第10階層攻略
ピタ
ボス部屋に到着し部屋の前の鋼で出来た大扉に手を当てて錬成を発動する。魔力抵抗が激しいな…魔力の3割使っちまったよ!
ギィィィ…
『やっとボスか!遅いんだよ』
「早い方だよ?転移してから5日くらいだよ?1週間経ってないし」
『俺なら2時間で攻略できるし』
「大罪の悪魔と比べるなよ…」
戦う前に俺のステータス確認するか
名前 宮戸蓮兎
職業 錬金術師
性別 男
レベル 37
スキル 剣術A 抜刀術B 錬金A 風魔法B 土魔法D 黒魔法B 魂魔法B 強魔B 怪力C 疾風B 魔質強化C 自然治癒B 自然魔力治癒B 鑑定眼B 空間把握B 大食いA 危険感知C 集中C 恐怖耐性 黒魔法耐性 炎魔法耐性 斬撃耐性
固有スキル 魂ノ採取 神怒 魔導王 天歩 魔法構築 斬止 妖焔 高速思考
加護 暴食の加護
権能 暴食
称号 踏破者
体力 17270 魔力 14386
攻撃力 3489 知能 16458
防御力 4079 運気 3144
敏捷力 4356 魔法防御力 3722
適正魔法 風魔法 黒魔法 魂魔法 影魔法
「まぁこれだけあれば勝てるか」
『"俺の"与えた権能があるから勝てるに決まってるな!』
「強調すんなや」
実際に暴食の権能が無ければ俺はここまで辿り着いていな…いや権能が無かったら死んでいたかもしれない。そこら辺は感謝してるが──
『やっぱ俺ってば封印後もこうやって有能なんだよな〜!流石大罪の悪魔』
(最大の欠点はうざいことだな)
ちなみに話し合いの結果で暴食が勝手に俺の心の声を覗くのは禁止になった。つまりこの愚痴も聞かれる心配が無い!や〜い馬鹿馬鹿〜!
『ん?何か知らんがイラついたな…眷属と心が通じ合ってるからか?お前俺の悪口考えたろ』
「そんなことより早くボス倒そう!うんそうしたほうが良いな〜」
『?』
危ね〜!心の声を聞く以前に眷属と主では心が通じ合ってるからか感情そのまま流れてくんのか!今後は控えないとな…控えるだけでやめないけど。
スタスタ
雰囲気一転ボス部屋に足を踏み込むと扉が突然閉まり閉じ込めれることになった。部屋の明かりは青白い炎が松明に火が灯っていて不気味な雰囲気を醸し出している。薄暗く肌寒い部屋の最奥には中位小鬼族より一回り大きい小鬼族が鎮座していた。
「鑑定眼発動」
名前 ───
種族 上位小鬼族
レベル 49
スキル 棒術B 風魔法F 土魔法F 怪力A 鉄壁B 疾風B 自然治癒A 空間把握D 危険感知E 統率B 指揮術C 咆哮A
称号 小鬼族の族長
「固有スキル無しに名前無し…あれ?弱くね」
『10階層だしこんなもんだろ』
スゥゥゥ
突然上位小鬼族が息を大きく吸い込み一気に解放する。つまりは目一杯の咆哮だ。
「ゴァァァァァ!!!」
「うるさっ?!」
鼓膜が破けるぞ?!てか何か怠い…デバフか?ステータス見ると防御力低下、移動速度低下、怯えって欄があるしデバフ確定か!一時的な物だとは思うが面倒だな…なら俺も!
「魂ノ採取」
「ッ?!」
魂の一部を削られた上位小鬼族は少し気怠そうに自身の体に起こった変化を確認する。どうやらデバフの効果はあった用で上位小鬼族は怒っている。
「流石に格下じゃ無いのか…でもデバフもダメージもちゃんと通ってるし格上って線は完全に消えたな」
『早くぶちのめせよ』
「分かってるッ!」
敏捷を1.2倍する風魔法疾風の靴を発動して接近する。
「ゴ──ッ?!」
「遅い」
ボトッ
両腕を切り落とし鮮血が流れる前に妖焔で傷口を燃やして自然治癒による再生を阻害する。魂を焦がすのは喰らう時に支障があるが雑魚相手なら関係ないだろう。
「よっと!」
「グハッ」
腹に衝撃波を使った蹴りを喰らわせる。上位小鬼族は大きくのけぞりこちらを凝視していた。
「せっかくだし実験してみようかな」
魂魔法から5つの魂を取り出す。さぁ楽しい楽しい実験の始まりだ!
ここまで来るとステータス考えるの大変…スキルの追加が思いつかねぇ!仲間といるなら指揮術とか何か色々あるけどソロだし!