攻略開始
祝50話!パチパチ〜。はぁ…これ確実に100話まで行くよな?大変だぁ…
時は移り変わり現在は夜の帳が上がり蒼天広がる真昼時だ。天は輝きこのダンジョン内に光を灯す。そしてそんな中攻略に勤しむ者達は40層に向けて走り抜ける。
「ほらほらまだ遅いぞ!」
「何でまた走ってるんだよぉ!黒魔導士の俺は体力要らんだろぉ!」
「わ、私もそろそろ厳しいかも…疲労回復の魔法使っとくね…」
「私はまだ平気だな、速度を上げてもらっても構わない」
流石唯一の前衛職だな、馬力が違う。ん?そうじゃんこのメンバー前衛1人じゃん!俺がいつも前衛張ってるから忘れてたけど俺後衛職だ…まぁ細かい事は気にしないで良いか。
「今日中に35層までは行くぞ〜」
『お前の足なら40層まで行けるんじゃ無いか?』
『流石にそこまでしたらあいつらが死ぬから無理だな。確かに俺1人なら行けるが…それに吸収の実験もしたい』
そう、俺はこの権能に希望を見出している。魔力抵抗を無視して錬成したのは魔喰いの効果だろうと予想したがそんな効果があるなど説明欄には書いていなかった。つまり隠し効果がある可能性が吸収にはある、しかも触れたと認識されるのがどこまでの範囲なのかも検証したいからな!
「ヴァガ!」
「邪魔者は帰れッ!」
迫る敵は全て錬成で処理をする事で魔力抵抗の無視した錬成の再現を試みていた。だが成功したのはミゼラブル戦の1度のみでそれから先はその予兆すら見せなくなってしまった。
(ここも実験しないとだしそろそろ魂の錬成も開始したいよな…前やった時は大爆発起きたけど今なら熟練度も理解度も上がってるし…あぁやる事がありすぎるッ!)
そんな愚痴を漏らすが口角は上がっていて内心ではこの状況を楽しんでいるのだろう。彼は生粋の探究家であり戦闘狂なのかもしれない。
「グラギャァ!」
そんな蓮兎の前に立ちはだかるは他のヴァインドールとは違う肥大化した腕に枝でできたと思われる爪や牙、蔓を使った触手を背中から生やしている新種だった。
「肥大化とかネタ被ってんだよッ!」
「グルナァ?!」
急接近から放たれたのは対象を呪う斬撃だ。強固だろうその腕は万物切断によってなす術もなく両断され、その傷口には怪しげな焔が纏っている。そして間髪入れる事なく再び放たれるは固有スキルで強化された衝撃波だ。この一連の動作によって細切れや灰になり空気に消えてしまった。
「ネタ被りは許さんぞ」
「土人形の方も瞬殺した気がするけど…」
「…それはそれだ」
確かにネタ被りと言っても前も瞬殺したからあんま被ってないのか?まぁ瞬殺されるほど弱いのが悪いししゃあ無いか!俺は悪く無い。
「グガルゥゥ…」
次いで現れるは巨狼の形をしたヴァインドールだ。その爪と牙は鋭利な枝で形成され、腕や足は何層にも折り重なり鉄壁と化す──
「だから被ってんだよッ!」
「ギャウ?!」
初手に放たれるは高速思考でフル詠唱を済ませた飄風ノ夜襲を更に魔導王で強化し30層ボスに使用した攻撃と同程度の嵐だ。その初撃で当たり一帯は切り刻まれ、嵐が通った道を形成しながら進んで行った。事情を知らない者が見たら災害と思うほどの出来事がこの一瞬で起こったのだ。
「はぁはぁ…よし、俺スッキリ」
「もう災害だよ…」
訂正しよう、事情を知っている者が見ても災害と思うほどの威力を有していた。
「まぁこれで走りやすくなっただろ?ポジティブ思考で行こう!」
『や〜い!や〜い!悪魔〜!」
『うるせぇ』
過程はともかくこれで走りやすくなった事は事実だ。嵐が通った跡は木々は無く平らに整地されている、そしてその嵐は今も尚突き進んでいる為この階層を走り抜けるのは苦労しないだろう。
「んじゃさっさと進みますか!」
「チッ、少し休憩できると思ったのに」
「そこの黒魔導士うるさいぞ〜」
こうして32層に災害をもたらした張本人はその場を後にし、35層まで少しの休憩を挟みながら走り抜けていった。彼が進んだ道に魔物は寄り付かないほどの死体が転がっていて死屍累々な惨状になっていたことはまた別の話と言う事にしておこう。
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名前 宮戸蓮兎
職業 錬金術師
性別 男
レベル 84
スキル 剣術S 抜刀術A 錬金S 風魔法A 土魔法C 黒魔法B 魂魔法B 鍛治術B 強魔S 怪力B 疾風A 魔質強化A 自然治癒B 自然魔力治癒A 鑑定眼B 空間把握A 大食いA 危険感知A 集中B 料理術B 苦痛耐性 恐怖耐性 黒魔法耐性 炎魔法耐性 斬撃耐性
固有スキル 魂ノ採取 神怒 魔導王 天歩 魔法構築 斬止 妖焔 高速思考 万物切断
加護 暴食の加護
権能 暴食 魔喰い 吸収
称号 愚者を屠る者
最近階層をスキップ気味だな?まぁスキップしないと100層まで書く頃にはみんな飽きちゃうししょうがないよね?その分100層攻略の後と頑張る!




