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殴り込み

◇王都辺境ルナルス樹海・宵の暴風ギルドハウス◇


「ここから先は馬車だと難しいのでここまでですね」

「分かりました。おい暴食グラフェル起きろ、ついたぞ」

「ん…行ってらっしゃい」

「お前も行くんだよッ」


暴食グラフェルを無理矢理起こして馬車から降りて樹海に足を踏み入れた。

この場所はその名の通り木々が多く生えていて高ランクダンジョンも数多く発見されていて呪樹族トレント神樹精霊ドライアドなどの木に関係する種族が生息している。


「それではあっしはこれで失礼いたします」

「はい! ここまでありがとうございました。これお代です」

「いえ、あっしの個人的な復讐も含んでやすし代金は良いですよ」


そう言い残して馬車を運転していた男性は馬車を走らせ王都に戻った。

取り残された蓮兎たちは「本当に払わなくて良いのか…」などと思いつつもギルド【宵の暴風】に向かう事にした。


「しっかし何でこんな秘境にギルドハウス作ったんだよ」

「知らん、てかそもそもギルドハウスって何だよ」

「え…? 俺も知らないけど」

「何だこいつ…」


まぁ大体ギルドに所属してる人が住むor集まる場所とかそんな感じだろ?

作戦会議とかなのかは知らんがそのくらいの知識で別に良いだろ、でも今度ちゃんと冒険者手帳でも読もうかな?


スタスタ


そんな話をしながら蓮兎達はギルド【宵の暴風】のギルドに到着した。

大木のような見た目をしたギルドハウスには門番として2人の冒険者がいて双方獲物は槍のようだ。


「ん? 誰だお前ら」

「壊滅させに来ました蓮兎と申します。以後お見知り置きを…いや殺すなら知らなくて良いのか?」

「お前何を言って──」


バタンッ


門番の2人は言葉を言い終わる前にその場に倒れた。

殺したわけでは無くCランク黒魔法の悪魔ナイトメアを使用して最低最悪の夢にいざなっただけだ。


「これから突撃するわけだけど暴食グラフェル、誰も殺すなよ?」

「は? 良いじゃん殺しても」

「ダメだ。眠らせるとか気絶にしとけ、これ絶対だからな」


不服そうにする暴食グラフェルだったが渋々それを了承、そして蓮兎はギルドハウスの扉を激しく開けて中の人々に挨拶をする。


「こんにちは〜!」

「あ? 誰だお前、ここがAランクギルド宵の暴風だと知っての──」


バギィッ


「かはっ!」

「ごめんけどテンプレの言葉はいらん、さっさとお掃除しますよ〜」


軽く相手の腹部を殴る蓮兎、だがその威力が強かったのか男は肋が折れて奥にいた別の男性に衝突する。

男が吹き飛ばされたのがトリガーとなったのか他の者たちは怒りかなのか蓮兎に攻撃を仕掛け始めた。


「気絶させる、か…なら」


そう小さく呟いた暴食グラフェルは手をかざして1つの固有スキルを発動させる。


寄蟲総操(きちゅうそうそう)


そう発すると暴食グラフェルの手から大量の蟲が発生、そしてその蟲はギルドメンバーの首に瞬時に張り付いた。

張り付かれた者は次々と気が狂いその場で踊り出す者、服を脱ぎ捨てて壁に頭を擦り付ける者だと全員漏れなく奇妙な行動を始める。


「え…何この地獄絵」

「昔食ったやつが使ってた固有スキルでな、魔力を元に作った寄生虫を操って相手を寄生して操る的なスキルらしい。あんま使ったこと無かったから忘れてたな」

「えぐ…てか暴食グラフェルのステータス見たこと無いじゃん、見せろよ」

「え〜、恥ずかし〜」


暴食グラフェルはその場で身を捩って顔を隠す。

だがその顔は全く赤くは染まっておらず恥じらいも無い状態だ。つまりはただのボケである。


「おやおや、僕のギルドで何をお探しかな?」


ふざけ合っていた最中に奥からメガネを掛けた奇妙な男が歩いてやってきた。

銀髪ショートの髪を軽く触りながら蓮兎達を凝視していて何とも不思議なオーラを纏っている。


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