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小国の王  作者: 黎明の桔梗
パンナタ王国侵攻編

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16/88

15、井闌車1

攻城兵器についての説明文を書いたのですが、分かりにくければすみません。

 昨日は、ルリを呼び二人で遊んで(普通の遊び、断じて夜の方ではない。)その後近衛兵を数人呼んで(命令)トランプで遊んだ。良い時間になったので寝ました。が昨日ははしゃぎすぎたのかしんどい。ルリに心配をまたかけてしまった。何をしとるんだろうか。今も馬車で揺られている。先程から車体が斜めになっているのだがとっても怖い。叫んでいいかな。叫んだら面子丸潰れなきがするが、だって怖いんだもの。


「陛下、先ほどパンナタ王国に入りました」

「ルリ、中将を呼んできてはくれぬか」

「ハッ」


 そろそろ馬車も飽きた。話し相手がほしい。話し相手がほしいから中将を呼んだんではないからな。侵攻についての話だからな。

 と考えているうちに


「陛下、アグラン・ナベリウス参上いたしました」

「馬車の中に入れ」

「しかし」

「話しにくいから馬車の中に入れ」

「御意」

「ルリ殿、馬を頼めるか」

「はい」

「陛下、失礼します」

「単刀直入に聞く、近間で敵の砦までどれくらいかかる?」

「一時間程かと、申し訳ございません。侵攻すると思いませんでしたので………」

「よい」

「その砦は、すぐに落とせるのか?」

「難しいと思われます」

「では、こちらで何か用意しておこう。砦か見えたら呼んでくれ」

「御意、失礼します」

「ルリ殿、ありがとうございます」

「いえいえ」


 城攻め(砦攻め)に有効な兵器はないかな♪

 井闌車(せいらんしゃ)でも買うか。井闌車とは春秋戦国時代ぐらいから使われている攻城兵器である。

 簡単に説明すると縦に長細い台形の動く木造ビル。最上階の下の階には穴が開いていて橋が繋がっている、その橋を最上階 でお城にある跳開橋のように上下に動かせるようになっている。

 現在作られていないからどうなるのか心配であるが、大丈夫だろう。頭の中で買いたいもの(井闌車)を検索する。大・中・小・特大とあるのだが特大以外はあまり値段が変わりないのだが? 大を購入するとしよう。 大は小を兼ねると言うし。でも、井闌車重いし運ぶの大変だし運んでる最中に兵が射られるのは嫌だからな。


『エンジン付けますか。YES or NO』

「女神様、付けれるのですか?」

『女神ではありませんが、値段が高くなりますが………』

「自動車のように走るんですか?」

『あまり速度はでないと思いますが』

「付けてください。宜しくお願いします。」


 井闌車・エンジン付き・大を購入する。

『初回購入につき50%オフ』

 500万ポイント使って10台購入する。

『10台の井闌車はアイテムボックスに収納されました』


 なんか説明書が手元に出てきた。

 井闌車の運転について。右側のペダルが進む、左側のペダルが止まる。ハンドルを回転させた方に進みます。以上。


 砦攻めの準備は整った。10台は多いって50%オフなんだものしかたない。早く砦に着かないかな♪


 ルンルンの俺のもとに中将はやって来る。

「陛下、アグラン・ナベリウス参上いたしました」

「砦が見えたか」

「はい」

「全軍停止の後、ちょっと来てくれ。」

「全軍停止はいつでしょうか」

「もう止まっていいよ」


 アグランは扉を開けて、大きな声で、

「(とても失礼します。)全軍停止」

「ちょっと来て」

「ハッ」


 馬車を降りて来た方向に歩いて行く。そんなに離れてないけどいいか。井闌車をアイテムボックスから出す。出てきた井闌車を見てアグランは、一瞬にして石像と化した。


「アグランこれを運転について教える」


 話し掛けたら、意識を取り戻す。


「ハッ」

「右側のペダルが進む、左側のペダルが止まる。ハンドルを回転させた方に進みむから。運転できる?」

「練習できるのであれば………」

「兵を何人かに教えた方がいいか?」

「その方がよろしいかと」

「じゃ、近衛隊からカタナスとあと二人、国軍からアグランとへストンとあと二人でいいかな。」

「よろしいかと」

「二人はアグランが選抜してね。それとカタナスにも伝えといて、5分後に集まってね」

「御意」


 アグランは、駆け足で去っていく。


「ルリ、ルリにも教えるから」

「は、ハッ」

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