18、パンナタ戦争の賠償金
エフゲニーは床に膝をついて屈んでいるのを、アグランとカタナスにエフゲニーを椅子に座らせるようにさせた。パンナタ王国との休戦交渉が一方的に始まる。
「まず最初に、パンナタ王国に賠償金を払ってもらいます」
「攻めてきたのはあなたがでは………」
エフゲニーの勢いは弱い。最後の方の声が聞こえない。
「最初に攻めてきたのは貴方方ですよね!」
「はい……。すみませんでした。」
「では賠償金額ですが、パンナタ王国が1535億ベルグ、貴方が135億ベルグでどうでしょう。」
「貴国と違って税収が少ない我国には払えません。それに私もそんな額払えません……。」
「パンナタ王国の事は、しりませんが貴方は塩でこれ以上に稼いでいるでしょう。我国を出れば10倍、20倍、それ以上になるでしょう。」
「しかし、………」
俺が睨む。
「わかりました。何年もかかってもお支払いたします。」
「わかりましたがパンナタ王国は4分の1の384億ベルグ、貴方は5分の1の27億ベルグはすぐに支払ってください。利子を付けたいのですが5年間は待ちましょう。5年間で支払われなければ利子を付けさせてもらいますので。」
「わ、わか、かりました」
「では宜しくお願いしますね!」
「……………は、はい。」
「嗚呼、それと、不可侵条約でも結びますか?」
「お願いできますか。」
など色々なことを決めて
1、両国は、不可侵とする。
2、両国は、内政干渉してはならない。
3、この度オスリス王国の国土のパンナタ王国貴族の資産は没収とする。
4、パンナタ王国は、オスリス王国に対して1535億ベルグを賠償金として支払う。
5、パンナタ王国は、オスリス王国に対して1535億ベルグの内、4分の1の384億ベルグを即金で支払う。
6、『4』を5年以内に支払わなければ、オスリス王国の独断と偏見で利子を付ける。
7、パンナタ王国は、捕虜の身代金としてオスリス王国に対して350億ベルグを即金で支払う。
俺とエフゲニーは、二枚の条文を間違っていないか確かめて、俺とエフゲニーは判を押した。
条約と違って、エフゲニーからの賠償金の条文は、
1、エフゲニーは、オスリス王国に対して135億ベルグ支払う。
2、エフゲニーは、オスリス王国に対して135億ベルグの内、5分の1の27億ベルグを即金で支払う。
3、『1』を5年以内に支払わなければ、オスリス王国の独断と偏見で利子を付ける。
俺とエフゲニーは、また二枚の条文を間違っていないか確かめて、俺とエフゲニーは判を押した。
「お客様のお帰りです」
エフゲニーは重い足取りで応接室を出た後に護衛を見つけたら倒れたらしい。エフゲニーは倒れたあと護衛に担がれて領主の館を出たみたいだ。
次の日にパンナタ王から書簡が届く。内容を要約すると
『こんな条約のめるか、ボケ』
俺はすぐに筆をとり、書簡を書く。内容を要約すると
『条約を締結しましたので早くお金を持ってきなさい。明後日までに届かなければ、パンナタ王国を滅亡させます。そのあとで王の貴方を、奴隷に落として死ぬまで、働かして差し上げますよ。』
と送ったら、次の日に賠償金と身代金の734億ベルグと書簡が一緒に届けられる。書簡を要約すると
『申し訳ございませんでした。我国ともども宜しくお願い致します。』
などと言う、手のひら返しの書簡が届いた。
エフゲニーからの賠償金の27億ベルグは条約締結後の3日後に届けられた。
注釈『お金』
この大陸のお金はほとんど『ベルグ』で統一されている。ある一国がお金を作ったからそれが大陸全土に広がったそうだ。今では大陸のいろんなところで製造されている(年に数百枚ほどしか製造していないが)。暗黙の了解で、含有領は決まっている。
小鉄貨10枚である大鉄貨1枚、大鉄貨10枚で青銅貨1枚、青銅貨10枚で白銅貨1枚、白銅貨10枚で黄銅貨1枚、黄銅貨10枚で銅貨1枚、銅貨10枚で赤銅貨1枚、赤銅貨10枚で小銀貨1枚、小銀貨10枚で大銀貨1枚、大銀貨10枚で金貨1枚、金貨10枚で白金貨1枚である。
小鉄貨が一ベルグでなので
白金貨(100億ベルグ)>金貨(10億ベルグ)>大銀貨(1億ベルグ)>小銀貨(1000万ベルグ)>赤銅貨(100万ベルグ)>銅貨(10万ベルグ)>黄銅貨(1万ベルグ)>白銅貨(1000ベルグ)>青銅貨(100ベルグ)>大鉄貨(10ベルグ)>小鉄貨(1ベルグ)
である。
庶民が使っているのは、ほとんどか銅貨以下である。白金貨は一部の商人や一部の大農家や一部の貴族などにしか使われていない。
オスリス王国の税収は3069億ベルグ。
大国並みの税収で、それは『塩』のおかげ国で塩を国内の商人に売って、商人は塩を売った売り上げの3割りを国の税として納めているからである。オスリス王国を出た瞬間に塩の値段は、10倍、20倍とオスリス王国を離れる度に値段が上がっていく。それをオスリス王国は二重でお金を儲ける。なんともあくどい商売違った、あくどい税稼ぎ。




