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嵐の前の静かさ……?

◇王都セイクリッド・ルッタの宿◇


「あ、お兄ちゃんお帰り!」

「ただいまラミア」


俺は宿の掃除をしていたラミアの頭を優しく撫でて宿の中に入る。


「あ、帰ってきたのかい?」

「ただいま、ちゃんと壊滅させて来たぞ」

「……ガチ?」

「ガチ」


ルッタはまだ信じていないようだが兎に角話を聞くために蓮兎を先ほどまで掃除をしていた椅子に座らせる。


「それで本当に壊滅させたのか? 信じられないのだが」

「本当だぞ、嘘をつく理由が無い」

「まぁそれはそうだが……」


まぁ信じられないのは分かるっちゃ分かる。

急に出てきたFランク冒険者がAランクギルドをぶっ潰してきました!って言ってるわけだからな、俺がルッタの立場だったら絶対信じないし。


「……よし、信じよう!」


ルッタは蓮兎を少しの間凝視、その後すぐに信用した。

椅子から立ち上がり蓮兎の背中をバンバンと叩いていて一応本人は友好の証なので悪気は無い。


(これ毎回思うんだが結構痛いんだけど? 普通に体力減ってそう……)

『なぁ何で俺も叩かれなるんだ?』

『知らん、無心で慣れろ』


その後しばらく背中を叩かれた2人だったが10分経過した所で話を戻す方にした。

話を戻すのにだいぶ苦労したがそれは今は良いだろう。


「私的には壊滅させたのは嬉しいんだが冒険者ギルドから何か言われ無いのか?」

「……」

「あっ、言われたんだな」

「ギリまだそんなに言われてないぞ? 多分5日後の武器作る時に言われるけど」

「ダメじゃねぇか」


やっぱ怒らられるよなぁ、怒られるの苦手なんだが?

いや怒られるのが得意なやつなんかいないか、ワンチャン暴食グラフェルだったら憤怒と仲良いらしいし……?


『いや怒られるのは嫌だろ、あと憤怒ラースとは戦友なだけで手合わせくらいしかしてねぇよ? 誰が好き好んで怒られるかよ』

『そりゃそうですよね〜』


少し落ち込む蓮兎だったがラミアが先程のお返しと言わんばかりに優しく頭を撫でた。

その顔は満面の笑みで「お兄ちゃんなら大丈夫だよ!」と励ましている。


「天使かッ?!」

「わ、私が?!」

「お、よく分かってるじゃんか、今日はラミアの可愛さについて語ってやろう! そうあれはまだラミアが3歳だった頃──」


自身の子供を語る母は深夜まで続いた。

初めはラミアが恥じらって止めようとしてたのでそれに期待した蓮兎だったが途中で赤面しながら部屋に戻ってしまったので作戦は失敗。

次は暴食グラフェルに助けを頼んだが無視をされこちらも失敗、蓮兎は「あぁそうだこいつ悪魔なんだわ」と思いながら自慢の娘の話を深夜4時まで聞き続けた。


◇王都セイクリッド・ルッタの宿 5日後◇


「ん……約束の日か」


あの後蓮兎はクエストをこなしたりしながら5日感を過ごし、ランクはFからDに上昇した。

そして今日はリファとの約束していたギルドからの特別クエストを受ける日だ。


暴食グラフェルは……別に連れてかなくて良いか、念話にも出ないし熟睡してるんだろうし」


蓮兎は朝食を済ませた後すぐに冒険者ギルドに移動。

途中で少し寄り道をしようと考えてたが怒られるのが嫌だったのか真っ直ぐとギルドに向かう。


◇王都セイクリッド・冒険者ギルド◇


「はぁ、怒られるの憂鬱だな」

「ん……? あぁレントさん!」


リファは俺を見た瞬間に駆け寄ってくる。

にこやかな笑顔だけどこの後怒られるんだよなぁ、怖いよ俺!女子が怖い!


「武器制作ですよ、鍛治はしますか? それとも錬金で作っちゃいます?」

「錬成で作りますよ、早くランク上げるためにクエスト回したいので」

「おkです! 奥の部屋にどうぞ、材料はありますから!」


人前でその喋り方普通に良いんだ。

まぁ俺としてはタメ口の方が堅苦しく無くて良いんだけど職員としてそれは果たしてどうなのか……


「ん? どうかしました?」

「いやなんでも無いよ、早く行こう」


そのまま武器制作に取り掛かる部屋まで移動した。

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