共有者
「ん? 何でお二人が泡立て……ん、お二人のそのお怪我に行っていたのがルナルス樹海……」
受付嬢は何かを考える仕草をして2人を見つめる。
「もしかしてお二人が壊滅させました……?」
「い、いや俺Fランク冒険者ですよ? それに暴食は冒険者でも無いですしそんなこと出来ませんよ、はは……」
「……嘘ついてますよね? 私もギルドで働いてそれなりに長いんですから分かりますよ」
これ結構ヤバい状況な気がするんだけど俺だけかな?
正体バレたら俺たち即処刑とかなんじゃ……?
「私の鑑定眼はBランク、ですがお二人のステータスは見えません。同ランクの隠蔽なら少しはステータスが見てるはずですがそれも無い、つまり最低でもAランクの隠蔽スキルを持ってますよね? とてもじゃ無いですがFランクには見えませもん」
「……す、ステータスを覗くのはダメなんじゃ──」
「冒険者ギルドに勤めてる者は鑑定眼などの一部のスキル使用は認められていますよ、もちろんレントさんは人に使ったらダメですよ?」
まさか隠蔽スキルのランクが高くてバレるとは思って無かったんだが……
隠蔽スキルって高ければバレないんじゃ無いのかよッ!まぁ完全遮断はそりゃ無理か……
「それに私昔は冒険者だったんですよ、そのおかげでスキルランクも少しは高いですし固有スキルの効果で嘘はわかります」
「そんな固有スキルがッ?! 流石にお手上げですね……」
「ちなみに嘘です♪ですが本当にレントさんがやったんですね、驚きです」
「嘘なんですか?!」
この人強いなッ?!
平然と嘘を混ぜてきやがった……これは是非とも仲良くしたい限りだな、ワンチャン弱み握られそうだけども。
ちなみに俺の治療をしてくれた職員の人はこの話をする前に出て行った。
「それにしてもどうやったんです? あのギルドは確かに悪い場所ですけど実力は確かだと思うんですが」
「それはまぁ色々と……あと敬語じゃ無くて良いですよ、他に誰も聞いてなでしょうし正体もバレましたし」
「そうですか? なら敬語はやめだぁ! 実は敬語好きじゃ無いんですよね〜、やっぱ仲良くなるためには敬語よりタメ口!」
思ったよりぐいぐいくるタイプだな?!
「なぁ俺は? 俺を会話に入れろよおい」
その後は特にギルドを崩壊させたことについて言及はされずに殆どが雑談で終わった。
気がつくと外はすっかり暗くなっていて人々の声も無くなり街に静寂が訪れている。
「あ、もうこんな時間?! それじゃあまた今度話しましょ!」
「そうだね、俺も早く宿に帰らないとな」
「俺はもう眠い、蓮兎お前に命ずる俺をおんぶして宿に連れてけ」
「嫌だよ自分で歩け」
「さっきおんぶしただろぉ?」
「おんぶをし合う……お二人どんなご関係で?!」
何か勘違いされた気がするが気のせい……かな?
暴食には確かにおんぶしてもらったけどあれは動けないからでって眠いからじゃ無いし……
いやでもこいつに恩を作るのは癪だな、しゃーないか。
「はぁ……分かったよ、おんぶしてやるから先にギルドでるぞ?」
「りょーかい」
「やっぱり付き合ってるんじゃ……ッ?!」
「「付き合って無い!」」
2人の言葉は完全に一致し、付き合っていることを完全否定した。
受付嬢はそれでも信じていないのか「ほうほう……」と頭の中で妄想を掻き立てているようたが2人は疲れたのかその後は否定しなかった。
「あ、最後にこれだけ言いますね、私の名前はリファです! 今度から名前で呼んでくださいね♪」
「分かったよリファ、これからもよろしく」
「はい! あ、あと5日後武器作る約束忘れないでくださいね? ギルド集合ですからね!」
「もちろん! それじゃあまた今度」
会話を中断してギルドを出る。
出た後は蓮兎は暴食をおんぶして借りている宿屋【ルッタの宿】に向かう。




