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待ち望んだ景色

「んでここから俺どうすれば良いんだ? 100層攻略したけど」

「あ? 知らんよ、地上にでも出れば良いんじゃないか?」


いやそんなこと言われても…まぁそりゃ地上には出るけどさ?でもこうして見ると結構地下にいたから初めての地上かぁ、やっと異世界らしいこと出来るじゃん!冒険者ギルドとかダンジョン攻略…いやしばらくダンジョン攻略は良いか、トラウマですよもう。

 

「冒険者ギルドがあるのかは知らないがな」

「あるぞ、ついでにダンジョンも」

「ダンジョン攻略はもう良いです…」

 

てか今回の攻略で得た物ってら何も無いのか?権能配布があるわけじゃ無いし…無駄足?いやまぁ封印が解けたからそれがメリットってことか、権能配布はもう無いのか…ソシャゲの限定ガチャ引けなくなった気分。

 

「権能は無いけど特性ならあるぞ、渡すやつ」

「だから勝手に思考を読むな! そしてマジか?!」

「情緒どうなってんだお前…まぁ良い、やるよ」

 

迫ってくる蓮兎の額に触れていつものように力を渡す。最後の付与だからなのかいつもより黒が増していて瞬き一つのうちに部屋全体が黒に染め上げられた。

しばらくすると付与が終わり、黒も終わりを告げる。部屋は元の姿に戻り蓮兎は新たな力を確認した。

 

特性 元祖帰り

効果 自身が瀕死の場合に確率で発動するパッシブスキル。自身を一時的に悪魔に変え、その能力値を大幅に上げることができ、その効力は与えられた主人の力に依存する。

 

「確率発動…いやその前に主人の力に依存するって大罪のお前が相手だと強化倍率凄いんじゃないか?」

「だろうな、まぁ権能を与えたのは今世代の大罪で俺が初めてだから詳しくは分からん、俺の前任ならやってたかとしれんが喰ったし」

「うわ怖ッ、前任を喰うなよ」

憤怒ラースが…いや別に良いか」

 

てか元気に振る舞ってるけどそろそろ腹の減りが激しい、さっきから腹がずっと鳴ってるもん、小音結界エアサプレッサーの効果で抑えてるけどさ?流石に厳しいよ、そろそろ肉に飢えた獣になっちまうよ。

 

「あ、そういや飯用意したけど食べ──」

「いただきますッ!」

 

即蓮兎は暴食グラフェルが作った料理に喰らい付いた。その味は絶品だったが今の蓮兎は腹に入れば良いと思ってるのでそれほど味は気にしていないだろう、本来ならその食べ方は作った本人に怒られるだろうが相手が大罪、いや暴食グラフェルだから咎めることはしなかった。本人も同じ食べ方だからだ。

 

◇◇

 

「お前料理上手かったんだな」

「暴食舐めんな、食のプロだぞ」

「大罪のする事が料理かよ」

「もう振舞わないぞ?」

 

それはそうとして暴食グラフェルの料理はマジで美味かったな、正直舐めてた。流石大罪…?

いや暴食と言うべきか、他の大罪も何か秀でたところがあるのだろうか、少しは気になる。


「少し休んだしそろそろ地上行くかぁ!」

「そしたらこの先に転移紋がある、そこに行けば一層の外、つまり地上にでれる」


スタスタ


蓮兎は言われるがままに転移紋に歩き出す。

そして100層の奥にある扉を開けるとその紋章があり、その紋章がある部屋は黒一色で埋め尽くされていて1つの椅子が置かれている。

その椅子には1人の骸骨が座り込んでいた。


「なんだこいつ?」

「…知らん、それより攻略報酬があるぞ?」

「それよりって…お前あの間は絶対知ってるやつだろ!」

「はぁ…昔俺は仕えてた人間だ。もうとっくの昔に死んだらしいがな」


やばい俺くっそ空気読めてなかった。

どうしようかなこの空気、俺が悪いことには変わりないけど…流石に今回は反省しないとダメかもしれない、いや反省しないとダメだ。

人間として、いやもう人間じゃ無いけど…自認人間として?謝ろう。


暴食グラフェル、さっきはごめ──」

「ほら、早く地上行くぞ? 財宝は全部空間魔法に入れたし」


暴食グラフェルは蓮兎の手を握り転移紋に歩き出す。そして上に立ち、魔力を少量使うと紋章が発動。

すぐに光だし、上に立つ者の姿を消した。


◇◇


場所は移り変わり心地よい風に雲一つ無い快晴、小鳥は囀り、日本とは違う新世界が蓮兎達を迎え入れた。

蓮兎はその光景に見惚れて足を止める。そして深呼吸をして世界の平和さを堪能──


「ギャガァ!」

「何だお前?!」


グチャッ


急に飛び出してきた地を走る巨鳥を錬成で肉塊にする。今襲ってきたのはBランクモンスター地駆ける怪鳥(ロックバード)だ。


「ダンジョン出てもモンスターいるのかよ…」

「俺の力が宿ったダンジョンだからな、有害な魔力でも漏れ出してるんだろ」

「それに群がってモンスターが強くなる…的な?」

「物分かりいいな、よしよししてやるよ」

「遠慮しとく」


多少の妨害はあったが良い空に良い空気!

でも異世界を堪能する前にまずは目の前の障壁を打ち払わないとダメかな、なんかさっきから遠くで騎士団?みたいな鎧着たやつらが俺を睨んでるし。


『あいつらのこと知ってる?』

『知らん、でもあの装備と旗に書いてある紋章を見るにどっかの国だろうな』

『面倒な事はしたく無いんだけど…』


ビュウンッ


「君達僕のレベリングを邪魔するなら殺すよッ!」

「何だお前」


───────────────────────


名前 千崎海斗

職業 勇者

性別 男

レベル 95

スキル 槍術S 魔術D 風魔法S 白魔法B 神聖魔法C 鑑定眼B 強魔A 怪力A 疾風S 鉄壁B 自然治癒B 自然魔力回復C 心眼B 隠蔽A 空間感知C 危険感知C 精力S 欲強化S

固有スキル 神怒カムイ 魅力眼

加護 色欲の加護

権能 魅了眼 狂愛 欲喰らい

称号 大罪の眷属

第1章完です!第2章は地上を主体に動く物語、やっと王道系が書ける…2章を投稿するまでワンチャン時間をいただくかもしれません

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