魂強化
「魂の強化ってなんだよ」
メンタル強くなる的な…いや違うか、でも想像ができないけど何なんだ?
「今の状態だと魂を吸収する時に一旦死ぬんだがな? それが生きたまま…いや鮮度のいい魂を保管できると言った方が正しいか?」
「鮮度のいい魂って何だよ…」
てか魂の時点で生きてないし、鮮度とかあるのか?
味的な…いやそれは割とどうでも良い、魔力に変換した時に影響とかはあるのだろうか?
「例えば百鬼夜行の固有スキル今あるだろ?」
「まぁあるけど」
「そのスキルは質の良い魂で作ればさらに強靭な物となる、他にも魔力に変換した時の恩恵が高くなったり…まぁそんな感じだ」
一部スキルでの強化に役立つ&魔力に変換した時の恩恵がデカくなるって感じか、まぁまぁ地味な強化だが良しとしよう。
「地味とか言うなよ、傷つくぞ?」
「勝手に心読んで勝手に傷つくなよ」
このくだり久しぶりな気がするな…面倒ではあるがたまになら心の安らぎになるから良いのかな?
安らぎになってるかは分からんが…
その後少し談笑、そして祠を破壊して次の階層に進んだ。
鏡花の魔法威力が下がった事により、攻略スピードは落ちたがその分蓮兎が百鬼夜行などを使って攻略スピードを何とか維持していたが、4人居た時より魔力の消費スピードは速く、確実に減速している。
「はぁ…はぁ…」
「大丈夫か? 少し休むか」
「だ、大丈夫…足手纏いにはなりたく無いから!」
ここ最近、と言ってもアラクネ戦を終えてから2日後なわけだが鏡花が無理をしている気がする。
使えれていてと「大丈夫」「私は平気だから早く進もう」などと言って休む選択肢を与えてくれない。
無理矢理にでも休ませようとすると涙目になったりするので俺が折れてしまう…本当は心を鬼にして休ませた方が良いのだろうが。
「無理はするなよ? 約束だからな」
「うん♪白魔法もあるし大丈夫だよ!」
そう言いながらも鏡花は疲れ切った体を無理矢理白魔法で回復しているようにしか見えなかった。
見た目や発言は変わらないが歩き方や戦闘時の頭の回転などから推測できる。
「「「ゴゴガ!」」」
「今は黙れ、暴風穿風」
近づいてきた黒の騎士を全員穿ち殺し、鏡花を守る。
鏡花は突然の出来事でポカンとしているが状況を理解した瞬間に蓮兎に感謝をした。
「ありがと! やっぱ蓮兎くんはすごいね、瞬殺だもん…」
「そうか? 鏡花もなれるよ、俺は権能ありきだしさ」
「それでも凄いよ!」
そんな話をしながら2人は攻略を進めていった。




