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宿屋の探し方

暴食グラフェルいるか?』

『ん…? あぁクエスト終わったのか、どした』

『宿屋探すから合流するぞ』


どこにいるかは気配で大体分かるし念話も使えるしで結構眷属って便利だな、特に命令されても無視できるし…あれ?デメリット無くね。


『デメリットは俺が設定してないからだぞ? 感謝しろよ、本当は命令違反で即死亡とかもできるんだから』

『怖っわ!』


そんなのあるなら殆どの人は加護いらないってなるだろ…いやでもそれ程効果が絶大なのか?

喰えば無限成長とかチートだしな、女王の加護も完全じゃ無いのに魔力の質、魔力の総量、魔力の回復速度とか向上してるし…

お、そんなこと考えてたら暴食グラフェル発見!早速宿探すか。


「俺が行ったら間何してたんだ? なんか手に持ってるけど…パンか?」

「ん、お前も食うか? 銅貨2枚とは思えないほど美味いぞ」

「珍しいな、ありがとう」


そう言い暴食グラフェルはパンを蓮兎に手渡した。「こいつが人に食べ物を渡すなんて珍しいな…」と思いつつも蓮兎はパンを食べる。


「食ったな? これでお前も同罪な、だから俺を責めるなよ」

「は? 急に何言ってんだよ」


そう言うと暴食グラフェルはオルグス大迷宮攻略報酬に含まれていた財宝を取り出す。

だがその量は攻略時とは違い大幅に減っていた。


「…お前食いまくったな」

「…ご想像にお任せする」

「それは確信犯なんよ…まぁ所持金0よりはマシだけど流石に使いすぎだろ…」

「暴食司ってますし?」


なんであんなに金あったのに節約生活をしないといけないんだ俺は…いや確かに暴食を司ってるやつに金持たせてぶらぶらさせるのは不味かったか?

そりゃ使うよな、なんだこいつ言わないとわからない子供か何かかよッ


「まぁ切り替えて宿探そーぜ!」

「はぁ…まぁそうだな、今度からはお前に金は持たせん」

「ッ?!」

「何深刻そうな顔してんだよ、当たり前だろうが」


暴食グラフェルを叱りつつ蓮兎は宿屋を探した。

だが流石王都と言うべきなのか宿屋の値段が高く、とてもでは無いが今の所持金で長期的に泊まるのは不可能だった。

そして行き着いたのは探した中で1番安価で泊まれる1つの小さな宿屋だ。


◇王都セイクリッド・ルッタの宿◇


「…やっぱやめとく?」


蓮兎がそう言う理由は宿の見た目にある。

所々破損している外装にあまり掃除が行き届いていない内装、先ほどから蠢く虫などが目に入るよ。

そんな事を考えていると宿の中から1人の少女が出てきて蓮兎に話しかけた。


「お客様ですか!」

「え? あ、うんそうだよ」


その少女は目輝かせて蓮兎に話しかけた。

その輝きに負けた蓮兎は泊まることを了承してしまい、暴食グラフェルに「こいつマジか…」と言う目を向けられる。

少女は金色に輝く短髪に仕草がとても元気で可愛らしい、年齢は10歳ほどだろうか?そんな少女は2人を部屋に案内した。


「ここがお部屋でふッ?!」


舌を噛んだ少女は痛そうなリアクションと共に見られて恥ずかしいような仕草をする。

それを見た蓮兎と暴食グラフェルは目を合わせて「結構良い宿かもしれない」と思った。


「え、えと夜ご飯などは言っていただければ作りますのでその時は是非! 今はママ──お母さんがいないので私が作ります!」

「分かった。夜ご飯は…今日は大丈夫かな、じゃあ俺は部屋に行くよ」

「俺は隣の部屋か? 別に同室でも良いんだがな、変なやつ」


一応異性だしね?まぁ暴食グラフェルと同室でも特に何も思わないとは思うが念のためだ。

まぁ1人の方が良いこともあるだろうし今から同室に変える気も無い、1日銅貨10枚で泊まれるのだから部屋が増えてもそれほど支障は無いのだ。


バタンッ


蓮兎は部屋に入り一応空間把握を使用して虫がいないかを確認する。

いないのを確認した後は少し汚れた部屋を魔法で少し綺麗にした後ベットに横たわった。


「ふぅ…1日目にしては良い方だったかな、今日は疲れたし寝るかぁ」


そのまま蓮兎は深い眠りについた。



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