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ギルドカード作成

◇冒険者ギルド・一階ギルドカウンター◇


「終わりましたぁ!」

「え、レントさん?! さっき出発したばっかじゃ…あ、もしかして怖くなって帰ってきちゃいました? 駆け出し冒険者にはよくある事です、ちゃんと正直に話して──」


ドンッ


蓮兎はカウンターに討伐した骸骨スカルの骨を大量に置く。空間魔法から取り出したので欠けることもなく綺麗な状態での討伐なので報酬金に上乗せされることだろう。

そんな事より受付嬢は駆け出しの冒険者がこの短時間でこの数を討伐、それにこんな品質の良い素材を出すなど思ってもみなかったのか唖然としている。


「えっと…素材を買ってそれをそれを提出してたり…」

「してないですよ?」

「そうですよね、鑑定眼で分かってましたよ…こんな新人は初めて見ました。昔宮廷魔導士でもやってましたか?」

「特に何もやってませんよ」


まぁSランクダンジョン攻略はしたけど…それは関係無いもんね?俺はただの錬金術師ですもん、てか職業の進化って無いのかな…


「あ、そうだ忘れてた! ギルドカードを発行するので職業などの記入をお願いします! すみません先程は忙しくて忘れていて…」

「ギルドカード?」

「はい! 名前や職業などランクを書く手帳のような物ですね。冒険者の証明にも使います」


名前 

二つ名

職業

ランク

経歴(任意)


「と、こんな感じのを書いてもらいますね」

「分かりました!」


俺は貰ったペンでギルドカードに署名を…では無く自身のステータスを開いてそれをカードに触れさせると情報がインプットされ、勝手にカードに書かれる便利仕様なのだ。


そんな事をしている蓮兎から少し離れた受付嬢は奥にいた別の嬢と話している。

聴力が上がっている蓮兎ならその会話を聞くことも可能なので隠してるつもりだろうが意味は無い。


ヒソヒソ


「新人のレントって人本当にFランクですか? 本当は過去にBランクくらいの強い人なんじゃ…」

「そのはずは無いわよ、過去の記録にもヒットしなかったでしょ? 冒険者ギルドの情報舐めるんじゃ無いわよ」


なんか俺の話してる…聞こえてるんだけどなぁ、悪口とかじゃ無いから別にいいんだけどね、むしろウェルカムですよいい話なら。

と、そんな事考えてたらギルドカード完成かな、名前は…まぁしょうがないよね?漢字書くわけにもいかないし。


名前 レント

二つ名 無しでも

職業 錬金術師

ランク F

経歴 特に無し


「終わりましたよ」

「あ、はい分かりました…え? 錬金術師なんですか…?」

「そうですかど…何か問題でも?」

「錬金術師で冒険者なんて珍しいなと、それにこの速さでクエスト完了…もしかしてレントさんのおかげで不遇職が救われるかもしれませんね!」


やっぱり錬金術師って不遇なんだ…暴食グラフェルから聞いてたけど直接聞くとちょっとだけショックだな。

…嘘。別にそんなに気にしてないしショックじゃ無い、無駄な嘘も人間には必要なのだよ許せ!ちなみに人じゃなくて混血じゃんと言うツッコミは受け付けないからな。


「ちなみに冒険者ギルドからの特殊依頼と言うことで武具作成を依頼してもよろしいでしょうか? 最近駆け出し冒険者さんなどに配布している武具が不足していまして…」

「別にそのくらいなら良いですよ、今日にしますか?」

「そうですね…ギルド長の確認も必要なので1週間後でよろしいですか? その時にお呼びします」


1週間後か…予定空けとかないとな、特に予定は無いけど…悲しいな、Bランクになるために早くクエストこなすくらいかな?

…少しは娯楽とかしても良いのかな、よし!明日は店とかを探検しよう!


「では今日は宿に行きますね、まだ宿見つかってないので…」

「そうですか、ならまたお会いしましょう♪」


俺はその場を後にして暴食グラフェルと合流、宿屋を探すのだった。

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