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桜小路古都の日常  作者: 雅流
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人狼ゲーム 三枝秋良side

東野さんが学校を休んでもう4日目になる。


誰に聞いても東野さんが休んでいる理由はわからない。

思いきって担任の姫野先生にも聞いてみたが、体調不良と連絡がはいっているということだった。


私の名前は三枝秋良。

今、私は非常に困っている。


クラスの連中はいい加減なやつらばかりだ。


私が桜小路さんと話しているだけで、ああでもないこうでもないと文句をつけてきたくせに、東野さんがお休みしたとたんに何でも私のところに相談にくるのだ。


「ごめん、三枝。照明のことで桜小路さんの意見を聞きたいんだけど・・・」


小学生かよ。

それくらい自分で直接聞けよ。


「無理、無理。三枝は桜小路さんと仲いいじゃん、頼むから聞いてみてくれよ」


一人二人ならともかく、誰も彼もが私のところに相談に来る。

これって狡いっていうか、集団暴力だよ~、なんだか断ってる私のほうが悪者みたいじゃん。


今まであんまり考えたことがなかったけれど、東野さんってもしかしてずっとこういうことやってきてたってこと?


いつもあんなにニコニコして嫌な顔ひとつしないで。。。


天使とは思ってたけど超人じゃん。


「あの~古都さん、ちょっとご相談があるのですけど」


「おはよう、秋良ちゃん。 何? 相談って」


「ええとですね実は照明のことでご相談がありまして」


「ごめん、それは照明の係の人に任せているから」


「そうですよねえ~。」


「まだ何かあるの?」


「あっ、いえ。今日はいい天気だな~とか」


「そうね、いい天気だね」


すごすごと席にもどってきた。


お姉さまは優しいけれど、なんでもかんでも聞いてくれるというわけではない。


私にだって話しかけるなオーラは凄いのだ。


私はがんばって話しかけているだけで、東野さんみたいに普通に桜小路さんといろいろ相談するとか無理だよ~。


気のせいだとは思うのだけど東野さんがお休みしている理由って私に関係あるのかも。


東野さんは何も悪くない。


あいつらが馬鹿なだけなのに、あの時は気分が悪くて腹がたってたから、たまたま鉢合わせた東野さんを思いきり睨んでしまった。


まさかあれくらいで東野さんが何か気にするとは思えないけど、あれからずっと東野さん学校に来ていないので、なんだか気になってしまう。


その日の人狼劇の練習は散々だった。


踊り子役の和田さんが家の都合で練習休みだったのだけど、補欠の三人とも踊り子のパートは台本読んできていないので急に替わりは無理だという。


いつもは東野さんが、こことここを読んでおいて・・みたいな指示をくれていたらしいんだけど、東野さんずっと休みだから。


しかたないので台本片手に篠倉さんに入ってもらったけど練習はグタグタで舞台監督の近藤くんが、今日はここまでにしようと言って早めの解散になってしまった。


次回の練習も和田さんの都合がつかないようなので日程を変更しようということになったけれど、その日はは誰がダメ、彼がダメという感じで全然まとまらない。


こんなんで大丈夫かなあ。


東野さん、早く戻ってきてくれ~

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