  作者: 黎明の桔梗
第一次オスリス王国成長期編

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20/88

19、国民に

 俺は、パンナタ王国からの賠償金と身代金とエフゲニーからの賠償金を持って商業城塞都市ナリンを出た。

 実は、賠償金を請求しなくてもよかったのである。税収は大国並みで、それに、貴族派から財産の没収などをしたので、言うとお金があまり余っているのである。なので早く、お金を市場に流さなければ、経済が止まってしまう。しかし、多額に市場に流してしまうと、ハイパーインフレになってしまう可能性もなきにしもあらず。悩ましいことである。でもやることは決めている。

 まず最初に、国営の農園を作る。次に、国内の町を綺麗にする。なぜかと言うと、臭いのだ町中が、その原因は、町のそこらじゅうに排泄物があるからだ。一応、それを片付ける職業の人がいるが追い付いてはいない。なので町の中にトイレを作る。水洗トイレにしたいのは山々だが、あんまり川がないので汲み取り式トイレにする。町の郊外に捨てる所を作る。肥料にしたいが、あまりいい気持ちはしないだろうからやめておく。

 次に、国民は水を汲むときは井戸なのだが、縄を手繰るのは重労働だろうから手押し式ポンプを取り付けようと思う。まぁ、俺がポイントで購入する予定でいる。

 次に、木炭を作ろうと思う。薪であると煙が出るし、燃焼時間が短い、火力が不安定、なのに対して木炭は、煙が出ないし、火が安定しているし、燃焼時間が長いし、それに水質浄化の作用がある。ので国営で作ろうと思う。

 次に、兵力の拡大。兵士の数が少なすぎるので今現在で4万人の兵士を雇おうと思う。すぐにではなく3年以内ぐらいまでには雇おう。侵攻して、大分人口が増えているようなのでいけるだろう。

 次に、国道の整備や関門の手入れ。貴族派たちが怠けていたので、道路が分からなくなってきているので、一から整備させる。アスファルトで。アスファルトでしたらあまり凸凹にならないだろうから。

 最後に、国民の税率を引き下げる。農民からの税収が6割りとは酷すぎるので、農民からの税収は、3割にする。商人には、貴族派が税率を変えていないので商人は、そのままにしておく。反発は有りそうだが、貴族派の仲間内のようなものだから、一応はこちらが弱味を握っているので、文句は言わせない。税収に関しては、商人の塩の販売が有るからあまり減らない。貴族派は農民たちを虐げたかったみたいである。貴族派が税率を上げるまでは、4割だったらしい。このときと比べても暮らしやすくなるだろう。


 と考えていると、王都に着いたみたいである。行きよりも帰ってくる方が早かったな…………。そらそうだわな、井闌車(せいらんしゃ)で帰ってきたのだから。

 今から国民のためにお金を使いましょう。


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