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ユウシャ

◇◇


場所は移り変わり蓮兎とエルスの戦闘だ。


「薬漬けで戦うAランクとかどうなんだぁ?」

「実力があれば良いのですよ冒険者なんてッ!」


上手く魔力が使えない、部屋の影響…いや投薬された薬の影響か?

バフもデバフも攻撃も全部軽減されちまうし…


「だったら最大出力でぶっ潰す。暴風ノ夜襲(サウザンドゲイル)(デュアル)!」

「下がった出力でこれですか…ッ」


部屋全体を暴風が埋め尽くし、切り刻む。

固有スキル【全智全魔】の効果を全面的に使い魔力で超過した(デュアル)も施している。


「かはっ!」


魔力が上手く扱えないこの状況でも極限で魔力を詰め込めばそれは対象を刻む大きな力となる。

現に暴風ノ夜襲(サウザンドゲイル)を受けたエルスは身体中から血が流れ、今にも生命が絶たれる寸前だ。


「後衛職にここまでするなんて酷いですね…」

「何言ってんだよ、俺は錬金術師だぞ? 後衛職だ」

「はっ、化け物め…ッ」


シュッ


エルスは何かの薬を素早く取り出して蓮兎が反応する前に自身の動脈に刺した。

それを警戒した蓮兎は即座にエルスの両腕を刀で切り落とすがエルスは直ちに後退し、両腕を瞬時に再生させた。


「僕はね、有象無象とは違うんだ。この薬に日々体を慣らしてきたッ! この薬【ユウシャ】の力を制御した!」

「ユウシャ? 何その薬──」


グチャリッ


瞬き一つの間に接近したエルスは蓮兎の腹部を全力で殴り飛ばす。

そうすると内臓が飛び出るほどの損傷を受け、口から鮮血が流れ落ちている。


不死性イモータルが無かったら死んでるぞこれ……」

「あははは! 僕は神の如き力を得たッ!」


名前 ユウシャ(試作品)

効果 魂を魔力に変換して爆発的な身体能力、膨大な魔力を一時的に獲得する。魂の質によって威力は向上し、効果時間も伸びる。

強化内容 更に威力向上し他者の魂を吸収する事でその魂を消費して効果時間を伸ばすことが可能になった。


「強化倍率が異常なんだよなぁ」

「君が言えたもんじゃ無いだろう? 後衛職で、しかも錬金術師だ。その身体能力は異常以外の何者でも無いだろうに」


時間を稼けば勝手に死ぬかもだが強化内容の効果時間の増幅が気になるところだよな、バフデバフを全開で倒しに行くか?

それとも暴食グラフェルと合流して同時に…


「やっぱ正面からぶっ潰す!」

「バカでしょ、君」


今ならできると思うんだよ、肉体の許容範囲を超えた崩壊を促す圧倒的なバフ!

不死性イモータルで回復ゴリ押しして押し倒してやるッ


人之限度オーバー・アクセル神之命カミノチ魂の解放(ソウルフォーカス)黒鎧(こくがい)白鎧はくがい──」


黒鎧(こくがい)は対象の身体能力を上げると同時に知能の低下を招き、白鎧はくがいは対象の再生能力を上げる代わりに苦痛の増幅を招く混沌魔法だ。

そして他のバフも全てその身に宿した蓮兎の体は今にも押し潰され、切り刻まれ、焼け死んでもおかしく無いほどの負荷に耐えていた。


(白鎧、不死性イモータル、身体超過、血液操作が無かったらやばかったな…まともな思考が出来ないが体の崩壊はギリギリ免れてるッ)

「苦しそうじゃないか、やめた方が良いんじゃないかな?」

「無理だな、今の俺の全力を試すッ!」


まだ【飢餓】と【元祖帰り】が発動してないので最大とまではいかないが今この場で出来ることは全て施した。

あとは思いっきりぶつけるだけだ。


「少し相手をしてあげましょうッ!」

「体がぶっ壊れるのが先かお前が死ぬのか先かどっちだろうなッ!」


一時的にSランク冒険者を超えたエルスと大罪の加護を有する者がぶつかり合う。

その度に地下は大きく揺れ、今にも崩壊しそうになっていたが2人は気にせずにただひたすらにぶつかり合った。

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