4) 涙の第一歩
数日が過ぎた。
一日がクソ長ぇ。
「……アマンダ、食べなさい」
エレナがボロ木の椀を差し出す。
中身は草臭いドロドロ粥。
俺は黙って受け取った。
手が細すぎて匙が滑る。
(食わなきゃ死ぬ)
一口目。
マジでマズい。
でも空腹の胃が「ありがてぇ」と震える。
「……よかった」
エレナが涙目で笑う。
俺は小さく頷くだけ。
声出したら、絶対バレる。
部屋は相変わらず中世。
電気ゼロ。かまど。干したハーブ。
マジで異世界確定。
夜になると、またミカサが頭に浮かぶ。
あのドレス着て待ってたのに。
指輪は俺と一緒に死んだ。
「……クソ」
涙が勝手にこぼれる。
慌てて袖で拭う。
泣いてる暇なんかない。
俺は小さくなった手をぎゅっと握った。
「……生きてやるよ」
声は女の子だけど、
中身はまだヤマダ・ライトだ。
外から村の音。
子供が騒いでる。犬が吠えてる。
荷車の軋む音。
誰も俺のことなんか知らない。
新しい人生、もう始まってる。
俺はゆっくり立ち上がった。
まずは情報だ。
この村の名前、この体の年齢、使えるもの全部洗い出す。
そして、いつか。
絶対にあのクソ女神の前に立って、
土下座させる。
「……待ってろよ」
小さくて弱そうな体だけど、
目だけはまだ検事のままだった。
みなさん、初章をお読みいただき、ありがとうございます! この物語は、突然の異世界転生で心が揺れるライトの葛藤を描きたくて、筆を走らせました。ミカサの約束のシーン、胸が痛くなりましたか?(笑)
実は私、非ネイティブの日本人なので、文法や表現にぎこちなさが残っているかも…。もし「ここ、もっと自然に!」というアドバイスがあれば、ぜひコメントで教えてください! 一緒にこの世界を磨いていきましょう。
次章では、村での初アクションをお届けします。続きを楽しみにしていてくださいね!
(ヤマダ・ライトの作者より)




